【明治大学での大学生活】
――明治大学を志望したのは?
元気でスポーツが強いイメージがあり、そういう雰囲気の中で大学生活を送ったら楽しそうだなあと思って志望しました。
――政治経済学部を志望した理由をお聞かせください。
政治経済学部ってすごく広く物事を学べるんです。私は経済学科にいましたが、メディア系の授業を履修し、ゼミでもメディアコミュニケーションについて学びました。
――そういう授業があるのは情報コミュニケーション学部だけだと思っていました。
他の学部のことってあまりわからないですよね。政治経済学部にもさまざまな情報関係の授業があって面白かったですよ。
作ったイベントを舞台袖から見る
――サークル活動はどのようなものに参加していましたか?
学園祭に企画を出すサークルに入っていました。明大祭でも、芸能人の方を招いたトークショーを企画したりしました。企画が形になった嬉しさを今でも覚えています。
――サークルの中ではどのような立ち位置だったんですか?
企画ごとにグループがあり、3年生のときはそのグループのリーダーになりました。リーダーといっても、自分は引っ張っていくタイプではなかったので、後輩と同期に本当に助けてもらいました。学園祭の準備をしている、前日の雰囲気がすごく好きなんです。和泉キャンパスで、みんなですごく遅くまで残って作業したのが楽しかったな。
あとはフットサルサークルに入っていました。1年生の頃から幽霊部員でしたが(笑)、本当に部員のみんなが優しくて、いつ行っても温かく迎えてくれて。明治大学って本当に良い大学だなって思っていました。今の方が在学中よりもそのサークルの子たちと会うし、親交が深い気がします。
――そういった交友関係はいつまでも続くんですね。
そうですね。大事にしたいなって思います。
――在学中にしていたアルバイトはありますか?
テレビ局のADをやっていました。深夜1時から朝の8時まで働いて、その後に大学へ行ったりしていました。
――すごいタフですね!メディア関係の方ならではですね。そのアルバイトが、今のお仕事に役に立っていると感じることはありますか?
あの頃、何時間も寝ずに働いたり、そのまま授業に行ったりしていた経験があるので、今の仕事の環境が全然辛くないんですよ。体力はある方かなって思ってます。
本当に大学時代は全然寝ていなかったです。当時は2日か3日に一度アルバイトがあったんですけど、私、単位がギリギリだったので(笑)、3年生の時もしっかり授業を履修していたんですよ。バイトをしては学校に行き、仮眠をちょっとしてはまたバイトに行って…という生活をしていたので、ちょっとやそっとのことでは辛いと思わなくなりました。
――3年生の夏には「MEIJI NOW」の前身、学生向け広報誌「M-Style」で、山本紘之アナウンサー(2011年政治経済学部卒)にインタビューする学生記者もされましたね。
明治大学からアナウンサーになった方にインタビューできるというのがすごく嬉しかったんですが、緊張していましたし会話も苦手だったので、今振り返ってみれば、ぎこちない、拙いインタビューでした…。その時は、まだ就職活動も始めていなくて、「これからです!」というようなお話をさせていただいた記憶がありますね。そして今、自分がアナウンサーという立場でインタビューしてもらっているというのは不思議な感覚です。こういう機会をいただけて、本当に嬉しいです。ありがとうございます。
――明治大学に入って、良かったって思いますか?
思います!正直、最初はどんなところかな、やっていけるのかなと不安も大きかったんですけど、やっぱり大学に活気やパワーがありますよね。私はスポーツ観戦が好きだったのですが、そういう人にはとてもいいんじゃないかと思います。明治大学には、六大学野球やラグビーを中心に、いろいろなスポーツをやっている学生がいるじゃないですか。それを友達みんなで応援しに行くムードが、すごく好きだなと思っていました。
――野球観戦、楽しいですよね!みんなで歌ったりするのも。
私、「やっぱり明治がナンバーワン♪」っていうフレーズがすごく好きで。「ハイパーユニオン」かな。ああやってみんなで盛り上がれるのがいいところだと思います。本当に明治大学が大好きになりました。とても母校愛が強いですもん。
――校歌を歌っているうちに、好きになっちゃいますよね。
そうなんですよね。どんどん好きになっていきますよね。
――最初はそうじゃなくても。
そういうのがいいのかなって思います。みんな、明治大学を大好きになって卒業していくのが素敵ですよね。
――明大生の読者の皆さんにメッセージをお願いします。
きっと皆さん大学生なので、こういうことをしたい!という夢があると思います。それをあきらめずに貫いてほしいです。私は、それがアナウンサーになりたいということだったんですけど、正直、自分の中ではちょっと手が届かなそうだな、と思っていました(笑)。採用の人数も少ないし、無理なんじゃないかと思いながらも、やっぱりなりたいと思っていたんですよ。そんな風に、ちょっとできないんじゃないかなと思う時もあると思いますが、その夢を持った最初の頃の気持ちを思い出したりして、夢を大事にしていってもらいたいと思います。
――夢を叶えた田中さんのメッセージ、読者の皆さんの心に響くと思います。ありがとうございました。
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