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世界で学ぶ!
2018.07.24

【留学どうだった?】「ハワイ大学の授業と、日本航空株式会社の海外インターンシップを体験した」濵田悠衣さん

明大生が、体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は、国際日本学部の濵田さんが、アメリカでの留学体験を紹介してくれます!
留学体験を紹介してくれた方濵田悠衣さん(国際日本学部3年)
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本人:写真左

もともと日本のさまざまな価値を見つめ直して伝えていくことに興味があり、海外ではどのようにそれぞれの土地の魅力を捉えて伝えているのかを、実際に自分で見て経験して肌で感じたいという思いから、留学を決意しました。人と話して、いろいろな生き方を知ることが好きです。

留学先 アメリカ ハワイ州 ホノルル(オアフ島)
大学名 ハワイ大学マノア校
留学プログラム名 ハワイ大学アカデミック・インターンシップ(※)
留学期間 2017年8月~2018年3月
出願時期 2016年12月ごろ

※ハワイ大学アカデミックインターンシップとは、以下①~③の内容を学ぶ8カ月間のプログラムです。
①ハワイ大学で、語学+インターンシップ入門講座(8月の約1カ月間)
②ハワイ大学で、観光学2科目を含めた履修(9月~12月の秋学期)
③ホテル、旅行会社、航空会社いずれかのインターンシップ体験(12月下旬~3月下旬の春学期)

留学準備について

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オアフ島の東側へハイキングに行ったときの1枚

留学を決めた時期はいつごろですか?

大学1年次の秋ごろです。入学時から国際日本学部の多彩な留学プログラムに興味を持っていて、このプログラムにしようと決断したのは出願直前でした。国際日本学部では2年次、3年次に留学をする人がとても多く、周りの雰囲気や、さまざまな体験談を聞ける環境も後押しとなり、留学することに決めました。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

1年次にTOEFL iBT、2年次にTOEICの対策講義をそれぞれ受講しました。また、授業の空きコマにキャンパスでネイティブの先生方が行っているオフィスアワーを利用し、日常的に英語に触れるように心掛けていました。 2年次の春ごろからは、同じプログラムの経験者や、国際日本学部の留からアドバイスをもらいつつ、住居の手配やお金の管理の仕方など、留学先での生活に向けて準備を始めました。

した語学試験があれば教えてください。

  • 入学時:TOEFL ITP 497点
  • 1年次秋:TOEFL-iBT 72点
  • 2年次夏:TOEIC 845点

利用した奨学金があれば、奨学金の名称と、そのメリットを教えてください。

国際日本学部 外国留学奨励助成金

GPAなどの条件が設けられている、アカデミック・インターンシップ留学者が利用することができる助成金です。

出願準備について

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ダイアモンドヘッドの頂上で撮影した1枚

出願準備として行ったことを、時期も添えて具体的に教えてください。

希望先大学の授業や、インターンシップ先について調べました。また、留学先で学びたいこと・経験したいことをリストアップし、それが「今まで→現在→これから」の自分にどのように関わっていくのかを言葉にしてまとめました。選考に向けての書類を書く際は、「私と留学」が題材のプレゼンテーションを作っているような感覚でした。

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由を教えてください。

海外の大学生活とインターンシップを共に体験できるこのプログラムに、入学当初から魅力を感じていました。観光学はもちろんのこと、さまざまな人種・化のるつぼといわれる土地柄のオアフ島では、興味のあったソーシャルワークの講義が有名だったことも、ハワイ大学を選ぶ理由の一つとなりました。

留学することが決定した時期と、選考方について教えてください。

留学が決定したのは1年次の冬(1月)です。12月頭に留学先の最終希望を伝え、同月半ばに選考書類の提出・面接があり、結果発表は約1カ月後でした。その後、各インターンシップ先によって、書類選考やSkypeでの面接があります。

留学生活について

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空港でインターンシップを共に行った明治大学の仲間と撮影

留学先で学んだ学問について教えてください。

  • 日本で学んでいる分野:英語、観光学、社会学、日本の伝統工芸・伝統芸能など
  • 留学先で学んだ分野:Travel Industry Management, Social Work, Second Language Studies

もともと視野を広げるために留学をしたいと思っていたため、違う分野に目を向けることは良い刺激となりました。特に、社会福祉の分野を受講したことによって、帰国後に社会学関連のゼミに入る決断ができたため、学んでみて良かったと思いました。

インターンシップ中の経験について教えてください。

3カ月間の日本航空株式会社(JAL)でのインターンシップは、主にチェックインカウンターでのサポートや通訳業務を担当しました。預け荷物にタグを付け、グランドスタッフとお客様の間に立ち、円滑なコミュニケーションが取れるようお手伝いをしていました。荷物を運ぶポーターの方や、ほかのエージェントの方とも積極的に会話をすることで、楽しんで仕事に取り組める環境づくりを心掛けました。

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことを教えてください。

自分で足を運び、多くの経験をするよう心掛けた

観光学を学んでいたこともあり、とにかく出かけ、自分で見て、感じて、たくさんの経験をするよう心掛けました。日本でいう定期券のような「TheBus Pass」を活用すれば、オアフ島中を走っている市営バスが乗り放題だったため、とても重宝していました。友人とハイキングやビーチへ行くことが特に多く、自然が大好きになりました。

映画館で現地の人との交流

地域のやお店に通い、現地の人との交流を心掛けました。行きつけの小さな映画館で日本映画が英語字幕で上映されている日は、「これはどういう意味?」「この字幕は日本語と全く同じ意味?」と地域の方々から矢継ぎ早に質問を投げかけられ、知らない人ともたくさん話したことが英語力を高めるトレーニングになったと思います。

シェアハウスでオハナ(家族)と過ごす文化を体験

住居の選択は自由だったので、寮ではなく「びびなび」という地域サイトで見つけたシェアハウスに住んでいました。オーナーの方が日々のボランティア活動(庭仕事や教会でのイベント運営など)に連れて行ってくれたり、季節の行事(感謝祭〈Thanksgiving day〉やクリスマスなど)があるたびに、みんなで集まってホームパーティーをしたりと、オハナと一緒に過ごす文化を肌で感じました。

メッセージ

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LGBTイベントに香港人の友人たちと参加し、本当の自分をさらけ出す勇気とパワーを間近で感じました

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

観光産業の発展と表裏一体である社会問題を学ぶきっかけを得て、とても良い刺激になりました。成長したと思うところは、留学生活を通じて、必要なことと必要でないことを見分けて時間を有効に使う力が付いたことです。また、出会った人々のアロハスピリットからは、人生をおおらかに楽しんでいこうという気持ちと度胸を身に付けることができました。

後輩へのメッセージをお願いします。

留学で学べることは、決して語学や専門分野の知識だけではありません。外国での未知の生活は、いろいろなきっかけで溢れていますし、どんな経験にも価値を付けられるのは自分自身だと思います。ぜひ気持ちをオープンに、心を動かすような経験をたくさんして、自ら人生の幅を広げてみてください。

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