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インターンシップ体験記
2016.12.19

西松建設株式会社(土木建築業界)『社会・業界・企業が欲しがる人物像を探るため参加を決意』

インターンシップの体験を紹介してくれた方学部3年 三島らすなさん

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インターンシップ先:西松建設株式会社

インターンシップに応募したきっかけを教えてください。

私はこの約3年間、主に保全生態学(現実の世界で野生生物の生育・生息環境をどう保全していくかを考える学問)とそれに関連する学問を学んできました。しかし、この学問は現在少しずつ社会での需要が高まってきているものの、まだ日本では認知度が低く、仕事に直結しにくいと感じ、「自分を欲しいと思ってくれる企業はあるのだろうか?」と不安に思っていました。そこで、就職活動が本格化する前に「社会・業界・企業が欲しがる人物像を探る」ことを目的に、インターンシップに参加することを決めました。農業土木関連の科目も受講してきたため、土木現場に興味を持ちました。そこで西松建設株式会社の施工管理の現場を体験できるプログラムに惹かれ、エントリーしました。

インターンシップではどのような経験をしましたか?

私が配属されたのは、大規模なシールド(道路を掘り進める機械)現場で、現場では作業着を着て主に測量をしていました。大学で学んだ測量の知識が役に立った経験でした。また、所長さんに自分の専門分野について話したところ、西松建設株式会社の中で「環境」に関わる仕事を紹介してくださいました。そのため、配属された現場以外にも、技術研究所・本社の環境品質本部などを見学させていただき、1つの会社の中の多様な職場を見るという貴重な経験ができました。

その経験を通して得たものを教えてください。

当初私が、認知度が低く仕事に直結しにくいと考えていた学問を生かせる職場があるということを知り、自信に繋がりました。同時に、そのような職場は自分で行動して見つけに行かなければならないという意識を持つようになりました。そのため、インターンシップ後は6社程の企業の方に面会し、企業研究をしてきました。インターンシップが契機となって、働くことに対する意識が大きく変わりました。

インターンシップ参加を検討している明大生へのアドバイス

「自分がどの業界・企業、そして1つの企業の中のどこで働きたいのか分からない」という人は少なくないと思います。私もその内の1人でした。そしてそれはインターネットやパンフレットだけでは判断できないことだと思います。結局のところ、企業は人の集まりです。そのため人は企業を表します。企業を知りたければ、その企業を支えている人と対面し、話を聞くと良いと思います。そして、森の中の1本の木からだけでは、森の全てを知ることはできないかもしれませんが、インターンシップで出会えるのは1人だけではありません。会社を支える人の集まりの1部を見て、その中に自分も一時的に参加することができるのです。そこにインターンシップの意義があると私は思います。「自分がどこで働きたいのか分からない」のは、「自分が働いている姿がイメージできない」からではないでしょうか。将来の仕事場のイメージをつかみたい!という方は、インターンシップに参加してみるのはいかがでしょうか。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです
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