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OB・OG奮闘記
2018.07.18

【卒業生の今を紹介】西日本放送株式会社でアナウンサーとして活躍!山崎達也さん

協力してくれた山崎達也さん(1982年学部卒業)

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勤務先 西日本放送株式会社 アナウンサー(マスコミ・アナウンサー)

1982年3月、商学部 商学科を卒業。同年4月、西日本放送株式会社に入社。現在、報道制作部兼報道業務部に所属。入社36年目。時代は旅行や、アルバイトに力を入れていた。

現在の仕事について教えてください。

瀬戸大橋をはさんで香川県、岡山県を放送エリアとする西日本放送株式会社のアナウンサーとして、現在は「DAZN」でJリーグのサッカー中継を担当しています。香川県の「カマタマーレ讃岐」のホームゲームが中心で、ビッグクラブと違い、クラブハウスや専用練習場を持たない地元チームの熱い戦いを世界に向け配信しています。ただ、「DAZN」の中継はホームだからと一方のチームに偏った放送はNGです。ピッチで繰り広げられるサッカーの醍醐味や迫力を、解説者と共にサッカーファンにお届けしています。

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「DAZN」サッカー中継前に、ピッチサイドでプロデューサー、リポーターと撮影した1枚

山崎さんの1日の流れ:「DAZN」中継日(14:00キックオフ)の場合

8:30 出社
9:00 会社発
9:50 スタジアム着
キックオフ4時間前にスタジアムに入ります。
10:00 音声チェック
放送席とピッチサイドのアナウンサーのマイクチェックをします。
10:30 中継スタッフ全体打ち合わせ
ディレクター、カメラ、音声、アナウンサーなど全てのスタッフが集まり、台本に沿ってゲームの流れやテーマなどの細かな打ち合わせを行います。
11:30 解説者打ち合わせ
軽い食事を取りながら打ち合わせします。
12:00 スタメン発表
メンバーチェックをします
12:15 両チームの監督到着
監督の収録です
12:45 オープニングリハーサル
中継がスタートしてゲームが始まるまでの部分についてリハーサルをします。
13:10 選手、中継の最終確認
13:50 「DAZN」中継開始
16:10 「DAZN」中継終了
16:15 間に合えば監督会見取材
16:25 選手取材
試合後ロッカールームから出てきた選手をミックスゾーンで取材します。
17:15 現場撤収
18:10 帰社
19:10 退社

現在の仕事を選んだきっかけを教えてください。

中高生のころは、ラジオの深夜放送やスポーツ中継が好きで、よく見たり聴いたりしていました。学生時代、旅行に行くようになり、就職も旅行会社にほぼ決めていましたが、「スポーツ中継とラジオができるよ」という一言で、今の仕事になりました。

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「ズームイン!!朝!」にてイースター島でロケをした時の1枚

現在の仕事について、学生時代に抱いていたイメージとギャップを感じるところはありますか?

アナウンサーは顔が出る仕事で、派手なイメージがありますが、スポーツ中継や報道番組などでは、かなり地味な取材や資料整理といった仕事の連続です。現場が好きな人にはお勧めです。

仕事をしていて一番うれしかったことは?

以前担当していた全国中継の情報番組では、放送終了後に問い合わせの電話回線がパンクしたり、紹介した場所に全国から大勢の人が訪れたりと、大きな反響を頂いたことが何度もありました。毎回、時間を掛け用意した情報が日の目を見ないケースも多い中、視聴者からのダイレクトな反応はうれしい限りです。

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「DAZN」中継で、解説者とオープニングリハーサル中の様子

一番つらかったことや苦労したことを教えてください。

入社して間もないころ、早朝のラジオニュース前に突然声が出なくなったことがありました。それ以後、生放送前の体調管理には気を付けていますが、今でも声が出にくい日はつらいです。

仕事におけるマストアイテムはなんですか?

うがい薬とのど飴

のどが厳しくなりそうだと濃いめのうがい薬でうがい、のど飴は新製品を見つけるとよく買います。

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ペンとノート、スケジュール帳、秒針やストップウォッチ付きの時計

現場での尺合わせ(決められた時間に合わせること)や中継には、とても役に立ちます。

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明大生に向けてメッセージをお願いします。

最近、アナウンス試験や新人アナの指導にあたることがあります。ネットの普及で情報収集には長けている人が多くなった反面、自分で考え、判断して行動する学生がやや少なくなっているようにも思えます。クリックして得られる情報は便利なものですが、学生時代の経験や体験から得た知識や情報はその人のストロングポイントとなり、就職活動の大きな力になることでしょう。全国のOB・OGは後輩の皆さんを応援しています。学生生活を思いっきり楽しみ、夢に向かって挑戦してください。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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