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留学生スタイル
2017.08.24

「日中友好交流の懸け橋になるのが夢」文 榕鐸さん

情コミ学生留学国際交流
日本への留学体験を紹介してくれた方情報コミュニケーション学部 文榕鐸さん

ryugaku05_14

出身国:中国(瀋陽市)

日本への留学を志したきっかけと、明治大学を選んだ理由を教えてください。

私が子どものころは、ちょうど『クレヨンしんちゃん』、『ウルトラマン』、『ドラゴンボール』など日本のアニメが地元のテレビ局でたくさん放送し始めた時期でした。その影響で日本のことが大好きで、マスメディアを勉強したい私は、日本への留学を志しました。また、語学学校に通っていたころに、明治大学と早稲田大学の野球の試合を見て、そこで明大生の愛校心が強く印象に残り、私も明大生になろうと決意しました。

明治大学の好きなところについて

明治大学のキャンパスで好きな場所はどこですか?

場所:駿河台キャンパスの食堂
理由:ご飯を食べながら、駿河台周辺のきれいな景色が見えるからです。

好きな授業を教えてください。

授業名:メディア言語論
担当教員名:小田光康先生
理由:活字メディアや新聞記事で使用される言語や、ジャーナリズムの文章術やその文法について勉強することができます。普段、政治や世界のニュースなどに無関心な私たち大学生にとって、ジャーナリストの世界を知り、新聞やニュースを読む習慣を付ける機会にもなります。

ryugaku05_2 ハチ公と一緒に撮影しました

日本で過ごしてみた感想

日本に来て驚いたところは?

日本に来て最初の頃に街を歩いていても、電車に乗っても、障がい者がよく目に入りました。はじめは、日本にはこんなに障がい者がいるんだと思いましたが、そう感じるのは、日本の障がい者に対する設備やサービスが良いからだと気付きました。中国では、設備などの不完備により、障がい者たちが家から出られないので、あまり見当たりません。

自分の国の学生生活と比べて、日本の学生生活で楽しいところ・大変だと感じるところはありますか?

楽しいところ:中国では、高校は朝7時登校、夜10時半下校で、大学も朝晩自習をしなければならないことに比べ、日本での学生生活は時間をはるかに自由に使えるところです。また、さまざまな国の若者と交流ができ、今まで狭かった視野が広がっていくのは新鮮で、楽しいと感じます。
大変なところ:日本語の勉強をはじめてまだ4年しか経っていないので、やはり日本語能力が不足していると感じます。また、日本の特有な文化や考え方を知らずに、ミスをしてしまうこともよくあります。

ryugaku05_6 1年生の時、情報コミュニケーション学部のスポーツ大会に出た同じクラスのメンバーです

日本で行ってみたい場所はありますか?

行ってみたい場所:富士山頂
理由:日本と言えば、やはり富士山がナンバー1ですね!日本にいる内に富士山に登ってみたいと思っていて、世界遺産の魅力を感じたいです。

日本の好きな食べ物と、苦手な食べ物があれば教えてください。

好きな食べ物:ラーメン
苦手な食べ物:お寿司(生ものが食べられないので、すごく残念です)。

好きな漢字(一文字)と、その理由を教えてください。

好きな漢字:「友」
理由:右手と右手で手を取り合う様子の骨古文から変化した漢字だそうです。助け合いがあってこそ、友になる。友だからこそ、助け合いをするのだと思います。

文榕鐸さんについて&メッセージ

将来の夢は何ですか?

日中両国は長年仲があまり良くなく、お互いに多くの誤解を持っているため、その誤解を解消し、お互いの良いところを両国の国民に教えたいので、日中友好交流の懸け橋になるのが夢です。

ryugaku05_13 2016年の明大祭に出店した中国留学生会メンバーの集合写真です

故郷の国の紹介や、自慢をしてください。

私は、中国出身です。中国についてはみんなきっと知っていると思うので、故郷の「瀋陽(しんよう)」について紹介したいと思います。瀋陽市は遼寧省の省都※であり、従来から東北地方の最大規模の都市であり、東北地方の経済・文化・交通および商業の中心地でもあります。「一朝(清王朝)発祥の地、二代帝王の城」とも言われ、中国国家歴史文化名城に指定されている観光都市でもあり、清朝の後金時代は北京の前の首都です。瀋陽は実際に日本との関わりがあり、昔の満洲国時期の中心地の奉天でしたが、今の日本の若者にはあまり知られていません。現在の瀋陽の人は、反日感情などはほとんど無いので、皆さんぜひ旅行しに来てください。

※省政府所在地が存在する都市

明大生へのメッセージをお願いします。

挑戦と向き合い、諦めずに「前へ」。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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