インターンシップに応募したきっかけを教えてください。
子どものころからずっと日本のアニメが好きで、日本へ留学しています。そして、将来も日本でサブカルチャーに関する仕事をしたいと考えています。しかし、日本と中国の就職活動はかなり違うので、何の準備をするべきかがわからず、明治大学のインターンシップ説明会に参加しました。
この説明会で、日本の修士課程は2年間のみなので、大学院生は早目にインターンシップに参加した方がいいと勧められました。しかし、サブカルチャーに関する仕事の経験もなく、ましてやサブカルチャーに関わる会社のインターンシップ情報を探す方法も知らなかったので、本当に不安でした。
そんな時、ちょうど中国のSNSで株式会社アブラカダブラのサブカルチャーに関するインターンシップの求人情報を見て、応募しました。
インターンシップではどのような経験をしましたか?
業務内容は、海外版スマートフォンゲームの運営や問い合わせ対応など多岐にわたります。インターンシップで最初に行った業務は、日本の書店のプロモーション文章を中国語に翻訳し、中国のSNSへ投稿する仕事で、比較的スムーズに行うことができました。
その後、中国と日本のサブカルチャーコンテンツマーケティングの調査を行いましたが、はじめはやり方が全然わからず、調査もなかなかうまく進みませんでした。幸い、優しい先輩たちが丁寧に教えてくれたので、徐々に問題なくこなせるようになりました。
この経験を通じて、自分の物事の考え方も少しずつ変わりました。以前はゲーム・アニメの楽しさだけに注目していましたが、今はマンガ・アニメ・グッズをグローバル展開することなども意識的に考えるようになりました。また、SNSを使ってブランドや商品の良さを宣伝することも、とても勉強になりました。
その経験を通して得たものを教えてください。
初めていろいろな国の人たちと一緒に仕事をしてみて、とても貴重な体験ができました。会社ではさまざまな国の人たちが同じ興味を持ち、同じ場所で集まり仕事をしています。自国の文化を深く理解した上で、異文化の中で自分の考えを述べることができ、ほかの人の素晴らしい考え方に驚かされたこともありました。このような環境が、私の見聞を広めるきっかけにもなりました。
インターンシップ参加を検討している明大生へのアドバイス
インターンシップは、就職活動アプリと各会社のウェブサイトで探すだけではなく、SNSでも探すことができます。現在はグローバリゼーションの時代で、情報収集の方法は、テレビのニュースや新聞のみではなく、SNSも情報収集源の一つとして使えます。
例えば、私が書いたこの体験記のように、明大生もMEIJI NOWなどのメディアを活用して、インターン情報を見つけることができます。そして、実際の現場に行って、会社の雰囲気を体験することによって、その会社に自分が向いているかどうかがわかると思います。
MEIJI NOWに出演いただける明大生の皆さんを募集しています。大学受験や留学の体験記、ゼミ・サークルの活動をMEIJI NOWで紹介してみませんか?