Meiji NOW 明治とつながる 今をつたえる。

就職活動体験記
2017.11.10

『自身の研究テーマに囚われず、幅広く学ぶことを意識 さまざまな視点で物事を捉える力は社会人としての強みに』法学研究科修了 佐藤遼平さん

1210004

PROFILE

佐藤遼平
学研究科 公法学専攻修了(指導:増田豊)
東京都建設局勤務

学部 明治大学 法学部 法律学科
公共法務コースに進み、法律の知識を身につける。特に、刑法や民法に関心を抱く。

博士前期課程/博士後期課程
法学研究科 公法学専攻
自身の研究分野だけでなく、専門外のにも参加し、幅広く知識を吸収する。
就職 東京都建設局 総務部総務課書担当
所管する条例や規則等の法規審査を担当。法の知識を活かし、アドバイスをしている。

学部生の頃は、不動産関係法ゼミに所属し、主にまちづくりに関する法律を学びました。その中で「環境犯罪学」に興味を持ち、公園の木を少なくして視界を広くすることで子どもが誘拐されにくいようにするなど、環境面での犯罪防止策について研究。就職活動を始めた時、自信を持って大学で学業を修めたと言い切れない自分に気づき、大学院で納得できるまで学びを深めようと決めました。進学後、指導教授から「周りは新卒の社会人として働いているが、院生の仕事は研究して論文を書くことだ」という言葉を受け、毎日のように大学院へ通い、研究に邁進。文系の院生が使えるオープンスペースを利用し、先輩や同期と研究に関する情報交換をしながら論文を作成しました。研究科の垣根を越えて交流を図ることで視野が広がり、物事を多角的に考える力も身についたと思います。今は東京都建設局で、局が管理する条例や規則などの法規審査に携わっています。民法や刑法はもちろん、道路法や河川法など、院生時代に学んだ知識を活かせる部署で働いていることにやりがいを感じます。将来的に、まちづくりに特化した部署に所属することがあれば、自分が学んできた環境犯罪学をまちづくりや防犯対策に活かせる機会もあると思います。今後も、さまざまな問題に対して柔軟に対応し、都民に寄り添った解決策の提案ができる職員として、業務に取り組んでいきたいです。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

この記事をシェア