農学部食料環境政策学科の本所靖博研究室(環境資源会計論研究室)では、老舗の醤油メーカーである正田醤油株式会社(群馬県館林市)と、トカイナカヴィレッジ松本傳左衛門農園(神奈川県川崎市多摩区東生田)の協力のもと、川崎野菜を使った調味料の研究開発を2018年春から行います。
正田醤油株式会社の本社視察・工場見学の様子(4月6日実施)
本所研究室では、日本の食と農をめぐる諸問題について研究しており、地元・神奈川県川崎市の都市農業を舞台として、社会科学の視点から農家めしの研究やマルシェなどに参加し、実践的なテーマでゼミナール活動を行っています。
正田醤油株式会社の中でも国産原料にこだわり、「未来につながる食卓」を追求する「文右衛門蔵」ブランドのCSR活動と、本学の目指す方向性が一致したため、本所研究室と正田醤油株式会社の協働プロジェクトが実施されることとなりました。
ゼミ生たちによる農作業(5月11日実施)
協働プロジェクトの主な活動は、「伝統調味料の研究学習」、「川崎野菜での加工品の研究試作」、「加工品の販売促進マーケティング実践」です。
使用する野菜と試作場所は、トカイナカヴィレッジ松本傳左衛門農園から提供されます。
試作品は、本所研究室が参加するさまざまなイベントで試供・販売し、マーケティングデータとしてアーカイブ、レポート化する予定となっています。
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