【理工学研究科】山本俊哉研究室「社会と連携しながら、住民主体のまちづくりに取り組む」
研究室概要紹介
防災・防犯、アート、都市再生など、幅広い視点から都市計画に関する研究を進めています。密集市街地や津波被災地をフィールドとして、NPOや行政機関、他大学の研究室などとも連携しながら、住民主体のまちづくりに取り組んでいます。また、国際会議への参加やスタディツアーなど、毎年海外へ足を運び、さまざまな都市についても現地を訪れて知識を深めています。
セーフコミュニティ国際会議への出席のため、セルビアを訪問
山本研究室ではこんなことを学んでいます!
毎週開催している学年別ゼミでは、個別での研究相談に加え、都市計画やまちづくりに関する書籍の輪読を行っています。また、おのおのの研究内容についての発表や研究内容についてのディスカッションを1カ月に1回行っています。ゼミの講義以外にも、東日本大震災の被災地での調査や神保町での研究会など、他大学や民間企業などと連携して研究を行うプロジェクトにも積極的に取り組んでいます。
地方自治体や地域団体の関係者ヒアリング
共同研究の成果をまとめて発表する展覧会活動にも積極的に取り組んでいます
アピールポイント
理系の研究室というと、研究室にいることが多いイメージがありますが、私たちの研究室では、東北地方や海外などのさまざまな地域へ足を運びます。現地の方と直接お話をすることで、教科書では学ぶことができない「現場視点での経験」をすることができる研究室です。また、研究プロジェクトに参加することで、さまざまな視点から都市や建築と向かい合うことができます。学生の主体性を最大限に尊重し、シンガポール国立大学に留学していた学生もいます。
他大学との研究交流会
研究室の雰囲気
研究プロジェクトでは学年の壁を越えて取り組んでいるため、全体的ににぎやかな雰囲気です。毎年行っている忘年会には、現役のゼミ生だけではなく歴代のOB・OGの方々も参加するなど、縦のつながりも非常に強い研究室です。
先生含め、ゼミはにぎやかな雰囲気です
先生の紹介
山本俊哉先生
学生の主体性を尊重してくれます。それぞれの研究に対して適切なアドバイスをくれ、いつも優しく、たまに厳しく(笑)、サポートをしてくれます。研究発表後の打ち上げでは、カラオケに行き学生と一緒に夜遅くまで歌うなど、非常にパワフルな先生です。
私はこんな理由で研究室を選びました!
大学入学当初から都市計画に興味があり、かなり早い段階から山本研究室を志望していました。特に被災地の研究に関心を持っていたため、大学院では三陸沿岸地域を中心に研究を進めています。他大学の教授や学生で、福祉や社会学といった建築や都市計画以外が専門分野の人と共同研究プロジェクトに参加する時には、多角的な視点から物事をとらえるよう気を付けています。
岩手県陸前高田市にて、研究だけでなく七夕祭りにも参加しました
山本研究室あれこれ
男女比・人数
男性:女性=2:1(2005年~2017年度の合計)
2018年度 計27人
OB・OGの主な進路先
鉄道会社、不動産会社、住宅会社、公共団体、観光業界など、多岐にわたります。
名物ゼミ生、OB・OG
Hey!Say!JUMPの伊野尾慧さんがOBにいるため、テレビや雑誌に取り上げられることがあります。また、海外出身の学生も多いです。
研究室の秘密道具・グッズ
ゼミの活動プロジェクトでは現地調査の記録を行うことが多く、ミラーレスカメラやビデオカメラだけでなく、全天球カメラやドローンなど、さまざまな記録用の機器があります。
紹介者(写真右)と山本先生
私の研究テーマ
「復興計画策定期における住民協議組織の体制変化」
東日本大震災の被災集落などで、復興協議会がどのように作られ、計画が策定されたのかということついて、現地の住民や専門家に話を聞きながら研究を進めています。
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