2016.09.15

全日本空輸株式会社 仲澤 由里子 さん


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PROFILE
2009年3月、情報コミュニケーション学部卒業。同年4月、全日本空輸株式会社入社。客室センター・客室乗務員として、国際・国内線に乗務。



日本の良さを世界に発信したい。
初心を忘れず、人の気持ちがわかる客室乗務員に

◆現在の仕事について教えてください。
入社7年目になりますが、最近では各フライトでの責任者として乗務することが多く、国内線ではフライト全体の責任者であるチーフパーサーや、国際線ではエコノミークラスやビジネスクラスの責任者であるパーサーをよく担当しています。その他には、新入社員教育やOJTインストラクターとして、新入生の教育に携わる仕事を担当することもあります。

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◆現在の仕事を選んだきっかけは?

学生時代、アメリカに1年留学しました。留学先が田舎だったので留学生も少なく、英語も充分に話せない日本人の私は、アメリカの学生からとても珍しがられました。日本がどこにあるのかを説明したり、日本食をルームメイトに作ってあげたり、日本とアメリカの文化の違いについて話したり…。そんなことをしているうちに、日本の良さを世界に発信していける仕事がしたいと自然に思うようになりました。

日本の伝統文化やおもてなしの心を、先進技術に取り入れながら表現しているANAを知り、「これだ!」と思い、ANAで働くことを目標に就職活動に取り組みました。


◆仕事へのこだわり、心がけていることはありますか?
まずは体調管理をしっかりと行い、常に万全の状態で仕事に臨めるよう、食事、睡眠をしっかりとるようにしています。野菜中心の食事をしたり、寝る前は必ずお風呂に入ったり、宿泊先でジムに行ったり。時差や深夜のフライトもあるため、健康管理には人一倍気をつけています。

また、さまざまなお客様とお話する機会が多いため、オフの日やステイ先では情報収集に励んでいます。新聞や本を読んだり、美術館に行ったり、話題のレストランに行ってみたり。お客様と少しでも会話が膨らむよう積極的に行動しています。

◆仕事におけるマストアイテム
●パスポートと外貨
毎月さまざまな国に行くので常に持ち歩いています。

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●湯たんぽなど快眠グッズ
機内や海外のホテルは寒いことが多いので、小さい湯たんぽ(ドイツのドラッグストアで購入)は持っている客室乗務員が多いです。むくみ取りや快眠グッズも必需品。

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◆社会に出てから役に立った、明治大学での経験はありますか?

情報コミュニケーション学部で学んだコミュニケーション学は、現在の職場で必要不可欠なものであり、大学で学んでおいて本当に良かったと感じています。初めて会ったクルーと会社で数分の打ち合わせをして、その後すぐに機内に乗り込み、仕事を始めなければなりません。国籍や年齢、さまざまなバックグラウンドを持つクルーと短時間で信頼を確立し、チームワークを発揮しなければならないのですが、大学で学んだコミュニケーション学を実践してみると、クルーとスムーズにやり取りできることが多く、その度にゼミや授業で教授が言っていたことは本当だったんだな、と効果を実感することが多々あります。


◆仕事における今後の展望や目標について聞かせてください。
もうすぐ国際線のチーフパーサーの資格を取る予定なので、さまざまな国籍のお客様やクルーに対して、信頼と安心感を与えることができる人になりたいと思っています。そのためには業務において、安全に関する知識やマネジメント力などの専門性を高めたり、業務以外にも語学力やサービスに関する知識や教養を増やしていきたいと思っています。

また、どんなにスキルアップしたとしても、初めてフライトした日を思い出しながら初心を忘れないようにし、人の気持ちのわかる客室乗務員でありたいと思っています。

ANAでは女性が働きやすい環境が整っているので、子供ができてからも客室乗務員として世界中を飛び回りながら、仕事と育児を両立させていきたいと考えています。

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ロンドンから帰国後、クルー全員で撮影

 

◆明大生に向けて、メッセージをお願いします!
1日1日を大切に、たくさん旅行に行ったり、新しいことにチャレンジしたり、友達との時間を楽しんだり、有意義な毎日を過ごしていただきたいと思います。私自身、留学や海外ボランティア、ゼミの仲間との調査活動などを通して、多くの方々に出会い、いろいろな話を聞きました。その一つ一つが今となっては、かけがえのない経験となっています。アルバイトでも、サークルでも、ゼミでも何でも良いので、自分の好きなことを見つけて、目標に向かって一生懸命取り組んでほしいと思います。