関東大学ラグビー対抗戦の最終戦となる明治大学-早稲田大学(明早戦)が12月3日、満員の秩父宮ラグビー場で行われ、明治大学体育会ラグビー部は29-19のスコアで快勝。明大は対抗戦の成績を5勝2敗とし、得失点差により2位で全国大学ラグビーフットボール選手権大会(大学選手権)への進出を決めました。


前半戦
試合の序盤は自陣のゴール前まで攻め込まれた明大でしたが、前半5分、梶村祐介選手(政経4)が相手のパスをインターセプト。そのまま約80mを独走し、先制のトライを決めました。



その後、早大のトライで同点に追いつかれたものの、前半29分には敵陣で抜け出した福田健太選手(法3)からパスを受けた朝長駿選手(農3)がゴールに飛び込み2つ目のトライ。14-7とリードを広げて前半を終えました。



後半戦
後半も序盤に攻め込まれトライを許しますが、後半13分にラインアウトから山村知也選手(経営2)がトライを返して19-12。一進一退の攻防が続きます。
後半22分には、ゴール前からパスと見せかけた福田選手がディフェンスの間を駆け上がり、そのままトライ。ゴールも決まり、26-12とリードを広げました。


その後、ゴール前で早大の攻撃をしのぎ続けたものの、後半35分にはペナルティトライを与えてしまい、26-19と迫られます。
しかしその直後、敵陣ゴール前で反則を受け、明大はペナルティゴールを選択。途中出場の忽那鐘太(文3)選手が落ち着いてキックを決め、試合を決定づける追加点を挙げました。

試合はこのままノーサイド。29-19で、明大は2年ぶりとなる明早戦勝利を飾りました。



試合後
試合後の記者会見で丹羽政彦監督は「昨年は勝てるチャンスを逃していて、次の大学選手権に向けても負けられない試合だった。しっかり勝ち切ることができて良い準備ができた。1年間、春から積み重ねてきたことを出そうとみんなで決めて、随所にその部分が出て点数も離すことができた」と振り返りました。
大学選手権に向けて、丹羽監督は「今年は大学チャンピオンを目指しているので、(決勝が行われる)1月7日に21年ぶりのチャンピオンになることを目指して頑張りたい」、古川満主将(商4)は「成長している実感があったし自信もあったが、なかなか結果が伴わない厳しい対抗戦だった。早稲田大学さんに勝てたのは、どんな相手にも明治のスタンダードをやり続けてきた成果だと思う。今回勝ちきれたことはステップアップになるし、良い形で大学選手権に臨めると思う」とそれぞれ抱負を語りました。

すでに開幕している大学選手権に、明治大学は12月23日の準々決勝(大阪・キンチョウスタジアム)から参戦。京都産業大学と法政大学の勝者と対戦します。
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