【卒業生の今を紹介】山陽放送株式会社でアナウンサーとして活躍!國司憲一郎さん
勤務先 | 山陽放送株式会社(マスコミ・アナウンサー) |
1995年3月、文学部 文学科 独文学専攻(現・ドイツ文学専攻)を卒業。同年4月、山陽放送株式会社(RSK)に入社。現在、報道部(アナウンサー)に所属。入社23年目。学生時代は放送研究会の活動に力を入れていた。
現在の仕事について教えてください。
山陽放送株式会社は、岡山県と香川県を放送エリアに持つ、ラジオ・テレビ兼営放送局です。アナウンサーとして、テレビ情報生番組「RSK4時なま」(毎日16:00~16:50放送)の司会を月曜日から水曜日に担当し、ラジオ番組は、朝のワイドショー「土曜番長」(毎週土曜日9:00~12:30放送)と、昼のワイドショー「あもーれ!マッタリーノ」(毎週木曜日13:00~16:30放送)の司会を担当しています。勤務日のすべてでオンエアにかかわっていて、まだまだ若い者には負けないという気概を持って、日々視聴者の皆さまに地域の情報を伝え、楽しいひとときを過ごしていただくための努力をアナウンサーとして続けています。
國司さんの1日の流れ
テレビの場合
出社時間は、取材場所などによって異なります。
午前中 | 取材テレビ情報生番組「RSK4時なま」の日替わりリポート。 |
午後 | 取材先から帰社後、カメラマンと編集作業 午後からはスタジオで仕事をします。 |
14:30 | リハーサル この間に新聞などで情報のチェックをします。 |
15:30 | 日替わりリポートの最終チェック |
15:40 | 着替え スタジオでは衣装が提供されます。 |
16:00 | 放送開始 |
16:50 | 放送終了 |
17:30 | 反省会と今後の打ち合わせなど |
ラジオの場合
昼ワイド(昼のワイドショー)と朝ワイド(朝のワイドショー)がありますが、毎週土曜日に担当している朝ワイドの場合を紹介します。
6:30 | 出社し、新聞各紙をチェック |
7:45 | 番組冒頭部分の録音 |
8:15 | 当日の打ち合わせ |
9:00 | 放送開始 |
12:30 | 放送終了 放送終了後は、雑務を行います。 |
現在の仕事を選んだきっかけを教えてください。
プロ野球が好きだったからです。巨人の中継を見ていて、実況のアナウンサーにあこがれたのがきっかけでした。
現在の仕事について、学生時代に抱いていたイメージとギャップを感じるところはありますか?
アナウンサーとはいえ、自分で取材先を探し、自ら取材し、用意された言葉ではなく自分の言葉で伝える、つまり、原稿を読むだけではないところです。自分で取材することで「生きた言葉」で伝えられるという一番大切なことを学べました。
仕事をしていて一番うれしかったことは?
- 取材先で出会ったさまざまな人たちの笑顔や声を、お茶の間に届けることができたとき。(アナウンサーの仕事で一番大切なことは、取材した人やスタジオのゲストが緊張せずに生き生きと話せる環境や雰囲気を作ることです)
- 街を歩いていると「いつも見ているよ」と声を掛けてもらえること。地方局のアナウンサーは、視聴者との距離が近いです。
- スタッフと頑張ったさまざまな番組で、視聴率が同時間帯1位になったとき。
- JNN系列局(TBSテレビ・ラジオ)のアナウンサーがしゃべりの技術を競う「アノンシスト賞」で、全国審査の結果、優秀賞と審査員特別賞に選ばれたこと。
一番つらかったことや苦労したことを教えてください。
自分の言葉で伝える難しさを感じます。新人のころ、表現力の乏しさから同じスパゲッティ―を3回食べたことはつらかったです。また、視聴率が伸びないときはつらいです。
仕事におけるマストアイテムはなんですか?
チェックのシャツです(いつの間にか定番になりました)。普段もほぼチェックのシャツを着ていて、数十着持っています。
明大生に向けてメッセージをお願いします。
自由な時間があることのありがたみは、在学中より卒業してからよく分かるものです。学生時代という恵まれた環境の中では、勉学、サークル活動、バイトなど、さまざまな事柄に没頭することができます。一番大切なことは、その時々で何に一生懸命になれるかです。何もしないことに一生懸命になっても良いでしょう(笑)。ただ、仮にアナウンサーを目指すとしても、実は専門学校でアナウンスメントを学ぶことより、年上の教授と話すことやサークル活動を通じて何かを運営すること、恋人に自分の気持ちをどう伝えるか考えることなど、さまざまな人たちと過ごす時間の方が、後々の人生にはとても大切なのです。何か分からないことがあれば、いつでも岡山に訪ねて来てください。オーオー明治!期待しています。
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