2020.06.08

【留学どうだった?】「目標はハワイで弁護士資格を取ること!」前田麻祐実さん


明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は法学部卒業生の前田さんが、アメリカでの留学体験を紹介してくれます!
留学体験を紹介してくれた方前田麻祐実さん(2019年法学部卒業)
※本人、前列左から2番目
留学先 アメリカ
大学名 ハワイ大学ウィリアム・S・リチャードソン・ロースクール
留学プログラム名 L.L.M (修士課程)
留学期間 2019年8月~2020年5月
※L.L.Mの後にAJD(Advanced Juris Doctor)に進学予定

留学準備について

留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?

大学2年生の春休みに「ハワイ大学春期法学研修」に参加しました。その際、刑法を教えているケン・ローソン教授の、黒人差別や白人警察官が無力の黒人の青年に発砲した事件などを取り上げた授業を受講しました。その授業で先生の情熱を感じ、「私もこの先生のもとで学んでみたい」「このような人になりたい」と思ったことから、ハワイ大学への留学を決めました。

もともと弁護士になりたいという夢は小学6年生のころから持っていて、その夢を諦めかけていた私にはとても良い刺激になりました。また、力のない人や助けを求めている人の力になれるような弁護士になりたいと再確認しました。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

大学3年生のころから、TOEFL100点超えを目指して和泉キャンパスで夏休みに実施されているTOEFL研修を受けました。もともと74 点だったTOEFLの点は夏休み後には94点まで跳ね上がりました。大学院試験ではIELTSを利用して受験しました。IELTSはTOEFLのようにパソコンに向かってのSpeakingではなく対人での試験で、そちらの方が良い点が望めそうだと思い受験しました。IELTSでは7.5のスコアを取得することができました。

L.L.Mプログラムの学生と日本からの客員研究員で裁判所を訪問、裁判官と一緒に写真撮影

受験した語学試験があれば教えてください。

TOEFL

  • 2018年9月:94点

IELTS

  • 2018年12月:7.5点

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?

明治大学のハワイ大学春期法学研修に参加し、多くの経験を得て帰って来ることができました。ケン・ローソン教授のもとで勉強したいと思ったことから、この大学院へ進学したいという気持ちが湧いてきました。

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?

日本で売っているアメリカ法、国際法の判例集。作り置きができるカレールーやシチューなどの素、調味料(ハワイで日本のものを買おうとすると日本では100円くらいのものが700円ほどになってしまうため) 国際免許証、コンタクトレンズなどです。

留学生活について

留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?

目標は「ハワイで弁護士資格を取ること」なのでまだ達成できていませんが、こちらの大学院へきて、アメリカの司法制度や裁判制度、今のアメリカ社会の法的立場などへの理解を深められていると感じます。

留学先で学んだ学問について教えてください。

  • 明治大学で学んでいた分野:国際関係法
  • 留学先で学んでいる分野:刑法、家庭法

ハワイ大学では1学期に国際法や国際人権法などを学びましたが、日本での学習より内容が細かくとても苦労しました。1日に判例を3件くらい読まなければならないこと、条文をしっかり理解しなければならないことなどを踏まえると、1日に読まなければいけない文量は、新聞よりも小さいサイズの文字で書かれている教科書を50ページから70ページくらいが当たり前でした。

多くの教科書を読んだり、弁護士の先生に提出するメモを書いたりなどした結果、国際法ではなく刑法や家庭法など民間に携わる法律の方が合っていると思い、今は裁判所に傍聴に行くなど自らの意思で学んでいます。

来学期からは、Hawaii Innocent Projectというプロジェクトに参加予定です。このプログラムは、冤罪によって捕まってしまった人たちに無償で法的援助を差し伸べるプロジェクトで、すでに来学期が待ち遠しく感じています!

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?

エピソード1

ハワイ大学の大学院にてFraternity(学生社交団体)に参加し、1年生やL.L.M(修士課程)の生徒以外にも交友を広げることができました。 試験前には一緒に勉強をしたり、Study Groupを作りみんなで一緒に情報を共有しながら勉強することができ、心強く感じています! Fraternityでは、勉強だけではなく年に数回のパーティーなどを開き、遊ぶ時は遊び、勉強する時はしっかり勉強をするというメリハリのある生活ができていると感じます。

L.L.Mプログラムの同級生とランチ

エピソード2

積極的にハワイの裁判所に出向き、裁判を聞いたり、見たりするようにしています。 オリエンテーションでも裁判所へ行き、その時は法科大学院生としての宣誓もしました。

やはり本物の裁判を目にするのは、判例集を読んでいる感覚とは全く異なり、裁判ならではの緊張感と飛び交う法律英語に戸惑いながらも、一つのドラマを見ているかのような感覚になります。 「将来弁護士になれたら同じフィールドに立って仕事したい」という気持ちを心の糧にして、日々精進しています。

L.L.Mプログラムの新入生で裁判所へフィールドトリップに行った際、ロースクール学生として宣誓

メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

日本との勉強量の違いです。日本での学生時代も試験前はとても大変でしたが、ハワイにきてからは毎日が試験前のような勉強量をこなさなければなりません。なぜなら、こちらでは授業中に名指しで先生に質問をされるからです。

質問の内容も難しく、1人平均5分間ほどで70人くらいの生徒の前で質問をされるため、課題のテキストをしっかり読んでいないとうまく回答することができません。もともとレクチャー式の授業に慣れていた私にとって、インテレクト型の授業はとても怖いものでした。

もちろん、答えることができた瞬間の快感はとても気持ち良いものです!今は授業前にしっかりテキストを読み込んでから臨んでいます!

L.L.Mプログラムの学生と訪れた刑務所

後輩へのメッセージをお願いします。

日本でのかけがえのない日々は風のように去って行ってしまいました。海外に出ることはとても勇気のいることです。環境を突然変えるのは非常に心細いと思います。もちろん海外での生活は日本と同じようにhappyな日々だけというわけにはいきません。しかし、海外に出たことにより、いろいろな人々と出会うこともできましたし、視野が広がりました。

L.L.Mプログラムの卒業式にて

また、日本にいる友人と過ごした時間は、これからつらい時に自分の糧となり支えてくれます。そのため留学しても日本にいる友人との良い関係は継続してほしいです。

勉強も大切ですが、うまく息抜きをしながら頑張ってください! 努力は自分を裏切らず、いつか自分のためになるものだと私は信じているので、努力!努力!努力!です! Impossible is Nothing.

L.L.Mプログラムの卒業式で友人と一緒に
※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです
MEIJI NOWに出演しよう!

MEIJI NOWに出演いただける明大生の皆さんを募集しています。大学受験や留学の体験記、ゼミ・サークルの活動をMEIJI NOWで紹介してみませんか?