2018.09.04

【留学どうだった?】「カナダ・ヨーク大学での実りある8カ月間」篠原由香さん|明治大学


こちらの記事は、「明治の“いま”がこの1冊に!」 季刊 広報誌『明治』第77号からの転載になります。

留学体験を紹介してくれた方篠原由香さん(国際日本学部3年)

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留学期間 2017年9月~2018年4月
所属サークル・ゼミなど 佐藤ゼミ

私は2017年9月から2018年4月までカナダのトロントにあるヨーク大学に留学しました。カナダは多国籍国家であり、世界各国の人々が民族や人種の多様性を尊重し共存することから、モザイク社会と呼ばれています。中でもトロントはその傾向が強い都市です。留学をしたヨーク大学も世界160以上もの国から5万人を超える学生が集うマンモス校です。大学はリベラルアーツ学部をはじめ11もの学部から構成され、特に法やビジネスでは高く評価されています。キャンパスは自然に囲まれ広大で美しく、ショッピングモール、図書館やジムなどの施設が整っていました。学生寮だけでなく大学が運営するアパートもあり、学生や教授をはじめ多くの人々がキャンパスの敷地内に生活しています。バスも整備されている上、2017年末に地下鉄のYorkUniversity駅が開通したので交通の便は大変良かったです。

ryugaku47_2 キャンパスの様子

私がこの大学を選んだ理由のひとつは、多様性が尊重されている環境で暮らし、他国の文化や人間性を身に付けたかったからです。以前カナダに旅行した時、世界中からの人々が共存する姿を目の当たりにし、自国の人だけでなく皆にオープンで優しく、居心地の良さに感銘を受けました。実際留学してからも、どの国にいるのか分からなくなる程にさまざまな人が生活していました。色々なバックグラウンドを持った人と交流すると新たな気付きがあり発見の毎日で刺激的でした。

ryugaku47_3 ハロウィンパーティー

学校では、カナダの文化や社会について学ぶ授業で移民政策や社会問題を学びました。また、日本に誇りを持ち伝統や文化を将来伝えていけるように、外側から見た日本を把握することも目標のひとつだったので、日本の文化を学ぶ授業も履修しました。当たり前に思っていたことがそうではなかったり、私自身知らなかったことにも気付いたりと、新しい発見があり面白かったです。ESLセンターにも通い英語力向上にも努めました。また、日本に興味がある学生のサークルにも参加しました。日本語を学んでいる学生も多く彼らを手伝ったり、ホームパーティーやスキー旅行に行ったりし、かけがえのない思い出をたくさん作ることができました。明治に交換留学に来たいと言ってくれた友達もでき、日本でまた再会できるのを心待ちにしています。

ryugaku47_4 友人といったスキー旅行

もちろん、うまくいくことばかりではありませんでした。寮に申し込んだのですがキャンパス内のアパートに入れられてしまい、台所や共同ルームもなく、周りに住んでいたのは一般の家族という環境でした。思い描いていたような学生同士の交流がある寮生活が体験できず、自分から動かなければ誰とも交流がない環境に置かれ、担当の方に何度もお願いしにいったり、授業後も外に出て積極的に友達を作る努力をしたり、できる限りのことをしました。結局最後まで寮に移ることはできなかったのですが、友達の寮に遊びに行かせてもらうことはよくありました。

ryugaku47_5 ヨーク大学のホッケーチームの観戦

また、3月から学校でストライキが起こり履修していた授業のうち半分の授業がなくなってしまったことは、想定外で本当に残念でした。学校に来る生徒の数も激減しキャンパスも閑散としてしまい驚きました。なくなった授業の空き時間を無駄にしないよう、ボランティアに参加したり、今まで以上に友達と出かけて思い出を作ったり、折角の貴重な日々を無駄にしないように心がけました。今振り返ってみると、留学に行く前から「何かしら困難が起きても自分で絶対に乗り越え成長してやる!」という意気込みでいたので、このような困難があってもそれ程のストレスなく乗り越えられたのだと思います。良いことも悪いことも含めて日本ではできない経験ができたと思っていますし、全てが私自身を成長させてくれた貴重なものだったと感じています。

留学を通してたくさんの出会いがありたくさんの経験をしました。今まで日本で親と暮らしてきた私にとって、新しい環境に飛び出し挑戦し、間違いなく成長できたと言いきれる人生で一番濃い8カ月間だったと思います。この留学をサポートしてくださった事務所の方々、先生方、友人、そして両親、全ての方々に感謝し、これからも一層精進していきたいと思います。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、『明治』79号発行当時のものです