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スペシャル・インタビュー
2016.09.04

テレビ朝日アナウンサー 田中 萌さん
「夢をあきらめずに貫いてほしい」

政経卒業生インタビュー就活エンタメ

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明治大学の卒業生は、さまざまな分野で活躍しています。
2015年に政治経済学部を卒業し、在学時からの目標であったアナウンサーとして、現在第一線で活躍中のテレビ朝日アナウンサー田中萌さん。
田中さんの現在のお仕事や明治大学での思い出などについて、マスコミ業界(放送、新聞、広告、出版など)を目指す情報コミュニケーション学部4年の内田さんがインタビューしました。
さらなる夢に向かって前進し続けている、社会の中で輝く先輩から明大生へのメッセージをお届けします。


【現在のお仕事について】

――アナウンサーを志望したきっかけを教えてください。

高校生の頃、応援団のチアリーダーをやっていたので、いろいろな部活動の試合の応援に行くことが多かったんです。そこで観たことを、同級生たちに伝えたいと思ったのが始まりですね。高校には在校生に試合の結果を伝える新聞もありましたが、具体的に「こんな出来事やドラマがあったよ」と誰かに伝えられたらいいなと。なので、最初はアナウンサーだけでなく、放送業界に携われたらいいなと思っていました。

――人に何かを伝えるお仕事がしたかったんですね。

そうですね。皆で制作してきたものを、最後に伝えるのはアナウンサー。それも、自分の声で伝えられるのがいいなと思って。大学時代も、アナウンサーになりたいという気持ちや夢を持って日々を過ごしていました。

――現在のお仕事について教えてください。

テレビ朝日の「グッド!モーニング」という朝の情報番組を担当しています。朝4時55分から8時までが放送時間。超・朝型生活を送っています。

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―― 一日のスケジュールはどのような感じになっているのでしょう?

夜の1時半に起きて、2時20分ぐらいに会社に到着。そこからメイクや打ち合わせなどの準備をして4時55分のオンエアを迎えます。8時に番組が終わって、そこから食事をとったり反省会をしたり翌日の打ち合わせをしたりすると、大体10時ぐらいになります。その後、別の仕事があればその仕事をやるという感じです。早ければお昼には帰ることができるので、平日の午後は自由に過ごしていることが多いです。

――周りのお友達と生活時間があわなくて辛いと感じることはありませんか?

そうですね。1時には起きる生活ですから、夕方には家にいようと思っています。今までは夜に友人と食事に行ったりしていたんですけど、なかなかそれができなくなって少し寂しいという気持ちもあります。でも、平日休みの大学時代の友だちとランチができるようになりました。平日は町がすいているので、お得な気分を満喫できるのが嬉しい。この生活、結構気に入っています。

――今後のお仕事の目標をお伺いできますか?

今は情報番組でニュースを読んでいるのですが、災害など予期していない出来事が起きた時、「この人なら大丈夫だ」と任せてもらえるようなアナウンサーになりたいという目標があります。同じ番組で働く先輩たちは皆、安定感があって、日々励ましてくれる方々なので、私も早く信頼される一人前のアナウンサーになりたい。いろいろな人が取材したり、VTRをつくったりしたものを最後に届ける者として、信頼を身に付けたいと思っています。

――アナウンサーにはとても輝かしいイメージがありますが、「こんなこともするの?」と驚いたことはありますか?

アナウンサーは意外に顔の出ない仕事が多いんです。スポーツを実況するアナウンサーは事前に、選手の近況や体調など、ありとあらゆる情報を資料にまとめ、実況に臨んでいます。
私も、昨年の11月に名古屋である全日本大学駅伝の取材をしました。選手に話を聞いて、そこで得た情報をメモして資料にまとめ、実況する先輩に渡すという業務でした。地道な取材や資料づくりによって、誰かが喋ることができるんだと感じましたね。

――記者のようなこともするんですね。

そうですね。災害の被災地にいって取材をしたりもします。

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※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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