2021.12.10

【卒業生の今を紹介】株式会社毎日放送で活躍!三ツ廣政輝さん


協力してくれた卒業生三ツ廣 政輝さん(2018年経営学部卒業)

勤務先 株式会社毎日放送(マスコミ・アナウンサー職)
2018年3月、経営学部を卒業。同年4月、株式会社毎日放送に入社。現在、総合編成局アナウンスセンターに所属。入社4年目。学生時代は体同連軟式野球部の活動に力を入れていました。

現在の仕事について教えてください。

毎日放送という関西のテレビ局で、アナウンサーとしてTV、ラジオの仕事に邁進しております。TVでは水曜夜7時から関西ローカルにて放送している「魔法のレストラン」の進行を担当しています。ラジオでは主に野球中継の実況を担当しています。

現在(2021年12月)は、年末年始に行われる高校ラグビーの実況とハイライト番組のMCを担当することになっているため、通常業務と並行しながら高校ラグビーに向けて準備を行っています。

三ツ廣さんの1日の流れ[野球実況担当日] 

10:00 起床
11:00 出社
中継資料の準備を行います。
13:00 打ち合わせ
中継ディレクターと打ち合わせを行います。
13:30 退社し甲子園に向けて出発
14:00 甲子園着
選手の試合前練習を観察します。
17:30 マイクチェック
解説者と打ち合わせを行います。
18:00 実況開始
21:00 実況終了
22:00 帰宅

現在の仕事を選んだきっかけを教えてください。

中学2年次の道徳の授業がきっかけです。「将来の夢を語る」という授業の中で、アナウンサーになることを宣言しました。同級生には笑われましたが、先生は「夢は口に出し続ければ必ず叶う。言い続けなさい」と声をかけてくれました。今の私があるのは、その先生のおかげと言っても過言ではありません。

現在の仕事について,やりがいを感じるところはなんですか?

実況では、リスナーに球場の雰囲気を届けることにやりがいを感じています。球場の臨場感を届けるために、選手の表情やファンの皆さんの様子を細かく伝えるようにしています。

時には色の表現も盛り込み、リスナーの皆さんに色付きで球場の様子を思い描いてもらい、少しでも球場にいるような感覚になってもらえたらうれしいです。

試合前、練習を見ながら実況準備をしている様子

仕事をしていて一番うれしかったことは?

かっこつけずに本音を言うと、ダウンタウンの浜田さんと共演させていただいた時です。昔からテレビで見ていた浜田さんを前にして、もう心臓が口から飛び出しているかと思うくらい緊張していましたが、浜田さんにツッコんでもらった時のことは、今でも鮮明に覚えています。

コロナ禍で変わったことや苦労したことを教えてください。

実況の際に、選手の生の声を盛り込みづらくなったことです。今までは選手に直接取材をして、それを実況の中で伝えることを大切にしていたのですが、選手に直接話を聞くことが非常に難しい状況になってしまいました。現在はできる範囲内で選手の情報を集め、実況に厚みを出せるよう努力しています。

仕事におけるマストアイテムはなんですか?

「ストップウォッチ」は、ニュースを読む際には欠かすことができないアイテムです。おそらくアナウンサーにマストアイテムを聞いたら一番出てくると思います。そのくらい仕事には欠かせないもので、時間を気にせずにアナウンサーの仕事をすることの方が、圧倒的に少ないと思います。

三ツ廣さんのマストアイテム:「ストップウォッチ」

明大生に向けてメッセージをお願いします。

現役生の皆さん、自分がしたいことややりたいことを存分に楽しみ、学生生活を謳歌してください。これは何も無責任に「楽しんで」と言っているのではなく、それが就職活動に生きてくると考えているからです。やはり面接官の心にグッとくる話というのは、熱を持って話せることだと思います。自分の好きなことについては自然と力が入るものです。そこを大学時代に存分に楽しみ、深い話ができるようにしておけば、「鬼に金棒」です。

就職活動に向けて情報収集や企業研究することはもちろん大事ですが、自分が夢中になれるものへの探求心はぜひ忘れないでください。明治大学のOBとして、皆さんの今後の活躍を願っています!

担当しているTV番組「魔法のレストラン」収録の様子
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