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世界で学ぶ!
2018.07.26

【留学どうだった?】「英語力を高めて臨んだベトナム留学で、自身の変化を実感した」望月一甫さん

情コミ学生留学国際交流
明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は、情報コミュニケーション学部の望月さんが、ベトナムでの留学体験を紹介してくれます!望月さんは1年次にベトナムへの短期研修、3年次には半年間のベトナム留学を行っていて、今回は3年次に挑戦した留学についてお聞きしています。
留学体験を紹介してくれた方望月一甫さん(情報コミュニケーション学部4年)

profile

私はもともと数学しかできない理系の高校生で、情報コミュニケーション学部を選んだ理由は、文系学部の中で一番理系に近いと思ったからでした。留学への興味はもともとありませんでしたが、1年次の9月に、教授の強い勧めにより参加したベトナムへの短期研修で考え方が180度変化しました。

留学先 ベトナム
大学名 ハノイ貿易大学(国際経済学部)
留学プログラム名 学部間協定留学および文部科学省の「大学の世界展開力強化事業」に採択
留学期間 2017年8月2日~2018年1月29日
出願時期 2017年1月ごろ

留学準備について

留学を決めた時期はいつごろですか?

1年次に取り組んだ、ベトナムへの短期研修がすべてでした!特に、大学入学当初から興味があった経済学について、現地でより深く学びたいと考えました。しかし、英語力があまりに低かったので、翌年に基準点に達するまでは、留学は夢のようでした(笑)。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

留学に必要なIELTS対策をひたすらしました。私の場合は、TOEFLよりも取り組みやすかったです。並行して、山中セミナーハウスでの7泊8日の英語合宿や、情報コミュニケーション学部独自の「インドシナ半島経済回廊研修プログラム」、明治大学の「国際協力人材育成プログラム」を利用して、英語力を高めていきました。

現地語に関しては、日本の書店で扱っている本が少ないこともあり、ベトナム・ハノイにいる友人が、ホーチミンの書店から取り寄せてくれた本を使って勉強していました。

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勉強の際に使用した参考書

受験した語学試験があれば教えてください。

  • 大学入学時:TOEIC400点台
  • 2016年:IELTSで、当時の学内基準点を超える
  • 2017年:TOEIC800点台

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由を教えてください。

ベトナムは、もともと縁のある国だと感じていました。ハノイ貿易大学を選んだ理由は、文系でベトナムトップの大学であり、かつシラバスや先輩の情報から、学びたい内容が一番合致していると考えたからです。また、学部間協定で留学でき、文部科学省や独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)からも「日本学生支援機構(JASSO)海外留学支援制度」という奨学金によって支援を受けることができた(※)ため、精神的・経済的負担を最小限に抑えることができました。この点は、本当に恵まれていたと思います。

※このプログラムに参加すれば、「日本学生支援機構(JASSO)海外留学支援制度」による支援を必ず受けられるというわけではありません。2018年度については、この制度に不採択となっています。

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ベトナム・サパの風景

留学することが決定した時期と、選考方法について教えてください。

受け入れ大学から正式な受け入れ許可が出されたのは、5月21日でした。書類選考のみで、出願したのは1月末ごろだったと思います。留学計画書(日本語、英語)や、教授からの推薦書などを提出しました。

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ベトナムで家々が密集している様子

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?

大気汚染が年々確実にひどくなっているので、マスクと頭痛薬を持って行けば良かったです。また、現地に売っていない日本のお菓子は、学生に喜ばれます。スコールが多いので、置き傘も重宝していました。あとは、なんといっても体力です!日本人の友人は、現地のジムに通っていました。

留学生活について

留学先で学んだ学問について教えてください。

  • 情報コミュニケーション学部で学んでいる分野:メディア関連、国際連合を中心とした国際関係論
  • 留学先で学んだ分野:ASEANを中心とした国際経済学

留学前に経済に関する講義を受けていたものの、やはり日本と違う分野の授業は難しく、課題も多く苦労しました。現地の学生にノートを借りるなど、たびたび助けてもらいました。期末テスト当日には、朝6:30から現地の学生と勉強会をしたことも、今となっては良い思い出です。

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国際連合の前で撮影した写真

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことを教えてください。

日本語を教えるアルバイト

せっかく異国の地に来たのなら、現地のために何か残せることをしたいという想いが強く、教師のアルバイトをしました。大学の授業が終わった後、平日はほぼ毎日働いていました。人脈にも恵まれ、出張をさせてもらったり、パーティーをしたりと、つらいこともありましたが今となっては楽しい思い出です。

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ベトナム・MINA日本語学校の最後の授業で撮影した集合写真
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家庭教師をしていた家で撮影した1枚

外の世界に積極的に触れること

さまざまな人や環境に触れるため、週末も外出するようにしていました。ホームステイをしたり、ローカルバスで郊外を訪れたりしていました。

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ホームステイ先の家族と撮影した集合写真

メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

「自分って、こんなに変わることができるんだ」と素直に感じました。これまで知らなかった人たちと会い、これまで知らなかった考え方や価値観に触れ、日本ではできない経験をすることは、想像以上に面白いことでした!あと、日々起こりうるさまざまなリスクに対して、寛容になったと思います。

後輩へのメッセージをお願いします。

留学で得られる最大の資産は、知識ではなく「人」です。刺激を受けるだけでなく、人とのつながりで得たことが、ゆくゆくは自分だけでなく世界を変えていく原動力になるかもしれません。私も、今後さらにさまざまな生き方に出会い、自分を高めていきたいと思います。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです
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