留学準備について
留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?
語学スキルを磨くために参加しました。日本でも英語の学習をしていますが、日常的に英語が耳に入ってくる環境に身を置くことが何よりの訓練になると思い、入学と同時に留学プログラムを比較検討していました。
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?
短期留学をメインに考えていたので、夏休みのプログラムに絞りました。その中で、自分にとって未知の国であるカナダでの研修に引かれて、直感的にこのプログラムを選びました。カナダの他の大学での研修も選択肢として考えましたが、キャンパス内で寮生活をすることで朝の準備などにも余裕が持てると思いヨーク大学を選択しました。
準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?
高性能のカメラとボイスレコーダーです。スマートフォンでの代用も可能ですが、高画質の記録を残したかったと後悔しています。ボイスレコーダーは、日常生活の中で何気なく触れているため忘れがちな音(地下鉄のアナウンスや都市の喧騒など)を記録したり、残響の違いなどを鮮明に録音することができる無指向性マイク付きの物があればよかったと思いました。
留学生活について
留学先での授業の様子を教えてください
大学での授業は大きく3つのカテゴリーに分かれており、スピーキングとリスニングに重点をおいた授業、カナダの歴史と文化について学ぶセミナー、ペアワークや個人でインタビューやプレゼンを行うタスクベースの授業がありました。文字通り1から10まで英語で会話が進む環境の中で、実践的な使い方やコミュニケーションの取り方などを学ぶことで、英語を使用した思考が身に付きました。
また課外活動の一環として、コミュニティリーダーと呼ばれる現地学生とともに、ナイアガラの滝やセンターアイランドなどのトロント周辺の観光名所やクルージング・野球観戦などに行きました。
寮(宿泊先)の様子や授業時間以外はどのようなことをしていましたか?
滞在した寮の部屋は程よい広さで、机やベッドも窮屈に感じることなく生活できました。授業時間以外は、市街地での食事や買い物のほか、研修校主催のアクティビティでは行かない観光地や美術館にも足を運びました。
トロントは、区画によって色彩や建物の雰囲気が異なっているのが特徴的な街で、街中を散策することが何よりも楽しみでした。インスタ映えスポットなど、エンターテイメント性の高い景観が多かったこともとても印象に残っています。
留学先で印象に残っているエピソードを教えてください
大学の近くでWTA(女子プロテニス)の大会が開催されていたので、何気なく対戦表を調べてみました。すると、大坂なおみ選手とセリーナ・ウィリアムズ選手の試合があったので、その場でチケットを購入し、一人で試合を観戦しました。
試合はもちろん、会場周辺でも音楽が流れていたり、フードショップが並んでいたりと、一体感のある演出がされた充実した空間になっていました。
メッセージ
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
語学の知識はもちろん、トロントという大都市が持つ多様性を肌で感じることができました。それまで曖昧だった「多様性」という概念の具体的なイメージを持てたことは、今後生活していくうえで大きな糧になると思います。
後輩へのメッセージをお願いします。
留学は新しい体験の連続です。私自身今回の留学を通して、100%とまでは言えませんが、多くの貴重な経験を得ることができました。日常との差異を細かく見出す感性を持ちつつ、先入観を捨ててさまざまなことに挑戦することで、留学先だけでなく日本での生活にもメリハリが生まれ、充実感が増えると思います。皆さんも、ぜひ違いを楽しみながら学生生活を送ってください。
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