2018.06.21

【留学どうだった?】「スペイン留学で、将来の自分像へと近付ける知識、経験、仲間を得ることができた」│明治大学


留学体験を紹介してくれた方中山宗一郎さん(国際日本学部4年)
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留学を決めたきっかけは、大きく言うとスペイン語を通じて何かを学びたいと強く思うようになったからです。大学に入学してスペイン語の授業を取ってから、早い段階でスペイン語やその言語圏に対する興味を抱くようになりました。明治大学には、スペイン語圏の協定校もあり、この機会をぜひ生かしたいと思って留学を決意しました。
留学先 スペイン
大学名 サラマンカ大学
留学プログラム名 協定留学
留学期間 2017年9月~2018年2月
出願時期 2016年11月

留学準備について

留学を決めた時期はいつごろですか?

留学をしようと決めたのは、大学2年次の夏でした。夏休みを利用して行った南米旅行で、スペイン語を大学生活を懸けて勉強しようと思い、決意を固めました。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

スペイン語圏での留学の場合、授業は基本的にすべてスペイン語で行われます。そのため、スペイン語力の向上には特に力を入れ、大学では中級語学の授業を取ったり、レベルの高い参考書を購入して独学で取り組んだりしていました。また、通学の電車の中で毎日スペイン語のネットニュース記事を数本読み、分からなかった単語や文法を後から復習するという勉強法も実践していました。これによって、スペイン語力だけでなく、スペイン語圏の国々がどのように日本を見ているかということや、日本では報道されない事柄も知ることができて一石二鳥でした。

受験した語学試験があれば教えてください。

スペイン語には、スペイン政府が提供する「DELE」という語学試験があり、そのB2という級を受験し、合格することができました。

studyabroad38_1 スペイン語の勉強で作成した単語集

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由を教えてください。

秋が深まってきたころ、留学先をスペインのサラマンカ大学に決めました。理由は、サラマンカ大学は世界中から多くの学生が、スペイン語でさまざまな知識を学びに来ている有名な所だったからです。また、サラマンカという県都自体が世界遺産に登録されていることや、大学が800年もの歴史を持つこと、そして首都であるマドリードやポルトガルに近いことも決め手でした。

留学することが決定した時期と、選考方法について教えてください。

11月ごろから事務室への書類提出や面接などが順次始まり、そのころはかなり入念に準備に取り組んでいました。留学の申請には理由書2枚と、留学先の大学の情報を記入する用紙を提出しました。理由書は、日本語とスペイン語の両方の言語で書く必要がありました。スペイン語に関して、学部に在籍していたスペインからの留学生に、文法事項などを指摘してもらって文章を整えました。書類選考の後に待っていたのが面接です。「留学の理由」、「現地で何を学びたいか」、「どのようにスペイン語を勉強し、スペインの情報を得ているか」などの質問を日本語とスペイン語で聞かれました。このようなプロセスを経て、晴れて明治大学からの交換留学生として認められました。

準備に関してのアドバイスをお願いします。

留学関連書類は、提出期限などが明確に決められています。申請のために希望大学の情報を熟知していることは非常に大切です。そのために、時間的に余裕を持った上で計画的に準備を進めていくべきだと思います。

留学生活について

studyabroad38_5 モロッコ・シェフシャウエンにて

留学先で学んだ学問について教えてください。

  • 日本で在籍している学部:国際日本学部
  • 留学先で在籍した学部:経済・経営学部(Facultad de Economia y Empresa)

明治大学の国際日本学部は、さまざまな分野の学問を幅広く学べる学部です。そのため、サラマンカ大学では何を勉強しようかと考え、スペイン語で経済や経営を学ぼうと決めました。理由としては、スペイン語を通して世界の経済や経営手法を学べるのは非常に有意義ではないかと考えたからです。私は将来的にスペイン語の能力を生かして、日本とスペイン語圏をつなぐ仕事がしたいと考えていることから、この学部で学ぶことで夢の実現に向けて着実にステップアップできると思いました。実際に現地で授業が始まってみると、それは確信に変わりました。

選択した授業について

「Economia Mundial(世界経済)」、「Gestion Financiera de Negocios Internacionales(国際金融取引論)」、「Economia de America Latina(南米経済)」、「Direccion Estrategica(戦略的経営論)」の4つの授業をとりましたが、スペイン語で専門的な知識が得られるという学びの喜びを感じる充実した内容でした。初めは専門的な用語や教授陣の話すネイティブのスペイン語に戸惑っていましたが、徐々に慣れていきました。

