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ようこそ研究室へ
2021.10.14

【農学部】乾雅史研究室「細胞への遺伝子導入や組織染色などの実験で、体の再生や発生に関わる生命現象のメカニズムを解析する」

教員学生ゼミ・研究室
明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は農学部の丹治さんと増田さんが、乾雅史研究室を紹介してくれます!

研究室概要紹介

皆さんは、私たちの体がどのようにして動いているか知っていますか?人の体の中では、筋肉が生み出した力を腱が骨格に伝えることで、複雑な運動が可能となっています。動物再生システム学研究室では筋肉や骨、腱などの運動器が正確に形づくられる仕組みに興味を持ち、細胞や胚、成体の組織などさまざまな材料を使って、いろいろな角度から形づくりの謎に迫っています。皆さんもこの未知の可能性を、一緒に探ってみませんか?

プラスミドの濃度を調整している様子

乾研究室ではこんなことを学んでいます!

私たちは、形づくりのメカニズムを解明するためのモデル動物として、主にマウスを使って研究しています。また、プラナリアやアフリカツメガエルなどでも実験を行っています。これらのモデル動物や細胞を使って、細胞への遺伝子導入や組織の染色、マウスのゲノム編集などさまざまな手法で実験を行い、筋肉の再生や骨折の治癒、筋肉と腱の結合など、体の再生や発生に関わる生命現象のメカニズムを解析しています。

マウス骨格筋の培養細胞から分化させた筋繊維の蛍光免疫染色
マウスの骨格標本

アピールポイント

私たちの研究室は一人ひとりがそれぞれのテーマを持っていて、自由に先生と議論しながら研究をすることができるという魅力があります。また、私たちの研究室では筋肉や骨などの断面を染色する実験が多いのですが、そういった実験の染色写真はとても画像映えするので、実験がうまくいくととても達成感が大きくてうれしくなります!

マウス胚で筋肉の遺伝子を染色した様子
プラナリアのの筋繊維を緑色に染めた様子

研究室の雰囲気

週に1回のゼミでは研究の進捗報告や論文の紹介をしており、活発な議論が行われています。一方で、研究室の雰囲気はとても和気あいあいとしていて、定期的に交流イベントも開催されています。全力で学び、全力で遊ぶ研究室です!

細胞培養の様子

先生の紹介

乾雅史先生

乾先生は、とても聡明で優しい先生です。研究室配属後は、私たちそれぞれの研究テーマだけでなく、それ以外の相談事に対しても多くの時間を割いてくれます。

私はこんな理由で研究室を選びました!

増田 大学での授業を受けるうちに動物についての興味が湧いてきました。中でも乾先生の動物再生システム学の授業で動物の形づくりに興味を持ち、この研究室に入室しました。研究を行う際には就職活動や大学院入学試験についても配慮してくださり、とても研究しやすい環境です。

丹治 私は、動物の形づくりの面白さや、一人ひとりがテーマを持ち、自分のアイディアを取り入れながら実験を進められる環境に魅力を感じ、乾研究室を選びました。実験は上手くいかないことも多いですが、面白い結果が出た時は大きな達成感を味わうことができます。

乾研究室あれこれ

男女比・人数

男性13人:女性10人=23人

OB・OGの主な進路先

大学院進学(内部・外部)、就職(食品関連、製薬関連、IT関連)

研究室の秘密道具・グッズ

「スキマツクール」
名前の通り隙間を作る道具です。電気泳動用のアガロースゲルにコームを差し込む際に、穴が貫通してしまうことがあるので、コームとトレーの間にこれを挟むことで隙間を作り、穴の貫通を予防しています。

「スキマツクール」と電気泳動のゲルの型
研究室の情報を紹介してくれた方丹治雅文さん(茨城県立緑岡高等学校卒)・増田光希さん(私立明治大学付属中野高等学校卒)(共に農学部4年)    

(写真左から)乾先生、丹治さん、増田さん

私の研究テーマ
丹治さん、増田さん共に「筋腱接合部の遺伝子発現解析」

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※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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