2018.10.05

【明治大学博物館】東京の真ん中で“古墳の中”を体感しよう!特別展「ウィリアム・ガウランドと日本の古墳研究」(10月13日~12月2日)


明治大学博物館は、10月13日(土)から12月2日(日)まで、特別展として「ウィリアム・ガウランドと日本の古墳研究」を実施します。コレクションを収蔵する大英博物館の全面協力により、資料が里帰りするほか、彼の研究にゆかりのある白鳥塚古墳(兵庫県宝塚市)の中の石室を再現した、ヴァーチャル体感ゾーンも特別設置されます。

特別展「ウィリアム・ガウランドと日本の古墳研究」

大英博物館の協力で、古墳出土資料が130年ぶりの里帰り

日本アルプスの命名者としても知られる英国人技師・ガウランド(William Gowland,1842~1922)は、明治5(1872)年に来日し、大阪・造幣局に勤めながら数百基に及ぶ日本各地の古墳を調査し、精密な測量図や写真などの記録に基づいた研究論文を帰国後に発表しました。彼の研究は、日本の古墳研究の先駆けとして高く評価されながらも、全体像はベールに包まれたままでしたが、ガウランド・コレクションを収蔵する大英博物館の協力を得ての、日本はもとより英国でも公開されていない貴重な資料を基に特別展が実現しました。

展示は、ガウランドが収集した古墳出土資料や、彼が作成した調査図面です。そして、幕末から明治維新期の日本に駐在し、多くの歴史的事件に直接関係した、外交官で日本学の研究者であるアーネスト・サトウら当時の研究者との交流を示す手紙、古墳を撮影した写真といった資料に国内の関連資料を交え、最新の研究に基づいたガウランドの古墳研究の実像に迫ります。

古墳の中を歩くヴァーチャル体感ゾーンを特別設置

会場内には、白鳥塚古墳の石室を体感できるコーナーも設置されます。東京の真ん中での、たった50日だけの古墳体験を、ぜひお楽しみください。

実施概要

開催日 10月13日(土)~12月2日(日)会期中無休
開館時間 10:00~17:00(入室は16:30まで)
入場料 300円(明治大学の学生・教職員、明大カード会員、明治大学リバティアカデミー会員、明治大学博物館友の会会員は会員証等の提示で無料。一般の高校生以下の生徒児童および引率者、障がい者手帳等をお持ちの方と介助者の方も無料です)
会場 明治大学博物館 特別展示室(駿河台キャンパス アカデミーコモン地階)
主催 明治大学博物館
協力 日英共同調査グループ Gowland Project
後援 朝日新聞社
助成 芸術文化振興基金助成事業

学芸員によるギャラリー・トーク

開催日 10月13日(土)、10月28日(日)、11月3日(土・祝日)、12月1日(土)
開催時間 13:00~13:45
集合場所 特別展示室
備考 参加無料・事前申し込み不要

学会発表時に制作した五条野(見瀬)丸山古墳の図面(19世紀末)

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五条野(見瀬)丸山古墳(畝傍陵墓参考地)は、日本最大の横穴式石室を持つ奈良県最大の前方後円墳で、全長は310mに達します。被葬者は、欽明天皇など当時の最高権力者級の人物が想定されています。天皇陵と横穴式石室に高い関心を持っていたガウランドは、この古墳についても実地に調査し、論文で言及しています。この図は、帰国後にロンドンの学会発表時に制作されたとみられるもので、全長は5mに及びます。実物が展示されるのは、国内外通じて初めてのことです。(大英博物館蔵、Photo courtesy of The British Museum)

伝埼玉県出土の女子埴輪(6世紀)※展示はレプリカ

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長らく大英博物館日本展示室の入口に展示され、「顔」ともなってきた埴輪。ガウランド・コレクションを代表する門外不出の資料ですが、3次元計測データをもとに、精巧な複製レプリカの制作と展示が初めて実現しました。(Gowland Project提供)(大英博物館蔵、Photo courtesy of The British Museum)

伝群馬県出土の装飾付脚付広口壺(6世紀)

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壷の上部に鳥や馬、鹿の小像があり、古墳時代人の世界観の一端が表現されているといわれる土器。関東地方での出土が極めて少なく、西から伝わった古墳文化を考える上で貴重な資料です。日本初出展。(Gowland Project提供)(大英博物館蔵、Photo courtesy of The British Museum)

関連講座 明治大学リバティアカデミー連続講座「考古学ゼミナール」

「ウィリアム・ガウランドと古墳研究-大英博物館に残された“学術の遺産”」

近年の学術調査によって明らかとなった成果を基に、大英博物館というタイムカプセルに残されたガウランドの「学術の遺産」を読み解きます。

日時 10月下旬~11月の金曜日 18:00~20:00(全4回シリーズ)
受講料 5000円
講師 忽那敬三(明治大学博物館学芸員)、一瀬和夫(京都橘大学教授)ほか
講座の申込み・問い合わせ 明治大学リバティアカデミーホームページ
※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです


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