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サークルガイド
2018.11.22

【サークル紹介】スポーツクライミングサークル LOCK ON ROCK

学生サークルエンタメ
毎回さまざまなサークルを紹介するコーナー「サークルガイド」。今回は、スポーツクライミングサークル LOCK ON ROCKの内田さんに、サークル活動の概要についてお聞きしました。

男女共に優勝を果たした2016年度選手権大会の表彰式の様子

こちらの記事は、「明治の“いま”がこの1冊に!」 季刊 広報誌『明治』第80号「明大サークル物語」からの転載になります。

スポーツクライミングサークル LOCK ON ROCK

2020年に開催される東京オリンピックからスポーツクライミングが正式種目に認定されました。私たちはそのスポーツクライミングをサークル活動として行っています。心技体を磨いて壁を登る競技。一見単純に見えるかもしれませんがとても奥が深いスポーツです。今回のこの記事を通してスポーツクライミングに興味や魅力などをぜひ感じていただければと思います。

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スポーツクライミングサークル LOCK ON ROCKを紹介してくれた方 内田彩夏さん(文学部2年)

スポーツクライミングについて

皆さんはクライミングというスポーツをご存知ですか? 壁を登るスポーツ、というイメージが多いと思いますが、スポーツクライミングとは人工のホールドを使って登る「ボルダリング」、「スピードクライミング」、「リードクライミング」の3種目を指す言葉です。もともとは岩登り(ロッククライミング)から派生したものです。


外岩を登るサークルメンバー

「ボルダリング」はロープを付けない種類のフリークライミングで、5m程度の壁のコースを4〜8手で登る競技です。「スポーツクライミング」は、ロープがあらかじめ終了点からかかっている状態の15m程度の壁に設定されたコースを登るスピードを競うフリークライミングです。使用コースはあらかじめ選手に知らされているため、事前に練習をすることができ、成績は「どれだけ速くゴールまで登ることができるか」で決まります。「リードクライミング」は、クライマーが自身に繋がれたロープを支点にかけていくことで安全を確保しながら登り、「どの高さまで登ることができたか」で成績が決まる競技です。一見するとムキムキの男性が有利に見えるかもしれませんが、実際はそうではありません。握力や腕力ももちろん必要ですが、それよりも体全体の筋肉のバランスなどが重要視されます。どのように登るのが素早く、効率良く登ることができるのかなど、クライミングは身体と頭脳を使って競い合う、とても魅力的なスポーツです。


対校戦。代表選手のスタートの瞬間

LOCK ON ROCKについて

次にサークルの歴史について少し説明します。明治大学にはクライミング専用の壁(クライミングウォール)が和泉キャンパスの体育館に設置されています。そして文学部には選択科目の中にクライミングがあり、現在もこのサークルの顧問である水村信二教授が2009年から選択体育実技の一部としてクライミングの指導をはじめられました。その受講者の中から熱心な先輩がサークルを立ち上げ、2012年に非公認サークルとして活動がはじまりました。その後、2013年度に大学公認サークルとして認可されました。授業をきっかけに立ち上げてくださった先輩や、新歓期間にビラなどを配り部員を集めてくれた先輩方などの努力のおかげで今の私たちがあります。


対校戦に臨む女子チーム

私たちは日頃からボルダリングにとどまらないさまざまな活動を行っていますが、中でも全日本大学スポーツクライミング協会が主催している「日本学生スポーツクライミング対校選手権大会」に毎年出場し、この大会で日々の成果を発揮することが最大の目標です。大会は「ボルダリング」と「リードクライミング」の2種目で競い合い、その点数の総合点で勝敗が決まります。2014年度の初開催以降、LOCK ON ROCKは男女ともに、3回ずつ総合優勝という記録を残
しています。2018年度の対校選手権大会では、女子が3年連続3度目の総合優勝を勝ち取ることができました。


2017年度の部内新人戦の表彰の様子

サークル活動について

サークルの活動は基本的に月・火・金曜日の放課後、そして土・日曜日にクライミングウォールを使った練習をしています。LOCK ON ROCKは体同連や部活動ではなく、練習は自由参加の形をとっていますが、ウォールへ行くと必ず部員が登っている風景を見ることができます。

先ほどスポーツクライミングには3種類あるとご紹介しましたが、私たちはその中でも「ボルダリング」をメインとして活動しています。サークルで「ボルダリング」に触れ、さらに興味を持ってリードやスピードをはじめる部員もいます。また、室内の競技用の壁を登るだけでなく、部員同士で自然の岩に登りに行くこともあります。さらに、登るだけでなく、サークル内でミニコンペ、運動会などのイベントも開催しています。ミニコンペではチームをつくって部員同士で競い合います。景品なども用意される本格的なコンペです。


サークル内コンペの様子

クライミングを通して出会った仲間たちはお互いに切磋琢磨し合う大切なチームメイトであり、ライバルでもあります。練習に励み、技術の向上を目指すことも大切ですが、私たちは部員同士の輪も大切にしています。クライミングは個人競技になりがちですが、このようなイベントを開催することで、同学年だけでなく他学年の部員との交流などもできるようにしています。

私たちは日々クライミングの技術を磨いています。練習を重ね、それまでできなかったレベルの課題を登れるようになった際の達成感や満足感などは本当に素晴らしいものです。それを分かち合うことのできる友人がいるということもまた同様に素晴らしいことです。大学内にクライミングウォールがあるという恵まれた環境にあることを忘れずに練習に励みたいと思います。


学外のボルダリングジムで登るサークルメンバー

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。クライミングは、体一つあれば誰もが気軽にはじめることができることが魅力です。2020年の東京オリンピックではボルダリングが正式種目となるなど、スポーツクライミングに注目が集まりつつある状況について、サークル一同とても喜ばしいことであると日々感じています。お読みいただいている明治大学に関係する皆さんにも、少しでもスポーツクライミングに興味を持っていただけるととてもうれしいですし、今後のLOCK ON ROCKの活躍にも注目していただければ幸いです。日々の活動はTwitterやインスタグラムを通じて紹介しています。メンバー一同、新入部員をお待ちしています!

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、季刊 広報誌『明治』第80号発行当時のものです
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