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ようこそ研究室へ
2021.09.21

【農学部】倉本宣研究室「野外調査を通して生物多様性を保全・再生し、人と自然との関わりの再構築を目指す!」

教員学生ゼミ・研究室
明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は農学部の岡さんが、倉本宣研究室を紹介してくれます!
種数面積曲線の調査をしている様子

研究室概要紹介

倉本研究室は、全員が「生物多様性を保全・再生し、人と自然との関わりを再構築する」というテーマのもと、フィールドに出ること、フィールドの現実に基づいて考えることを大切にし、自然や人と自然との関わりに関する活動や研究を行っています。メンバー一人ひとりが自分のテーマを持って研究活動に臨むため、メンバー同士がお互いの研究や活動に興味を持ち、自分が気付いたことや考えたことを相手に伝え、協力し合ってより良い研究を行っています。

倉本研究室ではこんなことを学んでいます!

植物の保全活動としては、多摩川から絶滅したカワラノギクの播種を行い、個体数をモニタリングしながら対応しています。動物の生態調査では、生田キャンパスにて、タヌキやコウモリ類の生活空間の利用状況について調査しています。長期休みには、研究室のメンバー全員で誰かの調査地や自然豊かな場所に行き、複数人数が必要な調査を行います。また、月に一度、外部の講師の方や現場で働いている方に、現在の自然についてお話を伺います。

多摩川付近でカワラノギクの保全活動を行っている様子

アピールポイント

倉本研究室は、研究内容があらかじめ決められているのではなく、自分で考えて行います。研究分野は、植物生態学だけでなく、動物生態学も調査することができます。そのため、自分の興味があることについて調査できるので、モチベーションを高く保って研究を続けることができます。野外調査がメインで、生田キャンパスをはじめ、山や海などさまざまな場所で各自調査をしています。

研究室の雰囲気

個人での活動が多い研究室ですが、長期休みにある全員で行う調査や観察会を通して、研究室のメンバーと親睦を深めることができます。上下関係が厳しくなく、先輩が後輩のために調査に関する講義を行ったり、3年生でも4年生の研究に対して意見を出しやすい環境です。

黒川農場のホタルの観察を行っている様子

先生の紹介

倉本宣先生

学生と対等の立場に立ち、研究内容について親身になって相談に乗ってくださいます。研究室のメンバーの一人ひとり異なる研究内容をサポートをしながら、先生ご自身の研究も進めていらっしゃるので尊敬しています。

私はこんな理由で研究室を選びました!

幼い頃に犬に興味を持って以来、動物に興味を持っていました。中学の頃に動物園でオオカミと出会って興味を持ち、オオカミに関する本を読み進めていく中で、日本固有種のオオカミが絶滅していたことを知り、衝撃を受けました。絶滅する動物がこれ以上出ないよう、動物とヒトが共存できる社会をつくりたいと思うようになり、倉本研究室のテーマが自分のやりたいと思っていることに重なる部分があったため、この研究室を選びました。

倉本研究室あれこれ

男女比・人数

男性13人:女性6人=19人

OB・OGの主な進路先

行政:4人、民間企業:10人、大学院進学:3人

研究室の情報を紹介してくれた方岡夏未さん(農学部3年・私立大妻高等学校卒)

紹介者(写真右)と倉本先生

私の研究テーマ
「明治大学生田キャンパスとその周辺におけるタヌキの環境利用」

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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