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受験体験記
2017.01.23

手遅れなんてない!諦めなければ大学は変えられる!【明治大学編入学体験記】情報コミュニケーション学部 江原璃那子さん

情コミ学生受験
受験体験を紹介してくれた方江原璃那子さん(情報コミュニケーション学部3年)

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薬学部から編入学しました。明大スポーツ新聞部で、主にラグビー部の担当記者として取材活動に熱中しています!

出身高校 埼玉県私立浦和明の星女子高等学校卒業(帝京大学薬学部薬学科中途退学)
高校の部活動は軽音楽部に所属、帝京大学では硬式ソフトボール部のマネージャーをしていました
入試制度 2年次編入学試験で合格 大学2年の9月に受験を決意!
(帝京大学では大学2年の9月に中途退学をしたので、合格してもう一度大学2年生をしました)
受験科目 一次試験:英語・小論文 二次試験:面接・プレゼンテーション
一般選抜入学試験も受験【英語、国語(現代文・古文・漢文)、数学(数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B】
得意科目 英語
苦手科目 社会

もともと理系科目の勉強ばかりしていたこともあり、小論文のテーマとなる社会問題についての知識が圧倒的に少ないと考えました。 そこで、毎晩食事の時は必ずニュースを見るようにし、分からないことは図書館で本を読むことや父や姉に質問をすることで知識をつけていきました。

私が明治大学を目指した理由

2年次編入学試験を実施している数少ない大学の中でも、特に編入学後のサポートが整っていると感じたからです。
また、大学生活ではさまざまなスポーツにかかわりたいと考えていたので、スポーツが強い大学ということも魅力の一つでした。

私が情報コミュニケーション学部を受験した理由

高校生のころから困っている人を助けたいと考えていたのですが、以前は医療面の視野しか持たず肉体的な「痛み」にしか目を向けられていませんでした。情報コミュニケーション学部では、社会科学だけでなく人文科学や自然科学まで幅広く学べるので、社会の現状を知り、精神的な「痛み」となっている原因と政策を考えるための勉強ができると考え、志望しました。

受験を迎えるまで

大学1年次

大学を変えることを視野に入れながら、編入学試験に必要な単位取得のための勉強に励みました。特に対策はしませんでしたが、1カ月間イギリスの大学に留学をし、現地の医療を学びながら英語の勉強をしました。

大学2年次10月~12月

大学を変えることを決意。9月に編入学試験に必要な単位取得ができたので、2月の一般入試までの計画を各科目で立てました。とにかく時間がなかったので、漢文と小論文以外の科目は教材を3分割し、10月で3分の1まで、11月で3分の2まで、12月で最後までと決めて、繰り返し解きました。歩いているとき以外、起きている時間はすべて受験勉強に費やしました。

大学2年次1月

12月まで一気にインプットをこなしたので、アウトプットをするため難関大学の一般入試の過去問に取り組み、間違えた問題は繰り返し解き直しました。英単語、漢字、古文単語、小論文、重要となるこの4つは必ず毎日確認をしていました。そしてこの時期から漢文と小論文の勉強を始めました。

大学2年次2月~入試直前

一般選抜入学試験を受験し、すぐに採点し間違えた問題を解き直しました。一般選抜入学試験が終わった後は編入学試験の科目である英語と小論文に専念できました。英語は新しい教材に手を出さず、今まで解いた教材で間違えた問題を繰り返し解きました。小論文はどのようなテーマが出題されても対応できるように、新しい問題をこなして最後まで知識を増やし続けました。

おすすめの勉強方法

英語では、「基礎を大切にすること」と「同じ教材を何度も繰り返してこなすこと」の2点を意識しました。試験までの期間が短かったり、所属大学の単位取得に時間を取られたりすると焦ってしまうこともありますが、基礎をおろそかにすると難解な入試問題は解けません。自分が決めた1冊が最高のものだと考え、最初から最後まで繰り返し解いて正答率を100%に近付けていく方法がおすすめです。

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英語の教材は間違えた問題に付箋をつけ、繰り返し解きました

おすすめ教材・グッズ

【教 材】 『池上彰の学べるニュース』、『頻出英文法・語法問題1000』
【グッズ】 家族・友人からもらったお守り、卓上時計

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池上彰さんのシリーズは非常に分かりやすいので小論文対策に読みました
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英文法はこの1冊を繰り返し解き、不得意分野をを作らないようにしました
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小論文の問題は書店で何冊か参考書を購入し、解きました
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小論文を書く時に役に立った教材。語彙力が身に付きました

集中力やモチベーションを維持するために

本格的に勉強を始めたのが10月で、勉強に費やせる期間が非常に短かったので、集中力が切れないように1時間ごとに区切り勉強する科目を変えていました。疲れた時は、兄が大学ラグビー明早戦の会場でもらってきてくれた明大スポーツラグビー号を見て「私も明治に入ってラグビー号を作るぞ!」と気合いを入れ、モチベーションを維持していました。

受験勉強を頑張って良かった、明治大学に入学して良かったと思ったことは?

大好きなラグビー部が試合に勝利し、選手たちの嬉しそうな顔を見たときは明治大学に入学してよかったと心から思います。
選手の勝敗を自分のことのように喜び、悲しめるほど強く思い入れを持てるチームに出会えたことに感謝しています。本気で何かに取り組む学生たちに出会い、刺激を受けながら過ごす大学生活は非常に楽しいです。編入生という理由で不利だと感じたことはなく、学生だけでなく先生や職員の方も「面白いね」という感じで受け入れてくれる環境があるおかげで、明治大学のことを大好きになれました。

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明大スポーツ新聞部ではラグビー部の記者として活動しています

受験の経験が大学生活に生きていると感じることはありますか?

逆境に負けない力がつきました。私の場合、大学受験から約2年のブランクがあり、9月に大学を辞めて1から文系科目を勉強し、一般入試受験と並行させたため、編入学試験は簡単とは言えませんでした。「不可能だ」と厳しい意見を言われることもありましたが、絶対に合格して大学生活をやり直すという強い気持ちを持ち続けたことで合格することができました。編入学試験合格後も、体育会の部活に所属しながら3年間で卒業単位を取得することになりましたが、家族や友人たちに助けられながら楽しんで困難を乗り越えていこうと考えられるようになりました。

明治大学を目指す高校生・受験生にメッセージ

編入学試験を考える人は、現大学での生活に希望が持てない人が大半だと思います。大学を変えることは非常に勇気がいりますが、私は明治大学に来て後悔したことは一度もありません。試験科目は小論文や面接、プレゼンテーションなど決まった答えがないものが多いので、自分なりの答えを分かりやすく表現すると良いと思います。情報量が少ない上に倍率も高いため、不安になることもあると思いますが、挑戦する気持ちを持ち続け、人生を変えてください!

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家族や友人がくれたお守りをつけたバッグ。「験担ぎ」で毎日持ち歩きました

明治大学は編入学試験合格後のサポートが整っています。単位認定では、文系学部から編入学をした人よりは少ないですが薬学部から来た私にもわずかながら認定をしていただけたので、安心してください。編入生のためのガイダンスの開催もあり、編入学をした先輩が学生生活のアドバイスをしてくれます。下の学年の授業に出ることも必要になりますが、フレンドリーな学生が多いので友達がたくさんできます!

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授業で仲良くなったメンバー。私以外の3人は2年生ですが、旅行やディズニーランドにも行くほど仲良し!
※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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