【文学部】寺田良一ゼミナール「何でもこなす多才な先生と教室を飛び出し、さまざまな環境問題を学ぶ」
ゼミ概要紹介
現代社会学の中でも、特に環境社会学について学んでいます。最初は環境社会学概論、環境問題の歴史、リスク社会論、社会構築主義について、文献をもとに学びます。ただ文献を読むのではなく、ビデオの視聴を交えながら学ぶことができるので、とても分かりやすいです。さらに、実習や現地で聞き取りを行う機会もあるので、座学だけではイメージできないところがあっても解消することができます。
寺田ゼミではこんなことを学んでいます!
環境社会学では、ただ環境問題について学ぶだけでなく、その環境問題と人にどのようなかかわりがあり、社会が抱えているどんな問題や行動が、環境へ影響を及ぼすのかといった、人や社会に焦点をあてて学ぶことも多いです。さらにそれらのほか、どの地域の水がおいしいか実際に飲み比べをしたり、食料廃棄問題と貧困問題の観点から、フードバンクへ聞き取り調査を行ったりと、実習以外の行動の機会も多く、学ぶ範囲がとても広いので、いろいろなことに興味が持てます。
アピールポイント
普段の授業での学びも身になることばかりですが、実習がとにかく魅力的です。昨年は、静岡県藤枝市の水車むら農園で行われた泊まりがけでのお茶摘み実習と、栃木県那須塩原市にある学校法人アジア学院での有機農業の実習に参加しました。この実習には、教室にいるだけでは経験できないことがたくさんあります。実際に体験しながら有機農業を学ぶ機会は、なかなかないと思います。そこでは勉強的な学びのほか、火おこしやタケノコ掘り、まき割り、ご飯作り、動物とのふれあいといったことも経験できるので、とても充実した時間を過ごせます!
かまどの使い方を学ぶ
ゼミの雰囲気
ゼミの授業は、発表する学生がいて、発表を聞いた学生が意見や疑問に感じたところを伝え、担当の学生や先生が解説してくれる、という流れで進みます。分からないことを分からないと言える雰囲気があり、分からないことはしっかり聞けるので、理解も深まると思います。先生の人柄もそうですが、ゼミ生も優しくて穏やかな人ばかりです。特に実習では、いろいろな場面でいろいろな人と協力していく上で、みんなの優しさをより感じることが多いです。
大学院生の方も、授業や実習に来てくれました(大学院生:写真中央、執筆者:写真左)
先生の紹介
寺田良一先生
とにかく優しいです。ゼミ生が困っている時にはしっかりと手を差し伸べてくれます。それは授業の時だけでなく、合宿に行った時もさまざまな場面で助けてくれました。英語も日本各地の方言もペラペラで、実習先ではあらゆる場面で手際が良く、さらにギターが弾けて歌もうまいという、「寺田先生にできないことって何かある!?」と友人とも話題になるくらい、頼れる先生です。
私はこんな理由でゼミを選びました!
このゼミに最初に入りたいと思ったのは、高校3年生の時、明治大学文学部のパンフレットを見ていた時でした。現代社会学専攻のページに載っていたゼミ紹介の写真がお茶摘みの様子で、「文学部なのに、お茶摘みができるなんて面白い!」と思い、このゼミに入ってお茶摘みがしてみたいと漠然と考えていました。その後、1年、2年と大学で学んでいくうちに、地球環境のことに興味を持ち、入学前から興味を持っていた実習をやってみたいという気持ちもあり、環境社会学ゼミ(寺田ゼミ)を選びました。
お茶畑(水車むら農園実習)
寺田ゼミあれこれ
男女比・人数
男性5人:女性14人=19人
OB・OGの主な進路先
金融、流通、製造業、情報、地方公務員など、文学部全般の傾向とあまり変わりません。しかし、ゼミを通して学んだ「環境」を意識して就職先を選択する人が多いです。
名物ゼミ生
学校法人アジア学院での実習の際に、ゼミ生の代表として英語でスピーチをしてくれたり、実習報告書の総括をしてくれたりと、とても頼りになる存在の天野さんです!
まき割りでも才能を見せる天野さん
紹介者(写真右)と寺田先生
私の研究テーマ
「化学物質について」
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