留学先 | タイ |
大学名 | シーナカリンウィロート大学 |
留学プログラム名 | 協定留学 |
留学期間 | 2017年1月~2017年12月 |
留学準備について
留学を決めた時期はいつごろですか?
大学入学前から、長期留学にあこがれていましたが、実際にタイを留学先に選んだのは、大学2年次の3月ごろです。
留学するために行った準備や勉強を教えてください。
留学の目的は二つありました。一つ目は、スポーツの国際協力に、何でも良いのでかかわることでした。そのため、タイに行く前から、タイだけでなく、東南アジアでスポーツの国際協力に注力しているNGOなどに、とにかくコンタクトを取り続け、自分を売り込みました(すべて断られるか、返信がないという結果でしたが……)。
二つ目は、現地での課外活動や将来のことを考え、最低限英語はビジネスレベル、タイ語は日常会話レベルを目指しました。英語に関しては、留学前はとてもスピーキングが苦手だったので、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』などの教材を使って練習したり、他学部履修で英語を話すことが必須の授業をいくつか履修したりしました。タイ語に関しては、タイ語の授業を聴講するなどしましたが、結局ほとんど話せないまま留学を迎えてしまいました。もっと真面目に勉強すれば良かったと思っています(笑)。
受験した語学試験があれば教えてください。
- 留学前:TOEIC 610点
- 留学後:TOEIC 845点
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由を教えてください。
東南アジアでスポーツの国際協力をしたいという明確な軸があったので、それに最も適した国はどこなのかを考えました。タイは、東南アジア各国の中でも、日本から、JICAなどによってスポーツ教育指導者が比較的多く派遣されていることや、2年次に情報コミュニケーション学部の国際交流プログラムで一度訪れていて、現地の友人も多くいたことから、私にとって最適な国だと考えました。
留学することが決定した時期と、選考方法について教えてください。
2016年5月下旬ごろに留学が決定した記憶があります。選考方法は、留学計画書と英語での面接でした。
準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?
明治大学には、タイからの留学生が本当にたくさんいるということを、留学前の私は全く知りませんでした。今の私なら、彼らと友人になり、タイ語や文化をあらかじめ学んでから留学したいです。
留学生活について
留学先で学んだ学問について教えてください。
- 明治大学で学んでいる分野:メディア論、スポーツ文化論
- 留学先で学んだ分野:メディア広告論、経済学
課外活動と並行して、大学にももちろん通っていました。学問自体よりも、タイの大学や学生の雰囲気を肌で感じることができたのが一番の収穫です。
留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことを教えてください。
スポーツの国際協力に参加
留学前から参加したかった、スポーツの国際協力にかかわることを意識しました。実際に、現地でタイのラグビー代表チームのヘッドコーチをされている方とお会いすることができ、その方がしている強化支援活動を、現場のボランティアという立場から、近くで微力ながらお手伝いさせていただきました。また、タイの地方部へサッカーボールを届け、サッカー大会を開くNGOにも参加し、ボランティア活動における持続可能性の大切さを、肌で感じることができました。
タイについて深く知るために行動
とにかくタイについて深く知ろうと常に考えて行動していました。そのために、大学のタイ人しかいないサークルに入ったり、タイ国内を旅したりと、やりたいことをすべてやりました。異国の文化を学ぶうちに、日本で当たり前だとされていることを批判的に捉えられるようになり、より柔軟に物事について考えられるようになりました。
メッセージ
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
日本で当たり前だとされていることが、実は全く当たり前ではなかったことに、留学して気が付きました。日本にいると、知らず知らずのうちに、本質的ではない変な「当たり前」の中で生活しがちです。「大学の授業はサボって遊んだ方が良い」、「在学中に就職活動して、卒業したらすぐに良い企業に入った方が良い」など、いろいろあると思います。しかし、本来は自分がやりたいように生活するべきですし、それができる権利があることを、日本から長期間離れることで学びました。
後輩へのメッセージをお願いします。
自分がワクワクする選択をすると、とても学生生活が楽しいです。私の場合は、タイに留学することが最もワクワクする選択でした。いろいろ苦労はありましたが、後から振り返ると、留学が学生生活のかけがえのない財産だと胸を張って言えます。もし留学が自分の最もワクワクする選択だと考えている人がいるのであれば、とにかく留学してほしいです。
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