授業の内容について

多くの授業は2つのセクションに分かれています。その授業を履修するすべての学生が同時に受ける全体講義、そして大きく3グループに分けられて学生が積極的に意見を述べる学生参加型の授業の2種類です。授業の評価は、発表の回数、発表内容、テストの出来で評価されます。スペイン語でプレゼンテーションを行ったり、学生たちの前で発表したりという経験は非常に有意義で貴重だったと思います。回数を重ねていくうちに、前に出るのが楽しみになっていきました。

studyabroad38_7 イタリア・ローマのヴェネツィア広場にて

留学中の日常生活について教えてください。

私は、イタリア人で法学部のアルフォンソ、ドイツ人で経済・経営学部のアナ、イギリス人で文学部のナタリー、アメリカ人のテイラーの5人でルームシェアをしていました。そのなかでも特にイタリア人のアルフォンソとは、文句なしの大親友でした。一緒に通学し、料理をし、食事に行く仲です。彼のおかげで、本当に充実した留学生活を送ることができました。サラマンカに留学に来ているイタリア人を大勢紹介してくれて、私もその輪に加わろうと、積極的に自分を出していきました。知っていたイタリア語の歌を歌い、教えてもらったナポリ語をフル活用し、多くの時間をイタリア人の陽気な友人たちと過ごしました。気づけば、現地でできた友人の8割はイタリア人になっていたほどです(笑)。

ルームシェアしていた5人とは、順風満帆とはいきませんでした。イギリス人のナタリー、アメリカ人のテイラーがキッチンや共用場所を清潔にしない、深夜に物音をたてるなど迷惑行為を繰り返していました。それに対して私、イタリア人のアルフォンソ、ドイツ人のアナで協力して対処するなど、トラブルの処理にも当たることがありました。そこでも親友の支えがあり、すべてが嫌になってしまうことなどはありませんでした。むしろ、その状況を楽しむ余裕があったほどです。

studyabroad38_3 友人の誕生パーティにて(スペイン・サラマンカ)

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことを教えてください。

さまざまな場所を旅行し、さまざまな経験を積む

留学中は、空き時間を見つけてたくさん旅に出ました。サラマンカには、留学生を対象にしたツアーを主催する団体が多くあります。私もそうした団体の主催する旅に参加したり、友人同士で旅に出たりしました。そうしてポルトガル、南スペイン、モロッコに足を運びました。また、先ほど紹介した親友でイタリア人のアルフォンソから招待を受け、クリスマス休暇には彼の故郷であるナポリに招待されました。サッカー観戦やナポリ観光、南イタリアの家族のクリスマスなどが体験でき、一生の思い出となりました。また、学部のほかのイタリア人の友人と一緒に、ハンガリーのブダペストも訪ねました。ヨーロッパにはライアンエアーという激安航空会社があるので、リーズナブルに旅行を楽しめます。マドリードからブダペストの往復では、15000円以内で済みました。

留学中で特に思い出に残っているのは、スペインのマドリードで参加した年越しです。大学の友人らと大みそかにマドリードの通りへと繰り出し、年越しパーティを行いました。そこでは、イタリアに帰省していたはずのアルフォンソが駆けつけてくれるというサプライズもあり、留学して良かったと心から思えるひとときでした。

studyabroad38_4 スペイン・マドリードでの年越しにて

さらに、「Salamanca Erasmus Trips」という旅行団体のリーダーからオファーを受けて、旅行の主催もしました。隣町の闘牛祭りに添乗員として参加するという貴重な体験もできました。

留学前は、現地でどのように人間関係を構築すれば良いか悩んでいました。しかし、サラマンカでは学生のパーティが毎晩のように催されており、それらに積極的に参加することで、多くの友人を作ることが出来ました。イタリア人をはじめ、ドイツ人、メキシコ人、ブラジル人、フランス人、スペイン人、ポルトガル人、ベルギー人、オランダ人、コロンビア人、ペルー人、韓国人、中国人、カザフスタン人、アルゼンチン人などです。スペイン語を通して私たちに国境はありませんでした!

studyabroad38_6 スペイン・セビリアにて
studyabroad38_2 学生パーティにて(スペイン・サラマンカ)

メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

留学を終えて強く感じることは、留学していなかったら自分はどうなっていたか、留学したからこそ今の自分があるという達成感です。留学を通して、異国の地でどのように振る舞えばいいか、どうやってゼロから生活の土台を作っていけば良いか、身をもって経験することができました。そしてなにより、将来の自分像へと近付ける知識、経験、そして仲間を得ることができました。だからこそ、留学は「夢をかなえる大きな一歩」という捉え方ができると考えます。

後輩へのメッセージをお願いします。

明治大学からスペイン語圏への留学を希望する人は、まだまだ少ないと思います。しかし、スペイン語を学ぶ陽気な人々に出会ったり、彼らの価値観に触れてみたりすることは本当に面白いです。私でよければ、いつでもアドバイスなどしたいと思います!

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです


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