2019.11.26

【第1回】大学院生座談会「大学院に進学してみて、どうだった?」


大学生の進路のひとつとして、大学院に進学するという選択肢があります。今回は、実際に明治大学大学院に通っている4人の大学院生による座談会を実施。大学院での学びや、明治大学大学院の魅力、進学を検討している明大生へのアドバイスなど、幅広い話題についてお話を伺いました!
座談会参加者プロフィール

(写真左から順に)

  • 松田さん(経営学研究科 博士前期課程1年・明治大学経営学部 卒業)
    財務会計・国際会計について研究している
  • 大野さん(教養デザイン研究科 博士前期課程1年・明治大学文学部 卒業)
    日本神話について研究している
  • 仲村さん(国際日本学研究科 博士前期課程2年・明治大学国際日本学部 卒業)
    日本語の歴史について研究している
  • 米山さん(法学研究科 博士前期課程2年・明治大学法学部 卒業)
    ボランティア活動における民法上の責任について研究している

大学院に進学した理由を教えてください。

米山さん 関心のあるテーマを教授のもとで深めていきたいと考えたからです。また、諸外国ではより多くの人々が大学院に進学しており、世界の人々と同じように自分の力を磨く選択をしてみようと思いました。

仲村さん 研究者を目指して進学しました。学部生のときに留学をしたのですが、留学先で同じ授業を受けていた大学院生から刺激を受け、自分の母語や言語についてもっと深く知りたいなと思うようになりました。

大野さん 学部3年次に、就職をするか、大学院に進学するか迷ったのですが、家族に相談し、「学びたいことがあるなら大学院に進学してみれば」という後押しを受けて進学を決めました。

松田さん 学術的な理論分析をもっと行いたいと思い、進学しました。学部生の時に公認会計士試験に合格したのですが、実際に就職するにあたり、大学院で理論的な研究をして、それを実務に還元していきたいと考えました。

将来はどのような進路を考えていますか?

松田さん 今は監査法人で非常勤職員として働いており、修了後はそちらへ正職員として勤める予定です。大学院での研究を自身のキャリアにつなげていけると思います。

米山さん 元々は研究者志望だったのですが、進路を変え、現在は大学に職員として就職する予定です。内定先からは、大学院で培った論理的思考力や語学力を評価していただきましたので、仕事の中で生かしていきたいと思っています。

大野さん 公務員として文化事業などに関わりたいと思っていますが、民間企業に就職しようかなという気持ちもあり、検討中です。

いつ頃から大学院進学を意識しましたか?

松田さん 学部3年次の終わりごろです。4年次は公認会計士試験もあり、進路が未確定な状態だったので、進学を意識しながら公認会計士試験に備えていました。

大野さん 学部3年次は就職と迷っていて、秋には大学院に進もうと決めました。教養デザイン研究科への進学を決めたのは、学部4年次の5月に行われた大学院の進学説明会がきっかけです。

仲村さん 学部2年次の終わりごろから、留学先で将来の進路をいろいろと考え始め、研究者の道を選びました。3年次の初めごろには進学を決めました。

米山さん 大学に入学したときから研究者に対して漠然と憧れがありました。具体的に大学院進学を意識したのは学部3年次で、自分が興味のあるテーマについて指導教員に疑問をぶつけたときに「ぜひ大学院に来ないか」と勧めを受けたことがきっかけでした。

実際に進学して感じた大学院の魅力を教えてください。

仲村さん 周りの大学院生や教員、研究者たちと関心を持った事柄について学術的にいつまでも語り合うことができることは、とても楽しいです。国際日本学研究科は複数の領域に分かれているのですが、異なる専門領域の方と話すことにもまた楽しさがあります。それぞれ自分の専門があるからこそ、何か一つのものに対して多角的な視点で、いろいろな切り口から話ができるような、学術的な刺激が得られる環境であることは、とても魅力的だと思います。

大野さん 教養デザイン研究科には、文理を問わないさまざまな専門の先生方が集まっていて、大学院生も多様なテーマで研究をしています。今まで自分が触れてこなかったような知識や考え方に触れることができるので、研究に生かせるものも多く、視野が広がるという点でもとてもよい刺激になっています。また、留学生も多い研究科なので、留学生の友人を通じて国際的な人脈を広げられることもとても楽しいです。

米山さん 教員との距離が非常に近い点が魅力です。教員との議論を通じてヒントをもらい、欠点に気づくことで、新たな知識を得ることができます。また、それを通じて論理的思考力を身に付けていけると思います。そのような学部生のときにはできなかった教員との「知の会話」ができる点が非常に魅力的です。

松田さん 大学院の授業は少人数で行われるものがほとんどなので、自分たちの関心や理解に応じたアクションを自然に表現することができます。そういった要素を、取り上げるテーマにまで踏み込んで反映させることができる点は、とても魅力的だと思います。教員とともに授業を創っていくことは、大学院ならではだと思います。

どのような研究をしているのか教えてください。

大野さん 私は日本神話の研究をしています。アメノヒボコという朝鮮半島から渡来してきたと伝わる外来の神が日本神話に組み込まれた意味をつかめないかと考えています。

米山さん ボランティア活動に民法上どういった責任が生じるかについて研究しています。民法学と社会福祉学の領域におよぶテーマですが、指導教員も理解を示してくれて、民法学上だけでなく、社会福祉学の分野からもアドバイスをもらえます。

松田さん 会計学のうち「財務会計」「国際会計」という分野を研究テーマにしていて、具体的には資本市場で企業が外部に報告する会計を理論的に分析し、学問的な意味を見出していこうとしています。会計基準の設定の意味や背景を理論的に理解しているからこそ、実務において基準やルールを適用できるという場面があると考えています。

仲村さん 日本語の歴史です。特に近代を専門にしていて、それまでの漢文訓読体中心だった書き言葉から近代的な書き言葉が作られていく中で、日本語の文の構造が西洋語から影響を受け、どのように構築されてきたのかを実証的に研究することを研究テーマとしています。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、インタビュー当時(2019年10月8日)のものです

>>【第2回】では、明治大学の大学院に進学を決めた理由などについてお聞きしています!(11月27日公開予定)

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