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2018.09.26

【留学どうだった?】「フィンランドとリトアニアへの留学で、知識・能力・仲間を得られた」友添茉結さん

体験を紹介してくれた方
友添茉結さん(学部4年)

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大学1年次の夏に行った初めての海外旅行で、得意の英語が通じず挫折したことが今の自分へと成長する第一歩でした。挫折をばねに、海外でも自分の意思をはっきり伝えられる人間になりたいと思い、留学を決意しました。

留学準備について

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

私はスピーキングに苦手意識があったため、大学1年次から大学で開講されている「チャレンジ!毎日学べる実践英会話」という講座を受講し、毎日英語を話すことをタスクとして自分に課していました。また、TOEICを定期的にし、試験に向けて欠かさず勉強して、自分の英語レベルを把握するようにしました。留学が決まってからは、留のチューターをしたり、その日にあった出来事を英語で日記に記すなどして、英語に触れる機会を増やしました。留学直前には、留学先で勉強する内容の教科書を読み、予習を徹底していました。

フィンランド留学について

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フィンランド留学中にサンタクロース村でサンタと一緒に撮影
留学先 フィンランド
大学名 東フィンランド大学
留学プログラム名 学部間交換留学 VIBEプログラム
(A new Vision on International and Business-related Education Program)
留学期間 2015年8月〜12月(1学期間)

留学を決めた時期はいつごろですか?

留学を決めたのは、大学1年次の秋ごろです。1年次の春から英会話講座を中心に英語の勉強をすることで、英語の記事を読んだり、海外の人とコミュニケーションを取ったりすることがだいぶ出来るようになってきた時期でした。そんな時、これまで自分がいかに少ない情報で生きてきたか、異なる価値観に触れてこなかったかに気付き、危機感を抱いたことをきっかけに留学を決意しました。

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由を教えてください。

東フィンランド大学の留学プログラムには、現地の企業と連携して貿易プランを作成するプロジェクトが組まれていて、アカデミックスキルだけでなく、実践的な経験も積める絶好のチャンスだと考え、選びました。また、偶然にもフィンランド旅行から帰国後すぐに東フィンランド大学留学の第1期生を緊急募集しているのを発見し、「これは運命だ!」と思い、即座に応募しました。

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フィンランドの森の中で、留学生たちと

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことを教えてください。

生向けのを受講していたこともあり、内容に付いていくことが難しくて、くじけそうになることが多々ありました。「International Business and Sales Management」という授業では、フィンランドのリキュール企業と共に、「ウォッカを日本に輸出する貿易プランを立てる」というプロジェクトを行いましたが、最初は手も足も出ず、プロジェクトメンバーに頼りっきりでした。しかし、そこでめげずに授業の予習復習を徹底し、先生やメンバーから教わったことはすべて吸収するくらいの意気込みで、プロジェクトに参画しました。その結果、最終プレゼンテーションでは、企業の方や教授から、「細かく分析してあり、面白い内容の貿易プランだ」と褒めてもらうことができました。

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現地企業の社長(写真中央)へプレゼンテーションを行った際の1枚

リトアニア留学について

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リトアニア第二の都市、カウナスにて
留学先 リトアニア
大学名 ミーコラス・ロメリス大学
留学プログラム名 大学間交換留学
留学期間 2017年9月〜2018年5月 (1年間)

留学を決めた時期はいつごろですか?

東フィンランド大学の留学を終えてすぐに、長期留学を考え始めていました。短期留学は、私にとって期間が短すぎて、「これからが伸びしろ」というところで留学を終えてしまったように感じたことと、短期留学中の授業で能力不足を感じ、悔しい思いをしたので、もっと勉強してもう一度チャンレンジしてみたいと考えたことが、長期留学を決めた理由です。

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由を教えてください。

ミーコラス・ロメリス大学には、マネジメントに特化した授業が多くあり、私が学びたいことを勉強できる場所だと考えたので選びました。また、リトアニアは私にとって「未知の国」だったので、この国のこれまで知らなかったことを自分自身で経験して、新たな発見をしたいと思ったのも、リトアニアを選んだ理由の一つです。

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことを教えてください。

2度目の留学では、勉強はもちろんですが、柔軟な思考を得るために、さまざまな国の人たちとなるべく多くの交流をしたいと思い、アートに参加したり、自ら積極的にイベントを開催して交流を図りました。小規模ですが、自分のアート作品で個展を開いたり、暮らしていたアパートでパーティを開いて、カラオケ大会や料理教室を行ったり、時には夜中まで政治やそれぞれの国の化について真剣に話し合ったりすることもありました。周りを巻き込んで、やりたいと思ったことを行動に移せたことがその後の自信につながりました。留学中は数えきれないほどの人々に出会い、さまざまな価値観をシェアしたことで、多くのインスピレーションを得ることができました。

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暮らしていたアパートでルームメイトたちと引っ越しパーティを開催した時の様子
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ルームメイトたちは、私のイベント設営をいつも手伝ってくれました

メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

留学を通して、自分の限界を設定せず、何事もやってみるという意気込みと勇気を持てるようになりました。また、留学中に多くの人に出会ったことで、国や文化、ジェンダーの違いにとらわれず、相手を一人の人間として見ることの重要性に気付くことができました。この経験を忘れずに、これからも貪欲に、かつ柔軟に生きていきたいです。

後輩へのメッセージをお願いします。

フィンランドでは、とあるスタートアップイベントで運営ボランティアをしたり、リトアニアでは、在リトアニア日本国大使館で、企業支援のインターンシップに参加したりと、積極的に課外活動に参加しました。大学内だけではなく、別の場所でも学びの場を作ったことで、現地の文化に関する知識、リーダーシップやマネジメント能力、さらには、一生ものの仲間を得ることができました。
何事も初めて行うときは緊張や不安でいっぱいになると思いますが、そこで逃げてしまうか、やってやると挑戦するかが大きな分かれ目です。皆さんにも、挑戦すれば自分の大きな成長につながると信じて、その一歩を踏み出してほしいです。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです
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