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スペシャル・インタビュー
2017.04.05

オリエンタルラジオ 藤森慎吾さんにインタビュー【第2回】―大学時代の藤森さん―

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オリエンタルラジオ 藤森慎吾さんに【第1回】は、こちら(2017年4月4日公開)

とゼミで得たもの

木村 大学では、授業にもちゃんと出席されていましたか?

藤森 特に好きな授業は、ちゃんと聞いていました。面白い授業をされる先生の授業には、 履修していなくても聴きに行ったこともあります。特に面白かった、記憶に残っているのは、齋藤孝先生の授業。仕事で齋藤先生と共演する機会もあって、何か不思議な感じです。

木村 他に面白かった授業はありますか?

藤森 あとは所属していたゼミの市川宏雄先生です。「都市政策」について勉強するゼミで、まだ開発が進む前でしたが、六本木ヒルズやミッドタウン、今話題の豊洲のようなウォーターフロントについて取り上げていたのが印象的です。今はそこまで交流があるわけじゃないですけど、毎年市川先生が連絡をくれます。でもお笑い芸人の道を選んでから、ゼミも途中で辞めてしまっているんです。強烈にやりたいことが見つかって、「お笑い芸人を目指したいので、ゼミ辞めたいです」って市川先生に話に行きました。

木村 その時、先生に何と言われたのですか?

藤森 「OK、分かった」って感じでした。他のゼミメンバーも送り出してくれました。だから、辞めたあとも好意的にメッセージを送り届けてくれるんだと思いますし、感謝しています。

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木村 市川先生のゼミって人気ですよね。

藤森 最初は、「都市開発」にあまり興味はなかったですが、とても人気のゼミだったので受けてみました。誰でも入れるようなゼミに入るより、入るのが難しい人気のゼミに入った方がステータスになると思うタイプだったので。「そこに入ったらすごくない?」って感じで、変なハングリー精神はありました。でも、きっと受かるだろうという自信もあった。就職活動のときも同じだと思いますけど、自信を持つことは大事だと思います。

木村 自信を持つことは大事だと思いますけど、何かしら根拠がないとなかなか難しいですよね。

藤森 はっきりとした根拠は難しいですが、自分のことを尋ねられたら「自分はこういう人材なんで、絶対メリットありますよ」と絶対に説得させられる自信はあります。ゼミの中で行った志望動機など形式的な面接の練習は、あまり頭に入ってこなかったです。ゼミの入室面接試験でも、「都市開発はよく分かっていないですけど、僕がゼミにいたら、明るくなって楽しくなりますよ。誰よりも盛り上げますよ」と説明したと思います。きっと多くの人が試験を受けたけど、こんな事を言ったのはきっと僕だけで、ゼミの主旨をきちんと理解している人は、きっと別に採っていたと思いますよ。自分のスペシャリティを一つ、相手に提供できるかどうかっていうことは大事なことではないですか。

木村 ゼミに入って、「都市開発」に興味を持ったんですね。

藤森 ディベートとかも楽しかったです。盛り上げるタイプだったけど、リーダータイプではなかったですね。

木村 やっぱり盛り上げるタイプなんですね。

藤森 ゼミに入ったら、損はさせないよと。オリエンタルラジオでも、相方が強烈なリーダーですから。絶対的に信頼できるリーダーがいるんで、すごくやりやすいです。

木村 すごいいいコンビですね。

藤森 どこにも負けない、いいコンビだと思っています。バイトで出会えて、本当に奇跡だと思います。

木村 今現在に生きている大学での経験はありますか?

藤森 友人たちですね。その時の縁はいまだにあります。あと、東京の生活になじめたのも大の時だったので。その経験がなかったら、今も東京に住みたいという強烈な思いはなかったと思います。大学は、東京に出てきたきっかけでもあります。そのきっかけを作ってくれただけでも、僕にとっては大きかったです。明大前から2駅の桜上水に一人暮らしをしていました。大好きな街で、そこに4年間住んでいましたし、御茶ノ水までもそこから通ってました。東京を知ることができたっていうことは、大学時代の一番の収穫かもしれません。やりたいことがあって上京したのではなく、上京したくて大学選びもしていたので。

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明治大学を選んだ理由

木村 明治大学に進学したきっかけを教えていただけますか?

藤森 合格したから!でも、受かったからって言うと何だよとなりますが、受かりたくてしたわけです。「明治」っていうブランドが、僕の中のいろんな条件を満たしていて、明治に入れるというブランドに魅力を感じていました。

木村 藤森さんが考える条件は何だったのですか?

藤森 まず、誰でも知っているという知名度です。そして、キャンパス見学に来て、確信したのが立地です。特に、明大前と御茶ノ水の立地が特に良いじゃないですか。

木村 立地の良さは大切ですよね。

藤森 当時は、1・2年、3・4年のどちらも都心にキャンパスがある大学は、ほとんどなかった。それにも本当に優秀で、有名な方が多かったからです。北野武さん、星野仙一さんや安住紳一郎さん、大学在学中だと山下智久さんや北川景子さんがいました。僕もそこの卒業生としてこうやって呼ばれるのは本当に嬉しいし、光栄なことです。ちょっとでも、明治に興味を持ってもらえるような人材になりたいなって思っています。

木村 ちなみに、明大前と御茶ノ水どちらが好きでしたか?

藤森 あの”大学のキャンパス”っていう感じがある明大前のキャンパスの方が好きです。でも、御茶ノ水も好きでしたよ。リバティタワーの食堂が良いですよね。お笑い芸人になった後もロケも含めて何回か行ったことがあります。一般の人も利用できますよね。

木村 私はオープンキャンパスで高校生や受験生向けにキャンパスツアーをやっているんですが、明治大学の卒業生を紹介するコーナーで、「オリエンタルラジオの藤森さんも明治で、実は真面目だった。あと、学生時代に学食によく彼女と来ていた」と紹介していると結構ウケます(笑)。

藤森 そんなにウケるの?えぇ~(笑)。

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オリエンタルラジオ 藤森慎吾さんにインタビュー【第3回】は、こちら(2017年4月6日公開)

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