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就職活動体験記
2017.06.30

「学部時代に出会い、大学院で発展させてきた研究 夢のあるテーマを後輩とともに未来へ繋げたい」理工学研究科修了 伊澤千尋さん

理工卒業生就活

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PROFILE

伊澤千尋
理工学研究科 応用化学専攻修了(指導教員:渡邉友亮)
明治大学勤務

学部 明治大学 理工学部 応用化学科
早期卒業制度に挑戦。周囲よりも早く、大学院で専門的な研究を始めることができた。
大学院
博士前期課程/博士後期課程
理工学研究科 応用化学専攻
学会で研究成果を報告し、自分の研究に責任をもって発表することの緊張感を経験。
就職 明治大学 理工学部応用化学科 助教
助教として、学生を指導している。今後の目標は、自分の研究室を持つこと。

学部時代、研究室へ配属後に取り組んでいたのは、太陽光で水を分解し、水素エネルギーを作る研究。この水素製造法では、化石燃料を消費せず、二酸化炭素が排出されません。環境に負荷をかけずにエネルギーを生み出せる点が理想的だと感じ、興味を持ちました。さらに、他分野で使われていた合成法を応用するという、誰も取り組んでこなかったことに挑戦。大学院でより研究を深めたいとの思いで、進学を決めました。

院生時代、研究を進める上で意識したのは、人の真似をするのではなく、自分で考えて行動に移すことです。指導教授からも「新しいことにチャレンジした時は必ず違う結果が出るから、その結果に対して細かく考察するように」とアドバイスされていました。
教授は、自らが対応すれば効率よく進みそうなことも、敢えて私たち学生に任せ、経験を積ませてくれたと思います。失敗から学ぶことも多く、このような機会を与えてくれた教授との出会いに感謝すると同時に、自分も同じように学びの場を提供したいと考えるようになりました。

今は、助教として後輩にあたる学生を指導しています。指導した学生が結果を出し、成長が見られた時は嬉しさを感じます。学部時代に始めた研究も、引き続き進めています。太陽光で水素エネルギーを生み出すシステムは、まだ確立されていない、これからの技術。実用化に少しでも関われるように、学生とともに研究を発展させていきたいです。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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