2020.03.09

【留学どうだった?】「ピアノとドイツ語習得のためウィーンへ留学!」長澤梓音さん


明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は文学部の長澤さんが、オーストリアでの留学体験を紹介してくれます!
留学体験を紹介してくれた方長澤梓音さん(文学部2年)
最後のレッスンで先生から頂いた修了証
留学先 オーストリア
大学名 ウィーン国立音楽大学
留学プログラム名 一般社団法人東京国際芸術協会主催 ウィーンナームジークセミナー
留学期間 2019年8月~9月

留学準備について

留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?

きっかけは、古典音楽を続けるには背景にある文学や文化、歴史を知る事が必要だと思うようになったからです。高校3年次にモスクワ音楽院の教授が日本でピアノを指導してくださった際の「外国の景色を想像して弾いてみて」と言われた一言も動機となりました。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

一番大変だったのはピアノ実技の準備です。完璧に演奏できる曲を3曲留学先へ持って行かなければならず、完成度を高めるため毎日必死に練習しました。語学面では、1年次に9日間のドイツ語夏期集中講座の中級クラスで日常会話を学び、生かすことができました。

ドイツ語夏期集中講座で使用した教科書や修了証、また、レッスン用の3曲の楽譜

受験した語学試験があれば教えてください。

ドイツ語技能検定試験3級

  • 2019年1月

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?

高校が音楽科だったので、ピアノ実技はもちろん音楽史、音楽理論などの他に、週に2回ドイツ語の授業がありました。「音楽の都」といわれているウィーンでドイツ語習得と同時に音楽も勉強したいと思い、ウィーン 国立音楽大学を選びました。

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?

ピアノ実技のレッスンはマンツーマンなので、通訳なしで意思疎通ができるレベルまでドイツ語を習得していれば良かったと感じました。そのほかに特に困ったことはありませんでしたが、渡航先の気候・文化等を事前に調べると良いと思います。

留学生活について

留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?

クラシック音楽の本場で学ぶことが長年の目標でした。参加したマスタークラスの最後に選抜制の修了コンサートがあり、教授から推薦を頂き出演することができました。こちらに向けて渡欧前から準備をしていたので大変嬉しかったです!

留学先で学んだ学問について教えてください。

  • 明治大学で学んでいる分野:ドイツ文学
  • 留学先で学んだ分野:ピアノ実技

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?

【エピソード1】

規則正しい生活を心掛け、1日3時間以上ピアノの練習をすることを日課としていました。疲れている時もありましたが、明治大学で受講した基礎ドイツ語会話で見聞きした美術館や宮殿を訪れたり、名物を堪能したり、ウィーン国立歌劇場でコンサートを聴いたりと、ウィーンでしか味わえないことを経験しました。

ウィーン国立歌劇場で行われたモーツァルトコンサート

【エピソード2】

レオポルド美術館近くの広場に、期間限定で誰もが自由に演奏できる白いグランドピアノが置かれていました。こんなところでの演奏機会は滅多にないことなので、勇気を振り絞って弾いたところ、沢山の方から拍手を頂き感激しました。

レオポルド美術館近くの広場で演奏中

メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

宿泊先が学生向けのホテルということもあり、備品に不備な点がありました。フロントにその旨を伝えましたが、一度では改善されず、紙にドイツ語で足りないものを書き再度要求しました。海外では臆せず主張することが大切だと痛感しました。

後輩へのメッセージをお願いします。

今回多くの音楽が生み出された国へ行き、ピアノを勉強してきました。語学を習得することや異国の方とのコミュニケーションを取ることももちろん大切な事ですが、関心のあることに触れることも今しかできない経験だと感じたので、留学を強くおすすめします!

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです
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