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世界で学ぶ!
2019.09.13

【留学どうだった?】「自分次第で状況はどうにでも変えられると知ったアメリカ留学」近藤 壮一郎さん

学生留学国際交流
明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は商学部の近藤さんが、カリフォルニア大学サマーセッションズプログラムと交換留学を組み合わせたアメリカでの留学体験を紹介してくれます!
留学体験を紹介してくれた方近藤壮一郎さん(商学部4年)

留学先 アメリカ
大学名 カリフォルニア大学バークレー校
カリフォルニア州立大学ロングビーチ校
留学プログラム名 カリフォルニア大学サマーセッションズプログラム
大学間協定留学(交換型)
留学期間 2018年5月~2019年1月

留学準備について

留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?

大学生活で何か胸を張ってやり遂げたと言える努力がしたくて、まず留学について調べ始めました。また、大学1年次に韓国の西江大学へ1カ月の学部間交換留学をしたことが、アメリカへ行く大きなきっかけとなりました。同じアジア圏の国である韓国の学生が、自分から専攻についての知識を深めに行き、常に世界基準で物事を考えている姿を目の当たりにしました。その時に、1歩日本の外に出るとこんなにも見える世界が違うのかと、刺激を受けながらも危機感を感じたことが、留学を決意した大きな要因です。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

大学1年次の5月から、交換留学に必要なIELTSのスコアを取るための勉強を始めました。この試験はSpeakingとWritingがあるため、オンライン英会話や明治大学の英語添削プログラムに毎日参加していました。また、9月ごろからは、交換留学の応募に必要な留学計画書の準備をしながら、留学に行く意味や目的を明確にしていました。

受験した語学試験があれば教えてください。

IELTS

  • 2017年5月:4.5点
  • 2017年11月:6.5点

TOEIC

  • 2016年5月:475点
  • 2017年11月:685点
  • 2019年3月:970点

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?

〈カリフォルニア大学バークレー校を選んだ理由〉:自分の専攻であるビジネスの分野で、さらに深く、実践的な知識やスキルを学びたいと思っていました。世界の公立大学の中でランキング1位を獲得しているバークレー校なら、本物の授業を受けながら目的を叶えることができると思ったからです。

〈カリフォルニア州立大学ロングビーチ校を選んだ理由〉:ビジネスだけでなくほかの分野の授業にも定評があるため、バークレー校で学んだことを深めながら他分野の授業を受けることで、新しい視点でビジネスを捉えることができると思ったからです。

ロングビーチ校の寮で仲が良かった友人に誕生日を祝ってもらった時の1枚

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?

勉強面では、日本にいるときから授業で使う教科書を読んでおけばよかったと思います。前の年に使われている教科書はシラバスに書いてあるので、事前に確認することで少しでもほかの学生に対してアドバンテージを持っておくことは、留学時の余裕につながると思います。

生活面では、日本食をもっと持って行けばよかったと思います。アメリカでも日本食レストランなどはありますが、味付けやお米の種類などは日本とは全く違うので、予想以上に日本食が恋しくなります。

留学生活について

留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?

留学の目的として、「英語を高いレベルで使えるようになる」「ビジネスに関する知識をもっと深める」という動機はもちろんありました。

しかし、それ以上に「世界中から集まる人々と話す中で、自分の考え方の幅を広げる」ことや、「未知の環境で自分はどんな努力ができるのか確認する」ということが大きな目的でした。そして、これらの目的はいろいろな困難に直面する中で、すべて達成できたと考えています。

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?

クラスに日本人1人という環境

バークレー校では自分よりもはるかにレベルの高い環境に挑戦したかったので、現地の学生が中心の「Leadership」という授業を日本人1人で受けました。留学当初は現地生の早い英語に苦労しましたが、クラスの中で黙っていては何も得るものは無いので、自分からクラスメイトに話し掛けに行き、積極的に相手を知る努力をしました。

今でも連絡を取っている、「Leadership」の教員とクラスメイトたち

その結果、授業で専門的なビジネスに関するディスカッションの中でも、自分から明確な意見を主張することができるようになりました。また、授業以外でも遊びに誘ってもらったり、教員の家に招待してもらうこともありました。

日本語の授業でTAを担当

ロングビーチ校では、授業以外で何か自分が留学先の大学に貢献でき、かつ今の自分にしかできない事はないかと考え、現地の学生向けの日本語の授業でティーチングアシスタント(TA)を2クラス分担当していました。日本語を英語で教えることは予想以上に難しかったですが、日本語やその背景としての日本文化をアメリカの大学で発信するという、留学中ならではの貴重な経験をすることができました。

TAを担当していた日本語クラスでの最後の授業

メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

自分を変えるのは、環境ではなく自分だということです。私は大学1年次、留学に行くだけで成長することができると漠然と思っていました。

しかし、実際に留学してみると、環境は短期的なやる気やモチベーションになるだけであって、何か大きな壁に立ち向かう時に核となる自分の原動力にはならないことを実感しました。そのため、「どこで何をするにも、自分次第で状況を良くしていくことができる」という自信を得ることができました。

後輩へのメッセージをお願いします。

私が最も伝えたいことは、人生を変えるかもしれない留学を簡単にあきらめてほしくないということです。留学に行きたいと思った時、そもそも私は明治大学の留学制度について詳しくは知らず、サマーセッションと交換留学を組み合わせることができるとは思っていませんでした。

私の場合、その時点で英語のスコアも基準に程遠く、入学した時点でしっかり留学を意識している人だけが留学の切符を手にすると思っていました。しかし、自分次第でどうにでも状況は変えられると今は自信を持って言えます。何度も事務室に話を聞きに行き、自分で英語力も伸ばすことで留学を実現させました。

今つらい状況にあっても、留学で成長したいと思うなら絶対にあきらめないでください。今、自分にできる努力を一生懸命やっていれば、必ず道は開けます。また、このような留学のケースは明治大学では前例がないと思うので、留学を考えている人は、私に協力できることがあれば事務室から連絡をください。

一生忘れることのできないカリフォルニアの夕焼け
※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです
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