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2017.08.21

【総合数理学部】中村聡史ゼミナール「十人十色な中村研」

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ゼミ概要紹介

「ヒューマン・インフォメーション・インタラクション」といって、人と情報のそれぞれの能力や特性などをしっかり考え、それぞれが助け合うことにより、人が情報をお手玉のように自在に操ることが可能となるようなインタラクティブシステムの研究をしています。

中村ゼミではこんなことを学んでいます!

自分の研究テーマに関してアイデアを出したり議論をしたりして、研究の進め方や論理的な考え方を学ぶ事ができます。また、毎週メンバーで読んだ論を5分にまとめてプレゼンをしているので、そこではいかに短く簡単にまとめ伝えるのかといったプレゼン能力も身に付ける事ができます。

アピールポイント

とにかく先生の面倒見がとてもいいです。私はプログラミングが得意でなく途方にくれることが何度もありますが、分からないところを先生に聞くと、いつでも快く答えてくれます。
また、研究の進め方やプレゼン方などでつまずいている時は、いい方向へ導くアドバイスをもらえます。
また、3年生のうちに学会で発表する機会や、他大学との交流の機会が多いのも中村研ならではです。このような機会が多いと、さまざまな意見を他大学の教授からもらうことができます。そして「おもしろいね」と言ってもらえると、研究に対するやる気が増し、研究に対して愛着がわいてきます。私は3年生のうちに3件学会で発表することができましたが、どれも貴重な体験で得るものが多くありました。

kenkyu55_9 公立函館みらい大学との合同研究会の様子
kenkyu55_3 第24回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップでの登壇発表の様子

ゼミの雰囲気

先輩後輩の仲がとてもいいです。3年次に先輩の研究を引き継いたので、その先輩のサポートが入り、親身に相談に乗ってもらったり、論文やプレゼンの方法を教えてもらったりと、多くのことを学ぶことができました。また、懇親会やが多く先輩との交流の機会が多いのも、雰囲気がいいことにつながっていると思います。普段のゼミでは議論が白熱することもありますが、懇親会の時はわいわい賑やかで、オンオフがはっきりしているところもいいところです。研究室では女性が私のみでしたが、居心地が悪いということはありませんでした。

kenkyu55_2 学会の間では観光もできます

先生の紹介

研究室の父のような存在です。研究のことだけでなく、将来のことから普段の生活のことまでアドバイスや指導をしてくれます。見た目は怖いかもしれませんが、懇親会の時などは気さくに話すことができ、生徒との距離が近いと感じることが多いです。

私はこんな理由でゼミを選びました!

中村研究室の研究テーマに興味があり、いろいろな経験ができそうだと思ったからです。また、3年生のうちから学会発表を行うことで、ほかのにはできない経験が早いうちからできるからです。そして、他大学との合同研究会も多く、人脈が広がると考えました。

中村ゼミあれこれ

男女比・人数

男性22人:女性2人=24人

研究室の秘密道具・グッズ

液晶タブレット(約5台ほどありますが、何台あるか把握できないくらいどんどん送られてきます)
こたつ(冬は暖かくてここで作業すると和みます)

名物ゼミ生、OB・OG

土屋駿貴さん:個性豊かすぎる中村研のメンバーをまとめ、みんなから慕われているリーダー的存在です。
中村研は全員が名物ゼミ生なので、一人ひとり紹介したいのですが、書ききれないので、ぜひ中村研に来てください。

ゼミの情報を紹介してくれた方学部4年 久保田夏美さん

kenkyu55_4 紹介者(写真右)と中村先生

私の研究テーマ
「Mojivator:手書き文字の融合による手書き練習支援システム」

手書き文字をきれいにしたいと思った事はありませんか?
電子機器が普及した現在でも、手紙や年賀状など手書き文字によるコミュニケーションの機会はいまだに多く、手書き文字を好意的に捉えている人も多くいます。また、手書き文字に関する検定や講座が多く存在することから、手書き文字をきれいに書きたいと思っている人は少なくないといえるでしょう。

しかし、字をきれいにするための練習(なぞり書き・模写)は単純作業で飽きやすく、モチベーションを維持することが難しいといった問題があります。

そこで私たちは、練習する人がモチベーションを維持しつつ手書き文字の練習を行うことができる、手書き文字練習支援システム「Mojivator」を開発しました。これは、ユーザーが書いた文字を一画一画リアルタイムにお手本の文字と融合し提示します。そうすると、ユーザー自身がお手本に近い字を書いているような実感を促すことができ、練習に対するモチベーションを維持させることができるのではないかと私たちは考えました。

Mojivatorを利用してもらう実験を短期・長期的に行った結果、ユーザーの字が変化してお手本に近づいただけでなく、従来の練習よりモチベーションを保ちやすいことが分かりました。
今後は、Web上やアプリケーションとして公開することで、より多くの人が手軽にMojivatorで練習できるようにしていく予定です。

これだけだとよく分からないと思うので、ぜひ論文やサイトを見てみてください。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです
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