2019.06.10

【卒業生の今を紹介】株式会社日本製鋼所で活躍!朴 珠熙さん


協力してくれた卒業生朴 珠熙さん(2017年国際日本学部卒業)

勤務先 株式会社日本製鋼所(メーカー/鉄鋼・総合職)
2017年3月、国際日本学部を卒業。同年10月、株式会社日本製鋼所に入社。現在、樹脂製造機械販売部 造粒機グループに所属。入社2年目。学生時代はアルバイトに力を入れていた。

現在の仕事について教えてください。

造粒機(プラスチック原料を生産する石油化学プラントで使用される主要な機械)本体の営業活動や、受注後のフォローが主な業務です。主要顧客は中国、韓国、ロシア、北米など、国内・海外を問わず、大手石油化学会社の多くが当社の造粒機を採用しています。世界中のお客さまを相手に、時に国家プロジェクトにもかかわるほどの大きな仕事をしているというプライドを持って働いています。

近い将来、営業の主担当となり、自分の力を発揮できたと思えるような達成感を味わってみたいです。また、英語力や異文化に対する理解を新人のうちに身に付け、数年後には海外駐在も目標にしています。

汎用プラスチック製品の原料となるポリオレフィンペレットを大量生産する造粒機

朴さんの1日の流れ

9:00 始業、メールチェック
9:30 グループ会議と部会議
案件の進捗などを報告し、情報を共有します。
11:30 書類作成とお客さま対応
見積もりや請求書などを作成し、メールや電話でお客さまの対応をします。
12:00 昼食
社内で同期と一緒に食べることが多いです。
12:50 書類作成とお客さま対応
16:00 お客さまとの打ち合わせ
訪問するよりも、お客さまがご来社されることの方が多いです。
17:30 1日の業務のまとめ
17:45 帰宅

※国内外問わず出張が多いため、この通りにはならない日も頻繁にあります。

現在の仕事を選んだきっかけを教えてください。

メーカーの中でも、スケールの大きな仕事ができる業界に絞って就職活動をしていたところ、機械メーカーや鉄鋼業界に興味を持ちました。また、海外顧客と直接つながり、海外にも頻繁に行きたかったこともあり、営業を希望しました。

現在の仕事について、学生時代に抱いていたイメージとギャップを感じるところはありますか?

営業とはただの物売りではない、ということが分かりました。特に、機械メーカーでの営業は専門知識の習得が必須です。また、お客さまの要望をうまく整理・調整した上で、迅速に工場へ連絡し、動いてもらうことも大事です。

仕事をしていて一番うれしかったことは?

商務の打ち合わせや部品の注文など、お客さまの要望に抜けなく対応し、ご満足いただけた時が一番うれしかったです。

一番つらかったことや苦労したことを教えてください。

来日7年目ですが、日本語の曖昧な表現はいまだに難しく、言語の限界や文化の違いを感じる場面が一番苦労しました。しかし、先輩と上司が、多忙な時でも時間をかけて教育指導してくれるため、挫折せずに乗り越えられています。

仕事におけるマストアイテムはなんですか?

電卓と辞書です。担当する機械と部品の代金は、数十万円から数十億円など日常では見慣れないほど高額なため、見積もり作成時には何度も検算が必要です。また、大半が海外顧客であるため、契約書や顧客との連絡はほぼ英語となるので、辞書もマストアイテムです。

明大生に向けてメッセージをお願いします。

社会人になった今、大学時代を振り返ってみると、もっといろいろなことを経験してみれば良かったなと思う時があります。サークル活動、趣味活動、アルバイト、旅行、友人との遊びなど、何でも良いのでたくさんの経験をしてみてください。その経験が楽しかろうがつらかろうが、今後の皆さんを、よりすてきな人に成長させてくれる源になると思います。

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