【留学どうだった?】「積極的な行動と懸命な努力は自分を裏切らないと知ったタイ留学」岡田紗弥さん
留学準備について
留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?
高校生の時に、国連で実際に話し合われている議題を、各国の大使の立場に立ってディスカッションを行う「模擬国連」という活動に参加していました。この模擬国連で環境汚染への取り組みや水資源に関する議題に触れたことがあり、各国の保有している科学技術の差が問題になりました。
そこから、日本以外の国ではどのように科学を学び、またそれをどのように役に立てているのかということについて興味を持ちました。
留学するために行った準備や勉強を教えてください。
出発前に半年間タイ語を学んでから留学しましたが、タクシーやミニバスの運転手さんは英語が話せないことが多く、支払うべき金額が分からなかったり、目的地にちゃんとたどり着けなかったりすることがありました。タイ語で簡単なコミュニケーションをとれるようにしておくとよいと思います。また、タイ語でコミュニケーションをとると現地の方は大変喜んでくれるので、勉強のしがいがあります。
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?
バイオテクノロジーを学ぶことができ、キャンパス内に学生寮が完備されている学校だったので選びました。
準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?
基本的な日用品はタイのコンビニで何でもそろいますし、タイは物価が安いので無理に日本から持参するよりは現地で買ってもよいと思います。タイは熱帯ですので年間を通して半袖で過ごすことができますが、直射日光が非常に強く、留学する時期と地域によっては夜は肌寒い季節があるので、長袖の上着を持っていくことをおすすめします。
留学生活について
留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?
目的は、タイで用いられている専門知識や文化を学び、実際に体験することで日本との違いを学ぶことです。また、英語やタイ語といった母国語ではない言語でのコミュニケーション能力を養うことでした。クラスメイトと積極的に交流したり、ディスカッションや研究活動に参加したりすることで、日本では学べなかった考え方や知識を学ぶことができました。
留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?
タイならではの経験
タイならではの経験をできるだけ多くしたかったので、放課後に行われる研究実験の見学や体験、学外でのイベントなどに積極的に参加しました。
タイ語でのスピーチに挑戦!
積極的にタイ語を学び、話していた私を知っていてくださった先生の勧めで、学期末に「どんな勉強をしたか」「どれだけタイ語が話せるようになったか」という内容のスピーチをタイ語で挑戦しました。
メッセージ
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
留学期間中、英語やタイ語をあまり上手に話せませんでしたが、私が積極的に学習し会話する様子を皆が見てくれていて、心優しく教えてくれたり、たくさん会話してくれたりしました。中でも、一人の友人が私と話をするために、苦手だった英語で会話や授業の説明をしてくれたことがとてもうれしかったです。
このように、懸命に努力をすれば必ず見てくれている人がいて、支えてくれる人がいると感じました。また、授業や実験を通して、クラスメイトとたくさんのディスカッションを行ったことで、自分の考えを相手に伝える方法や、意見を述べる積極性などが成長しました。
後輩へのメッセージをお願いします
留学は、自分がこれまでに持っていた視野や考え方とは違ったものを学ぶことができます。始めは慣れないことも多く不安もたくさんあると思いますが、積極性と努力は自分を裏切りませんし、たくさんの人があなたの支えになってくれるはずです。与えられたチャンスを生かし、留学を楽しみつつもしっかり学ぶことができれば、その経験は一生の宝物になります。
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