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ようこそ研究室へ
2023.05.08

【文学部】高田幸男ゼミナール「中国を中心とした東アジア諸国・地域の近現代史に関する文献を講読し、活発な議論を通じて研究を深める!」

明大生が、所属するを紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は学部の河野さんが、高田幸男ゼミナールを紹介してくれます!
集合写真

ゼミ概要紹介

高田ゼミでは、主に中国を中心とした東アジアの諸国家・地域の近現代史に関連する文献を、高田先生の指導の下で講読しています。講読以外では、ゼミ生が研究しているテーマについて発表し、先生やゼミ生同士で質疑応答や意見交換などをする回(1回当たり3人ほど)があります。これらを通じて文献の講読力や研究力を養い、次年度での研究および卒業論文執筆の準備をしていきます。

高田ゼミではこんなことを学んでいます!

2022年度は、葛建時『留日指南』の講読を行いました。約90年前、中国から日本にする留がどのような手引書を読んでいたのか、そして中国側はどのようなことを留学生に伝えていたのかが分かる非常に興味深い史料でした。

また、来年度の卒業論文執筆に向けて、現時点で取り扱うことを検討しているテーマについて、各自が発表する機会も設けられました。現状での課題は何か、見通しはどうかなど、来年度に向けての準備を前進させることができました。

ゼミの様子

アピールポイント

「文献の講読」というと難しいイメージを持たれる方も多いと思いますが、高田先生がその文献の時代背景などを含めた丁寧な解説をしてくださるので、全く心配はいりません。もちろん予習は必要ですが、この予習も語学力(特に中国語)を向上させることができる大切な機会となります。

研究テーマの発表では、先生からの指導のほか、ゼミ生からの活発な質疑応答があります。自分一人では気付くことができなかった視点や新たな発見、さらなる研究内容の深化につながる貴重な時間です。

ゼミの雰囲気

まず、ゼミ生同士の距離が近いことが挙げられます。興味・関心が同じ分野の人たちで構成されているゼミですので、話をするうちに自然と仲良くなっています。また、お互いの研究テーマについて「もっと知りたい」という思いが強くあるので、それが情報交換や発表での質疑応答につながっています。

ゼミの様子②

そして、先生とのつながりも強いです。質問などにも気軽に応じてくださり、ゼミの前後には先生とゼミ生でさまざまな話題で雑談をしています。昨年の12月には、コロナ禍になって以来初めて大学から懇親会を解禁する旨が通達されたため、久しぶりに忘年会も行いました。

先生の紹介

高田幸男先生

高田先生は、主に19~20世紀の中国について研究されています。先生の指導はとても丁寧で、特に卒業論文で予定しているテーマの発表では、現状の課題を鋭く指摘してくださるため、非常にありがたいです。

ゼミ生の発表を聴く高田先生

私はこんな理由でゼミを選びました!

もともと近現代の中国や朝鮮半島に興味があり、その研究をやりたいという思いがあり、明治大学のアジア史専攻をしました。入学後も、1年次の基礎演習や大学でのさまざまな講義を通じて多くのことを学ぶにつれ、「もっとこの分野を研究したい」と思い、高田ゼミを選択しました。現在は高田ゼミで学んだことを生かし、卒業論文執筆のために、より一層研究テーマについて掘り下げていこうと考えています。

高田ゼミあれこれ

人数

15人ほど(2022年度)

OB・OGの主な進路先

アジア史専攻のOB・OGの進路は、中学・高校のや公務員をはじめ、学芸員やマスコミ関係、旅行会社、金融機関、進学などの幅広い分野に及びます。最近ではIT方面に進む人も増えているようです。

ゼミの情報を紹介してくれた方河野夏維斗さん(文学部4年・私立世田谷学園高等学校卒)

紹介者(写真左)と高田先生

私の研究テーマ
「東西冷戦期における中国・朝鮮の雑誌」

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