2021.10.25

【政治経済学部】水戸部由枝ゼミナール「ドイツ政治史やジェンダー・セクシュアリティ史などを中心に西洋政治史を学ぶ」


明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は政治経済学部の佐藤さんが、水戸部由枝ゼミナールを紹介してくれます!

ゼミ概要紹介

西洋政治史をメインテーマとする水戸部ゼミでは、世界史・社会学・ジェンダー研究に関する基礎知識を共有した上で、ドイツ政治史・社会史・ジェンダー/セクシュアリティ史を中心に、特に社会問題に焦点をあてて勉強してきました。

最初の授業で議論したテーマは「新型コロナウイルス感染症拡大が及ぼす政治・経済・社会的影響」でした。各ゼミ生が、国際秩序・地方自治体・食料・補償・ビジネス・失業・社会的弱者・ジェンダー・教育・ストレスといった視点から考え、その内容をパワーポイント資料にまとめ、これらの資料をもとにみんなで意見交換しました。

水戸部ゼミではこんなことを学んでいます!

私たちの代は「20世紀アメリカ・ドイツの“人種とジェンダー”の歴史」を研究テーマにしました。人種主義の根底をなす優生思想に着目しながら、アメリカとドイツの人種主義の共通点と相違点、ドイツ占領期(1945-49)および東西ドイツ時代に見る黒人兵士を介した両人種主義の交差、さらに黒人兵士とドイツ人女性の間の恋愛・婚姻、性暴力などを題材に、人種とジェンダーの関係性について考察しました。

その他、ゼミ生の中には、ナチス期から冷戦崩壊までの国家インテリジェンス体制に着目し、ドイツ諜報機関の活動と社会の関連性に関する論文を『政経セミナー』に寄稿したゼミ生もいます。

対面とZOOMを併用した授業中の様子

アピールポイント

水戸部ゼミでは先生がゼミ生のやりたいことを尊重してくださるので、いろいろなことに興味を持ち、学ぶことができます。また、ゼミの活動以外で挑戦したいことができたとしても、先生はもちろん、ほかのゼミ生も快く応援してくれるので、ためらうことなくさまざまなことに挑戦できます。

授業中も分からないことがあったとしても、先生やほかのゼミ生が助けてくれるので、緊張や心配をせずに取り組むことができるのがこのゼミの特徴です。

ゼミの雰囲気

いつも和やかで自由で笑いが絶えず、またお互いの個性を尊重し合うゼミなので、とても居心地がいいです。オンラインから対面授業に切り替わって直接顔を合わせるようになってからは、より一層緊張することなくコミュニケーションを取れるようになりました。

いい意味で緩い空気感を持つゼミですが、一方で課題をしっかりこなして授業に臨む、意見を率直に述べ合うなど、メリハリのあるゼミです。

集合写真

先生の紹介

水戸部由枝先生

水戸部先生は親しみやすくとても面白い先生です!そんな先生ですが知識が豊富で授業中は先生からたくさんのことを学ぶことができます。また、就職活動や卒業論文のことなど、なんでも優しく相談にのってくださるので、とても頼れる先生です。

私はこんな理由でゼミを選びました!

ゼミ試験直前の説明会が和やかで落ち着いていて、自分もこのゼミに入りたいと思える雰囲気がありました。さらに、ジェンダーや世界史などさまざまなテーマを扱っているので、自分が興味を持っていることを学べそうだと思いました。

自分の興味や関心の方向性が途中で変わっても、またゼミの活動以外で新しく興味がわいたことがあれば、ゼミで扱ったテーマにとらわれることなく自分の好きなテーマで自由に卒業論文を書くことができるので、このゼミを選びました。

水戸部ゼミあれこれ

男女比・人数

男性12人:女性13人=25人

OB・OGの主な進路先

国家・地方公務員(省庁、国税局、都道府県庁、区・市役所)、都市・地方銀行(みずほ銀行、りそな銀行ほか)、製造業(ダイキン工業株式会社、日本電気株式会社(NEC)ほか)、保険会社、人材派遣会社、制作会社、会計士、学校教員、大学院と、多くの分野で活躍しています。卒業後に看護師免許を取得したOGもいます。

名物ゼミ生

水戸部先生によると、とりわけユニークなゼミ生は私だそうです。そこで簡単に自己紹介します。私は3歳からダンスを習い始め、高校ではダンス部部長になり、勉強面でも関心を持っていたものが多かったので理系の道を選び、北海道大学を目指して頑張っていました。

しかし、高校3年生のときに文転し、明治大学政治経済学部政治学科への進学と同時にダンスサークルに入った頃に「自分らしい生き方」について真剣に考えはじめ、1年間の韓国留学を決断しました。ずっと憧れていたダンススタジオ「1million dance studio」で本格的にダンス技術を磨くためです。

ダンスレッスン中の一枚

この留学を経てようやく自信がついたので、卒業後は韓国で学んだ語学やダンス技術を生かし、ダンサーおよびダンスインストラクターとして活躍したいと考えています。現在は、大学の勉強を楽しみつつ、多くの人から力を借りながら、この新たな挑戦に向けて日々努力を続けています。

ゼミの情報を紹介してくれた方佐藤望恵子さん(政治経済学部4年・北海道札幌西高等学校卒)

紹介者(写真右)と水戸部先生

私の研究テーマ
「日韓にみるネット犯罪の過激化――デマ情報・誹謗中傷・N番部屋事件(韓国)」
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