2019.05.22

【卒業生の今を紹介】オリンパス株式会社で活躍!小堤健士さん


協力してくれた卒業生小堤健士さん(大学院理工学研究科修了)

勤務先 オリンパス株式会社(メーカー/医療機器・技術職/開発職)
2016年、大学院理工学研究科を修了。同年4月、オリンパス株式会社に入社。現在、医療システム製品開発に所属。入社4年目。学生時代は研究活動とサークル活動に力を入れていた。

現在の仕事について教えてください。

内視鏡画像の印刷を目的とする、医療用プリンターの開発に携わっています。医療現場のニーズに合わせて、使い勝手や印刷画像の色合いを向上させることが、本プロジェクトのミッションです。医療機器の製品開発は幅広く、要求仕様の策定から機能の設計、製品性能の評価まで行います。私の主な担当は、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)の設計や取扱説明書の製作、製品性能の評価です。

小堤さんの1日の流れ

08:30 出社
08:35 予定確認、メールチェック
08:45 他部署との打ち合わせ
10:30 製品評価と結果の記録
12:00 昼食
12:45 GUIデザインとソフトウェア仕様の検討
15:30 成果発表会に向けた検討
17:00 事務処理、明日の準備
18:00 帰宅

現在の仕事を選んだきっかけを教えてください。

大学で内視鏡に関する研究をしていたこともあり、医療機器メーカーに関心を持ちました。オリンパスのインターンシップに参加し、研究で培ってきた知識が生かせることに充実感を感じました。この充実感をまた味わいたいと思い、入社を決意しました。

現在の仕事について、学生時代に抱いていたイメージとギャップを感じるところはありますか?

業務の幅が想像以上に広かったことです。開発の業務は設計や製品評価だけでなく、医療法規制の対応やユーザーへの意見聴取まで行います。 日々勉強しなければいけませんが、仕事の幅が少しずつ広がっていくことは一種のモチベーションになっています。

薬品試験

仕事をしていて一番うれしかったことは?

自分が設計した仕様が少しずつ製品として形になっていくことです。特に、自分が設計したメニュー画面が動くようになり、操作した人に「使いやすい」と言ってもらえた瞬間が最もうれしかったです。

製品の検討中

一番つらかったことや苦労したことを教えてください。

医療用プリンターに搭載されるメニュー画面の設計に一番苦労しました。本製品のメニュー画面は、弊社で従来使われてきたガイドラインが適応できなかったため、一からの設計になりました。そこで、デザイナーの方と密に打ち合わせを重ねることで、新たなメニュー画面を完成させました。

他部署との打ち合わせ中

仕事におけるマストアイテムはなんですか?

コーヒーです。集中力を高めるために適宜飲んでいます。ブラックを好んで飲んでいますが、最近は無糖のカフェラテも購入しています。カメラもマストアイテムです。製品評価の様子を記録に残すために使用しています。

マストアイテム:コーヒー&無糖カフェラテ
マストアイテム:製品評価の記録用カメラ

明大生に向けてメッセージをお願いします。

学生時代に積み上げたものは仕事でも役に立ちます!今できることに全力で取り組み、やり遂げてください。もちろん、つらいことがあるかもしれませんが、苦しんだ経験もきっと成長の糧になります!貴重な学生生活を大切に過ごしてください。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです