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ガクブ探訪
2018.10.05

【国際日本学部】「国際日本学実践科目C」で「協働」を学び、多様な才能に触れる

国日学生授業中野
各学部の特色ある授業や取り組みを紹介するコーナー「ガクブ探訪」。今回は、国際日本学部の谷山さんが、「国際日本学実践科目C」を紹介してくれます!
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シナリオに基づいて練習
「国際日本学実践科目C」を紹介してくれた方谷山光輝さん(国際日本学部3年)

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国際日本学実践科目C

この授業を受講した理由を教えてください。

私は、2年次に大学生活での最大の目標であった留学を、達成感いっぱいで終えました。帰国後は、新たな目標を見つけられず、モヤモヤしつつも「自分を変えたい」と思っていて、そんな時に出会ったのが、この実践科目でした。「学生主体による活動の創出」と「最新のテクノロジーを活用した実践」に魅力を感じました。留学を終え、次の挑戦として、この授業を履修しました。

この授業では、どんなことを学んでいますか?

授業では、SDGs(持続可能な開発目標)を題材として、四つのチームごとにVRコンテンツを制作しました。私は、VRコンテンツの使用経験も制作経験もありませんでしたが、VRは、「自身が誰かになりきって体験できる」ため、その可能性にワクワクしました。私たちは、LGBTに関するVRドラマを制作することになりました。制作過程では、新たな課題(技術面や内容面)が次々に出てきましたが、チームで協力し、一つずつ解決しました。何もかもが初めての経験のため、不安も大きかったのですが、次第に形になるに連れて、「より良い作品を作りたい」という思いと責任感が高まり、チームをまとめる役割を担うようになりました。

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ドラマのナレーションを録音する様子

受講する中で、工夫したことを教えてください。

これまで私は、LGBTについてほとんど考えたことがありませんでした。しかし、この授業で「LGBTの1日」というドラマを制作する中で、私は主人公を演じることになり、LGBTについて意識が向くようになりました。それにより、日々の生活や、授業の学び方が変わり、ジェンダー関係の情報に対して、常に関心が向くようになりました。例えば、問題意識を持ってジェンダー関連の講義を受講したり、実際に当事者の話を聞きに行ったり、LGBTのVRコンテンツを制作する会社に連絡を取り、指導を受けたりしました。制作を通して、自分たちに足りないものを浮き彫りにしつつ、そのたびに、学ぶべきことと学び方(解決すべき課題と解決方法)をチームで考え、実際に行動し、コンテンツ制作につなげていくというサイクルを繰り返しました。

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授業後のチームの活動報告

受講して良かったことを教えてください。

授業を通して私が変化したことの一つは、多様な経験や関心を持つ他学年の学生との「協働」の仕方です。私は、もともと保守的な性格で、独りよがりになってしまうことが多かったのですが、「自分が変わりたい」という意識によって、他者の意見に積極的に耳を傾けるようになりました。この授業では、学年は関係なく、誰もが声を出して参加します。ほかのチームの年下の2人も適切なフィードバックをしてくれ、「年齢関係なく、素晴らしい意見を持っている人がいるんだ」と、人の見方や話の聞き方、かかわり方の意識が変わりました。

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ほかのプロジェクトとのディスカッション

講座で学んだことを、今後どのように生かしていきたいですか?

第一に、自分自身で社会的に価値のある「何か」を生み出したいです。私たちが制作したVRコンテンツは、コンテンツ利用者のLGBTへの理解と関心を広げました。コンテンツ利用者からのポジティブな反応を受け、「これを作って本当に良かった」と大きな達成感を得たことで、「何か」を生み出したいという意欲が一層高まりました。第二に、多様な人とかかわることです。授業を通して、私は同じ学部に多様な才能を持った人がたくさんいることに気付きました。すでに学部にある多様性を見出し、人と積極的にかかわり、共に学び、自分の成長につなげていきたいです。

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