2020.03.23

【体育会剣道部】藤﨑薫子選手


こちらの記事は、「明治の“いま”がこの1冊に!」 季刊 広報誌『明治』第85号からの転載になります。

凛とした笑顔が素敵な剣道部女子主将の藤﨑さん。2018年は「第52回全日本女子学生剣道選手権大会」で創部以来初となる優勝を成し遂げ、続く2019年同大会でも三位に輝きました。2019年11月、全国56大学が出場した「第38回全日本女子学生剣道優勝大会」(団体戦)では大将を務め、見事、同部を2年連続の準優勝に導きました。剣道の名門・島原高校から明治大学へ。4年間の鍛錬を積んだ素顔に迫ります。

藤﨑薫子選手

所属 体育会剣道部
学部・学年 経営学部4年
出身高校 長崎県立島原高校出身
段位 女子主将・四段

剣道を始めたきっかけをお聞かせください。

兄2人が剣道をしていてよく道場に見に行っていました。一番上の兄の担任の先生が剣道の顧問をされていて、「団体戦を組むのに人数が足りない」と小学校2年の時に言われたことがきっかけで始めました。練習は厳しかったですし、最初の1年くらいは全く勝てませんでした。

明治大学へ進学した理由は?

(私と同じ)熊本ご出身で、今コーチをしてくださっている亀井先生から「明治大学はどうだ?」とお誘いいただきました。明治大学の先輩方には、高校時代から日本一になった方も多くいらっしゃったので「日本一に一番近い環境」だと思い進学を決めました。高校から熊本を離れて長崎で寮生活をしていましたし、両親も「行きたいところへ」と背中を押してくれました。

剣道の面白さはどこにありますか?

生涯スポーツであること、年齢・性別にかかわらず一緒にできる競技というところです。

藤﨑さんの得意技は?

相手によって決め技は違ってきますが「面」です。ただ、試合のつくり方としては、小手攻めして最後に面をとるので、周りからは「小手」だと言われますね。

明治大学剣道部はどんなチームですか?

まずは主将として、練習でも自分が一番頑張らなければと思っています。下級生の意見も取り入れ、お互い思っていることをしっかり言い、日本一になるために4年間チーム形成をしてきましたので、とても雰囲気が良いチームです。

大舞台で勝つための「極意」や強みを教えてください。

個人戦とは異なり、特に(団体戦の)大将戦では大きな責任を感じますが、そのようなプレッシャーは好きな方かもしれません。チームとして最後の1秒まで諦めない集中力を保つよう、練習でもオン・オフを意識して取り組んでいます。強みとしては、スピードに自信があります。日々、体幹トレーニングや走り込みで、下半身を自主的に強化するようにしています。

尊敬する選手はいらっしゃいますか?

熊本の道場の先輩・寺本将司(現在、大阪府警察の女子部監督)さんです。私が小学校4年の頃、全日本剣道選手権大会で優勝され、当時から稽古などでお世話になっています。剣道だけでなく人柄を大変尊敬し憧れています。

将来の目標をお聞かせください。

これからも剣道を続けていきますので、世界大会出場や、日本代表として活躍したいですし、明治大学の後輩にとって自慢の先輩でいられたらいいなと思っています。

体育会剣道部

1905年創部、明治大学体育会屈指の伝統を誇る部のひとつ。部の理念は、「文武両全」「質実剛健」。近年でも男子個人戦や女子団体戦で全日本優勝を果たし、大学剣道界の名門として君臨する。春季の個人戦と秋季の団体戦での優勝を目指し、日々稽古に励んでいる。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、季刊 広報誌『明治』第85号発行当時のものです
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