2018.11.15

【留学どうだった?】「オランダ留学のすゝめ」今川航介さん、山根冴月さん│明治大学


明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は情報コミュニケーション学部の今川さんと、政治経済学部の山根さんが、オランダでの留学体験を紹介してくれます!
留学体験を紹介してくれた方今川航介さん(情報コミュニケーション学部4年)

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高校時代にオランダへ行く機会があり、そこでオランダの社会的な豊かさに興味を持ち、留学を決意しました。
留学先 オランダ
大学名 ライデン大学
留学プログラム名 大学間協定留学
留学期間 2017年8月~2018年6月(1学年間)
留学体験を紹介してくれた方山根冴月さん(政治経済学部4年)

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新しいことに挑戦するのが好きで、高校生の時から漠然と、留学に行きたいと思っていました。2年生になる前の春休みに、政治経済学部の短期留学プログラムでベトナムへ行き、そこで海外志向の仲間ができ、長期留学にも挑戦しようと決めました。
留学先 オランダ
大学名 ロッテルダム応用科学大学
留学プログラム名 学部間協定留学
留学期間 2017年8月~2018年6月(1学年間)

留学準備について

オランダ留学を決めた理由と時期を教えてください。

今川さん(以下:今川) 「オランダ」という留学先は、大学に入学したときから気になっていました。高校時代にオランダの高校へ2週間ほど行く機会があり、オランダという国が好きになりました。人々が幸せそうに暮らしていることに加え、環境問題への取り組みや、性の多様性に寛容な点、先進的な教育システムなど、社会的にとても進んでいると思ったので、大学在学中にオランダで勉強してみたいという気持ちがありました。本格的にオランダ留学を決心したのは、2年次の夏ごろだと思います。

山根さん(以下:山根) 私は、「留学に行きたい」という気持ちが先行していて、一番悩んだのは「どこで何をするのか」ということでした。申し込みの締め切りが1月と遅かったので、ほかのアジアの国とも悩みました。その中でもオランダに決めたのは、多民族国家で英語がヨーロッパで一番普及していることと、単純にヨーロッパに行ったことが無かったので、行ってみたいという好奇心が大きかったからです。オランダ留学を最終的に決断したのは、応募締め切りの2カ月ほど前の、3年次11月ごろです。

abroad54_5 オランダ・ライデンの街並み

留学先の大学・留学プログラムを選んだ理由は?

山根 私が留学したロッテルダム応用科学大学は、アカデミックに学ぶ普通の大学とは違ってビジネススクールだったので、実践的にビジネスを学ぶことができるところに引かれました。1年間の4分の3は、プロジェクトで会社を設立して、アジアの製品をオランダで販売して、最後の3カ月間は、実際に企業でインターンシップすることが必修だと知って、ワクワクしたんです。異なるバックグラウンドを持つメンバーとプロジェクトをするというのは、これから必要とされる能力だと思い、グループワークの機会が多いこの学校に決めました!

今川 まず、協定留学を選んだのは、特別な学費をかけずに留学できるからです。協定校の中からライデン大学を選んだのは、世界大学ランキングの上位100校に入るほど優秀な大学だと知り、そこで挑戦してみたいという気持ちがあったからです。特に、法学部と人文学部のレベルは相当高いようで、優秀な学生が多いという印象を、留学してから持ちました。また、ライデン大学には、日本学部があるので、そういった環境で勉強するのは面白そうだと思ったことも理由の一つです。

abroad54_9 春にはチューリップが一面に咲きます

留学するために行った準備や勉強、受験した語学試験は?

今川 ライデン大学に行くには、かなり高い語学基準とGPAスコアが必要だったので、大学に入学した時に「よし、やるぞ」と思って、成績を取るために勉強をしました。しかし、英語に関しては、1年次からIELTSでスコアを取るために勉強していましたが、なかなかスピーキングとライティングの点数が伸びませんでした。そのため、1年次の春休みに、フィリピンのセブ島で語学留学をしました。その結果、2年次の夏に、IELTSで目標にしていた6.5点をやっと取ることができました。

山根 私は政治学科に在籍していてビジネスの知識が全く無かったので、留学先が決定してからは、貿易やマーケティング、ミクロ経済・マクロ経済、欧州連合(EU)について本を読んで自分で勉強しました。それでも、現地に行ってから「全然知識が足りなかったな」と痛感しましたが。でも、クラスメイトが助けてくれたので、何とかなりました!
また、政治経済学部では、TOEICでも留学に応募可能なのですが、応募前に求められるスコアに達していなかったので、そのスコアを目指して英語を勉強しました。そのスコアに達しなかったら留学に行かない、と自分を追い込んでいました(笑)。

abroad54_7 毎週通ったマーケットの様子

留学生活について

オランダ留学の良いところは?

山根 良いところは主に5つあって、英語が使える、いろいろな国の人と会える、旅行がしやすい(すぐほかの国に行ける)、ヨーロッパ文化に身を置ける、マイノリティになれるという点だと思います。特に、旅行は本当に楽しくて刺激的で、学校が休みの時に10カ国を回りました。オランダのロッテルダムで出会って仲良くなった人の家に泊まらせてもらったり、パスポートを見せずにEU諸国に入国できるので、バスで気軽にほかの国に出かけたりしていました。イタリアまで約20ユーロの航空券で行けるなど、とても安かったです。

abroad54_3 自転車大国のオランダ。どこに行くのにも自転車でした

今川 ええ、安いですね!そして、オランダでは英語が使えるという点について、私もオランダで実際生活しながら、英語が伝わらなくて困ったことは、あまりありませんでした。5つの中で、特に共感するのは、私たちはヨーロッパ社会の中では、民族的にマイノリティになることです。これは、日本で生活していたら、なかなか味わえないことですね。悩むこともありましたが、悪いことだけではありませんでした。オランダ人は、基本的にとても気さくに話し掛けてくれるので、どうやって多国籍な環境で分け隔てなく振る舞うかなどを、かなり勉強できたのは良かったです。
また、生活のリズムが日本ほど慌ただしくないので、そういう社会もあるのだということを、若いころから知ることができるのは大きいと思います。

abroad54_8 ライデンマラソンにて、フルマラソンを完走(今川さん)

オランダ留学に行く前に、気を付けておいた方が良いことや、留学してみてつらかったことは?

今川 英語を身に付けるための留学をしたい人には、向いていないかもしれません。オランダ人は英語がとてもうまくて、集団の中に一人でもオランダ語が分からない人がいると、英語で全部話してくれたりもします。しかし、街の人が話す言語はもちろん、道路標識やスーパーの商品表示もオランダ語なので、英語に触れる機会は英語圏に留学している人たちよりも少なくなります。また、オランダは天気がずっと良いとは言えないですね。冬場は荒れた天候になることもあります。雨の日が多く、常に風が強いので、精神的に結構ダメージを受けました(笑)。

山根 分かります、天候の悪い冬はつらいですよね(笑)。でも、その分夏は最高でした。ほかには、これはメリットとも言えますが、自分がマイノリティになることや、オランダ語が分からない疎外感があることなどです。授業は英語ですが、学年に留学生が私一人だったので、休み時間などに周りの人がオランダ語を話し始めると、孤独感を感じました。しかし、そこで頑張って英語で話し掛ける根性が鍛えられたかもしれません。

abroad54_10 天気が良い夏は、友人と公園でよくピクニックをしました(山根さん:前列左から3番目)
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