2016.09.15

『肩胛骨は翼のなごり』&『とにかく散歩いたしましょう』


◇感動した本
『肩胛骨は翼のなごり』
デイヴィッド・アーモンド 著
山田 順子 訳

新しい家に引っ越してきた「ぼく」は庭の壊れかけたガレージで「彼」を見つけた。
蜘蛛の巣やアオバエの死骸にまみれ、リウマチに侵された「彼」はいったい何者なの…?初めてこの本を読んだ高校生のとき、私はあまり自分が好きではなかった。それでも、家族の温かさや生命の不可思議をあらためて教えてもらい、自分を抱きしめてあげられるような気がしました。



◇おすすめの本
『とにかく散歩いたしましょう』
小川 洋子 著

家と大学とバイト先を忙しく往復する毎日、ご無沙汰な「散歩」の文字が目を引いた。小説家、小川洋子が年老いた愛犬ラブと過ごす日々が、綴られたエッセー。彼女の作品の根底にあるその静かな、好奇心にあふれた観察眼にはいつもひれ伏す思いの私。チェス、標本室、数学者…心に余韻を残す数々の物語の源泉をほんの少し覗き見できたかな。彼女は誰もが気付かずに通りすぎてしまう小花を愛で、そこに秘められた可能性を見つけようとする。ありきたりの毎日から、別世界への扉を見いだす。小川洋子になってみたい。


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《紹介者》
文学部2年 下田 玲奈さん
最近の目標は、好き嫌いせずになんでも読むこと! 食べ物みたいですね。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです
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