留学先 | アメリカ |
大学名 | サンフランシスコ州立大学 |
留学プログラム名 | 交換留学 |
留学期間 | 2018年8月~2019年6月 |
留学準備について
留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?
高校生の時に経験したオーストラリアでの短期留学がきっかけで海外に興味を持ち、大学2年生の秋に1年間休学し、語学とファッションを学ぶ為にアメリカへ留学しました。素晴らしい出会いに恵まれ、再度アメリカでチャレンジしたいという気持ちに迷いは無く、更なるステップとして交換留学に挑戦することを決意しました。
今回の留学は「将来を見据えたもの」であったため、「現地の大学へ通って勉強する」「現地の企業で社会経験(インターンシップ)をする」という2つのチャレンジを目標にしていました。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。
話す英語と違って、テストで使われる英語は独特の特徴があるため、テストを受ける際は4技能に分けてしっかりと対策する事をお勧めします。私はTOEFLを受験したのですが、問題量が多い上に受験時間が4時間と長いので、時間内に解けるスピードと集中力を身に付けられるようタイマーを使って勉強していました。
そして机の上だけでは力が伸びないのがスピーキングです。スピーキングを鍛えるには、実際に英語を「使う」ことが一番の近道だと思います。私は成田・羽田空港や駅で英語を使ったアルバイトをするなど、英語を使う機会を作るようにしていました。
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?
サンフランシスコ州立大学を選んだ理由は主に2つあります。1つ目は、私の学びたかった劇場芸術学と国際関係学に力を入れている大学だった為です。2つ目は、インターンをする企業の本社がサンフランシスコにあった為です。留学前にそのインターン先企業を見つけたのですが、「インターンは現地でしかできない」規定だったので、現地へ行くことにしました。

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?
文房具と冬服です。西海岸の都心部は比較的日系企業が進出しているため、日本製品も困る事なく手に入りますが、日本と比べてコストが高いので、荷物にならない程度に文房具等を持っていくと良いと思います。そして、私も驚きましたがサンフランシスコは想像以上に寒いです。8月でもコートを羽織る必要があるほど冷え込みますので、コートの持参は必須です。

留学生活について
留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?
私は秋学期と春学期で全く違う目標を立てました。秋学期は「学内活動に励む」。全く知らない土地で生活をする上では、心地よい環境を自ら作っていくことが大切です。ゴスペルクラブに所属したり、タップダンスやヒップホップの授業を受けたり、学内最大の留学生団体の活動を通じて友人を作ったりしながら交流を図りました。
春学期は「学外活動に力を入れて取り組む」。現地の民間企業と非営利団体でダブルインターンシップ を経験しました。学業との両立は容易ではありませんでしたが、これらの経験からたくさんのことを学びました。急にインターン先でのweb会議に参加することになってもすぐに対応できるよう、現地ではPCやノート、筆記用具、手帳をいつも持ち歩くようにしていました。
また、ボランティアができる機会がたくさんあるので、積極的に参加していました。日本酒博物館でのお手伝いや、山火事が起きた際にはFood Bankでお米を袋詰めした事も。

留学先で学んだ学問について教えてください。
- 明治大学で学んでいる分野:演劇に関する授業・語学
- 留学先で学んだ分野:劇場芸術学・国際関係学
アメリカでは机の上で学ぶ授業だけでなく、グループワークや実践的な授業が多いのが特徴です。例えばタップダンスの授業で実際に踊ったり、アジアンアメリカンの授業では最終日にヒップホップを披露したりするなど、発表形式の授業もあります。
どんな授業を履修するか、オリエンテーションから授業が始まるまでの間で実際に1回目の授業に出席してみたり、現地の友人に聞くなどして確かめてから履修登録すると、納得した上で授業に参加できると思います。
また、授業で使うテキストは重いものが多いので、2つに分けて軽くするのも良いと思います。テキスト代は$100を超えるような非常に高価なものも多いので、中古を手に入れたり図書館で借りたりすることもお勧めです。
留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?
ゴスペルクラブに入部
入部する為にはオーディションを通過する必要があり、紫紺の魂で思い切って歌ったのを今でもはっきり覚えています(笑)。「郷に入れば郷に従え」の気持ちでアメリカのカルチャーにどっぷり浸かりました。毎週練習に励んだり、電波のない遠征先にみんなで行ったりと多くの時間を共に過ごし、ゴスペル以外のこともたくさん教えてもらいました。

アジアンアメリカンの授業を履修
現地についてまもないころ、仲良くなった寮長にお勧めのクラスを聞いたところ、「アジアンアメリカンの授業のメンターを私がやっているからおいで」と誘ってくれたのがこの授業です。初回の授業からなんと満席で、しかもその初回の授業でまさかのドッキリを体験するなど思い出深いクラスでした。留学生は私一人でしたがみんな良い人ばかりで、週末や授業以外の時間に一緒に出かけることもありました。

メッセージ
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
「今の失敗は将来何倍もの成功になって返ってくるから頑張れ!」留学中に現地で活躍されている日本人の方に言われた言葉です。恐れずにたくさんの失敗をすることは学生の醍醐味なのではないかと思います。まずはやってみる。やってみてダメならそこでまた考える。私も数えきれない失敗をしてきました。何でもまずは飛び込む勢いでやってみると面白いかもしれません。
また、現地でしかできない事を最優先にしていました。時間は取り戻せないので、どんなにやる事が残っていたとしても、可能な限り現地でしか会えない人と会う時間を作るようにしていました。そうすることで、新しい出会いや思いもしない機会にも恵まれるかと思います。

後輩へのメッセージをお願いします。
「ハッスルとガッツが必要。というより、それだけが必要」これは留学中にとある美容師さんから言われた言葉です。「これだけはやりたい、やり遂げたい」という目標を留学前に1〜2つ決めておくと軸となって良いと思いますが、ある程度方向性を決めたら、あとはあまり深く悩まず目の前の事に走るだけ!
留学中は毎日予期せぬことばかり起きるので(深夜3時に火災報知機で起こされたり、お湯が出ず2週間体育館のシャワー通いをしたり、バスの中で蜂に刺されたり)、一周回ってハプニングを楽しんでしまうくらいの気持ちでいると楽かもしれません。
今留学に向けて頑張っている方、留学以外の事に取り組んでいる方、これから何か始めようとしている方、打ち込んでいることは人それぞれだと思いますが、挑戦している皆さんを陰ながら応援しています!!

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