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2018.08.27

【留学どうだった?】「小さいころから興味のあったフランスで、異文化体験を通して学ぶ」大山ひさきさん

学生留学国際交流
留学体験を紹介してくれた方大山ひさきさん(文学部3年)

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世界中の人とフランス語を使った国際交流がしたかったので、フランス留学を決めました。また、小さいころから興味があったフランスの文化や芸術、暮らしなどを実際に目で見て体験してみたかったのも、大きな理由の一つでした。

今の専攻 文学部文学科フランス文学専攻
留学先 フランス
大学名 ボルドー・モンテーニュ大学
留学プログラム名 学部間協定留学
留学期間 2017年9月~2018年5月
出願時期 2017年1月

留学準備について

留学を決めた時期はいつごろですか?

明治大学に入学してすぐ、豊富な留学プログラムを見た時に、参加してみたいなと思いました。その後、1年生の春休みに、文学部文学科フランス文学専攻主催のパリでの短期語学研修に参加してから、1年間の留学に応募することを決めました。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

ボルドー・モンテーニュ大学への留学が決まった時、最初にクラス分けテストがあると先輩から
聞いていたため、苦手な文法を中心に授業で習ってきたことを一通り復習しました。また、教授から勧められた本を原文のフランス語で読むようにしました。

受験した語学試験があれば教えてください。

2017年12月 DELF B2 取得 (点数:80点)
2018年 5月  DALF C1 取得 (点数:60点)
※DELF・DALF:フランス国民教育省認定の公式フランス語資格。

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試験対策用に使用していた問題集

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由を教えてください。

小さいころから興味があったフランスに行くことは決めていて、当初はパリへの留学を考えていました。しかし、近年多発しているテロ事件や、治安の悪化を懸念して、自然に囲まれつつも歴史がある、地方都市のボルドーを選びました。また、この学部間協定の留学プログラムは、フランス語学習に特化した語学学校への留学だったので、このことも考慮してボルドー大学に決めました。

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ワインで有名なボルドーのシテ・デュ・ヴァン(ワイン博物館)
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ボルドーの観光名所「水の鏡」

留学することが決定した時期と、選考方法について教えてください。

留学が決定したのは、応募した2017年1月から約1カ月後の2月でした。選考方法は、日本語とフランス語で書いた留学計画書、成績表の提出と、その後に行われた日本語とフランス語の面接試験でした。面接試験では、留学計画書に基づいて、留学に対する意気込みなどを話しました。

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毎日通ったDEFLE(ボルドー・モンテーニュ大学の留学生向け語学学校)の校舎

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?

学習面では、もっとフランス語の語彙を増やしておくべきだったと思いました。持っていけばよかったと思ったものは、簡単に作れる日本食の材料です。フランス人も交えたピクニックや誕生日会をする時は、各自料理を持参するのですが、その際に「日本食を持って行けたら」と思ったことが多かったです。

留学生活について

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことを教えてください。

フランス語上達のために

留学当初から目標としていた、語学能力試験の取得です。以前、実用フランス語技能検定試験を受験した時から、自分のフランス語に自信がなく語学試験を受けてこなかったため、この留学期間中にDELF(フランス語学力資格試験)、DALF(フランス語上級学力資格試験)に合格することを目標にし、授業を特に頑張りました。また、フランス語の上達を目指してフランス人の友人と出かけるようにしたり、日本語科の学生で日本語が多少話せるフランス人の友人とも、フランス語だけで話すことを意識しました。

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フランス人の友人と「水の鏡」の前にて

ヨーロッパ諸国の文化も学ぶ

授業も大切でしたが、長期休みや中期休み期間中には旅行をしました。フランス国内のみならず、ヨーロッパ諸国に友人と行きました。フランスとの文化を比較しながら、その国の文化を学んだり、体験したりすることができ、いつもの旅行とは少し違うところに注目しながら楽しむことができました。ヨーロッパ内であれば多少のフランス語も通じるので、現地の人とコミュニケーションを取るのも楽しみの一つでした。

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イタリアのフォロ・ロマーノ
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オランダのアムステルダム

メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

フランス人やクラスの外国人のみんなと交流をしていく中で、さまざまな考え方や意見を聞くことができ、今まで自分の中で当たり前だと思っていたことが、そうではないと知ることもありました。自分とは異なったそれらの考え方を知ることで、自分と似た考え方をする人だけでなく、より多くの人への理解が深まりました。価値観の違いから意見が全く合わないこともありましたが、これが文化の違いというものだと納得するようになりました。

後輩へのメッセージをお願いします。

勉強に励むことはもちろん大事ですが、より多くの人と出会って、コミュニケーションを取ることも留学のだいご味だと思います。大変なことやつらいこともありましたが、振り返ると、「留学して本当に良かった」と思えました。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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