
研究室概要紹介
川口研究室は、農学部農学科の中では、哺乳類を飼育している数少ない研究室です。動物の行動について多様な視点からの理解が進めば、動物倫理に沿ったさらに効率の良い方法で動物を飼育することができ、生産性を高めることが可能となります。

げっ歯類をモデル動物に、動物行動や関連する生体内因子を指標として、環境と動物の関係を研究しています。そして、生体の健康や福祉、生産性の向上など、環境改善へ寄与することを目指しています。
川口研究室ではこんなことを学んでいます!
ヒトと動物の幸せな環境の提案を目指し、 「化学物質やストレスなどの環境因子が引き起こす障害の解明」 「ストレス耐性など生体に有利な性質を獲得させる方法の検索」 「不安・社会性・学習・摂食などの行動を制御する神経内分泌学的機序の解明」 の三つのテーマを挙げています。これらを解明するために、行動試験や遺伝子解析、解剖などを用いて研究をしています。
アピールポイント
何と言っても、生きている哺乳類(主にラット)を用いた動物実験を行えることです。 ラットを用いた行動試験やReal-Time PCRを用いた脳内の遺伝子発現量の解析は、大変興味深いものです。また、学生の興味や考えを尊重し、自分のやりたいことを研究できる環境が整っています。

研究室の雰囲気
先輩後輩関係なく、仲が良く明るい雰囲気です。また、おのおのが自分の研究だけではなく、さまざまな実験を手伝うことで幅広い知識や技術を身に付けています。ゼミでは英語論文の発表や研究の進度報告などを、質問を交えながら活発に議論しています。

先生の紹介
川口真以子先生
いつも明るく、楽しい先生です。学生の自主性を重んじ、学生が自ら考え研究する環境を作ってくれています。そして、いつもなぜかせかせかしています(笑)。
私はこんな理由で研究室を選びました!
私は幼いころから動物が好きで、哺乳類に関する研究をしたいと考えていました。その点において、川口研究室はとても魅力のある研究室だと感じました。また、研究室の雰囲気も良く、研究以外の場面でもさまざまなイベントがあり、この研究室を選んで良かったと感じています。
川口研究室あれこれ
男女比・人数
男性12人:女性5人=17人
名物OB・OG
OBの中嶋慎吾さんです。共同研究先のマレーシアのモナシュ大学に進学し、私がマレーシアに行った時も、研究のことから生活のことまで大変お世話になりました。
紹介者(写真右)と川口先生
「Hatano雄ラット脳内遺伝子発現への養母交換の影響評価」
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