
内閣府 日本・中国青年親善交流事業の活動について教えてください。
日本青年と中国青年の交流を通して、国際社会でリーダーシップを発揮する人材を育成するという目的で1971年に日中両国政府によって開始された事業です。本年度は7月に事前研修を行い、10月に12日間中国を訪問してきました。現地では、北京、鄭州、洛陽、杭州の4地域を訪問し、在中国日本大使館の表敬訪問や北京語言大学での中国青年とのディスカッション、アリババの子会社の視察などを行ってきました。(内閣府HPより一部引用)
内閣府 日本・中国青年親善交流事業に応募したきっかけはなんですか。
契機となったのは、2019年3月に明治大学のプログラムで中国(深圳)に行ったときのことです。その際、目覚ましい経済発展に目を奪われ、中国についてより深く知りたいと思うようになりました。また、所属するゼミで、さまざまな社会問題を解決するためには、隣国である中国と協力していかなければならないことを学びました。そこで、日中の架け橋となり両国の発展に寄与したいと思い、本事業に参加しました。
活動の中で印象に残っていることを教えてください
2035年完成目標の空港大都市視察
今回の訪中では、中国の目覚ましい成長を見ることができました。なかでも、「鄭州(ていしゅう)空港経済総合実験区」では、一帯一路の要の場所として空港都市を建設するという非常に壮大なビジョンを聞かせていただきました。空港を中心に新たな大都市を構築しようというものです。
具体的には、行政が主導して空港の周辺に領事館や大学の分校を建築し、都市美化のために人工で河川や緑地エリアを造設する計画を聞きました。北京から約600km離れた内陸地で、10年前には小さな工場しかなかった場所に、空港ができ、そして中国とヨーロッパを結ぶ中心的位置として発展していこうとするのを間近で見ることができました。

参加してよかったと思うことは何ですか?
全国に広がる志ある仲間との出会い
中国に対する、見方・意識が大きく変わったことは言うまでもありません。しかし、それ以上にかけがえのないメンバーと出会えたことが最大の財産であると思います。
23人のメンバーの中には、中国語ができなくてもスマホを使ってなんとしてもコミュニケーションを取ろうとするメンバーや、中国と一生関わっていきたいと考えているメンバーなど、各個人がそれぞれの価値観や強みを持っており、非常に刺激を受けることが多かったです。今回つながった仲間との交流が途切れることのないよう、積極的に関わっていきたいです。

活動をしていて大変だったことは何ですか?
各地にわたる仲間との意思疎通
私は日本の文化発信を目的に、現地で日本を紹介するための計画・準備を行う「日本紹介係」のリーダーを務めていました。しかし、事業の参加者は日本全国から集まっていて、係のメンバーも東京から滋賀・神戸と離れていました。そのため、一つの場所に集まって議論することができず、現地で何をどのように実施するかの計画・準備を具体的に行うことは非常に大変でした。

そこで、チームでの活動には積極的な交流が必要だと考え、スカイプ上でミーティングを行い、頻繁に意見交換を行いました。意見の相違などの衝突はありましたが、最終的には係のメンバーと協力してしっかりと準備した上で、空手の演舞や東京五輪音頭、福笑いなど日本の文化を現地で十分に発信することができました。準備が大変だった分、非常に達成感がありやりがいのある活動でした。

明大生へのメッセージをお願いします!
本事業は、国の代表青年として派遣されることになるので、普段の旅行、留学では決して会うことのできない人、見ることのできない場所に行くことができます。少しでも興味があれば、ぜひ挑戦してみてください。
第41団日本・中国親善交流事業について
第41団日本中国親善交流事業の広報アカウント
内閣府青年国際交流事業報告会 ─航空機による青年海外派遣―
日程 | 2020年2月2日(日) 13時~ |
場所 | 国立オリンピック記念青少年総合センター |
公式SNS | 公式Facebook 公式Instagram |
内容 | 当日は、団員による事業の紹介やパネルディスカッションを通して、各派遣団がどのような活動をしたのか、団員がどんなことを学んだのか、どう成長したのかを聞くことができます。 当日は私もブースにいるので、何か聞きたいことがあれば気軽に聞いてください。 ※飛行機事業=日本・中国青年親善交流事業・日本・韓国青年親善交流事業・国際社会青年育成事業となります。船事業は別の報告会になります。 |
埼玉IYEO主催 内閣府国際交流事業報告会
日程 | 2020年3月8日(予定) |
内容 | 埼玉県出身で本事業に参加した団員が、現地でのリアルな状況や事業を通して学んだことを報告する会です。 当日は私も発表者として、中国派遣で学んだことや身に付いたことについて発表する予定です。 詳しい日時、場所に関しては現在調整中ですので、決定次第下記Facebookアカウントに投稿する予定です。 https://www.facebook.com/groups/saitamaiyeo/ また、個別に聞きたいことがある方は、下記メールアドレスまでご連絡ください。 小林直樹:eb170984@meiji.ac.jp |
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