「明治大学、83年ぶりの総合優勝!!」
2032年1月3日、この実況が日本中に響き渡ることを目指します。
明治大学創立150周年となるこの時こそ、全国60万人の校友、学生・教職員、父母、全ての明治大学駅伝ファンの悲願である、「箱根駅伝優勝」を手にする時です。
当プロジェクトは、その目標に向けた「ALL明治」による壮大なプロジェクトです。
これを実現するためには、全学を挙げた支援体制構築に加え、優秀な指導者の招聘、選手たちの情熱・奮闘、そして校友をはじめとした多くの皆様からの熱い支援が不可欠です。
2032年1月3日午後1時過ぎの東京大手町。地鳴りのような大歓声、そしてその大歓声にも負けない「お~お~、明治~!」の校歌が響き渡る中、本学10区のランナーが優勝のゴールテープを切る姿を想像してみてください。
そんな歴史的な瞬間を想像で終わらせることなく、現実となるよう、紫紺の誇りを皆様と共に繋ぎ、歴史的瞬間・伝説を共有しましょう。
何卒、当プロジェクトへのご支援・ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
当プロジェクト実現のため、まず全学を挙げた活動運営資金の支援を拡充します。
当該支援拡充により、メディカルサポートやトレーニング環境の整備、遠征・移動時の車両充実等を進めます。また、皆様からのご寄付も活用しながら、海外も含めた合宿・遠征費用のサポート等、これまで以上に高度かつ、充実した活動ができるよう支援します。
指導体制の充実を図るべく、2025年4月以降、以下の体制でチーム力強化を目指します。また、メディカルケアや食事等と含めた日常生活の取り組みも大変重要です。選手たちと寝食を共にし、きめ細かい指導にあたります。
駅伝部門新体制(着任日はいずれも2025年4月1日)
駅伝監督:大志田秀次(新任)
駅伝コーチ:射場雄太朗(新任)
パフォーマンス&サイエンスコーチ:三浦康二(新任)
チーフトレーナー:引網 善久(新任)
スカウティングマネージャー:西 弘美(留任)
管理栄養士:水口佳奈(留任)
有望な選手獲得に向けて、奨学金制度を拡充します。
明治大学は、学業とスポーツの高度な次元での両立により、多様な「個」を磨き、自ら切り拓く「前へ」の精神を堅持し、時代を変革していく人材を育成しています。
入学後の4年間、学生として、そしてランナーとして、充実した日々を送れるよう、全力でサポートします。
当サイトを随時更新・拡充します。今後、競走部ホームページとも連携し、ギャラリーページや動画、ニュースページ等の充実を図り、大会結果や日頃の練習風景等を随時発信します。
明治大学競走部は、1907年に創設され、明治大学の運動部の中で7番目に誕生しました。現在の拠点である八幡山グラウンド(東京都世田谷区)に移転するまでは淀橋柏木(現在の同新宿区)に運動場を構えていました。創設当初から環境整備と競技力向上に努め、1909年には400メートルトラックを整備し、多くの優秀なランナーを輩出。日本の駅伝競技の黎明期から、その発展を牽引してきました。
箱根駅伝はオリンピックマラソンランナーであり「日本陸上の父」と称される金栗四三氏の発案によって、1920年に誕生しました。「世界に通用するランナーを育てる」という大志のもと、現在まで続く東京・大手町から箱根・芦ノ湖までの往復約200kmを舞台とした長距離駅伝が始まりました。
初回大会には「オリジナル4」と呼ばれる明治大学、早稲田大学、慶應義塾大学、東京高等師範学校(現・筑波大学)の4校が参加。その歴史的なレースで明治大学は惜しくも最終10区で逆転され2位に終わりました。しかし、翌1921年の第2回大会では、9区で劇的な逆転を果たし、初の優勝を手にしました。
明治大学競走部は、箱根駅伝の創設期から活躍し続ける伝統校です。戦前・戦後を通じて数々の輝かしい記録を刻んできましたが、最後に箱根駅伝で総合優勝を果たしたのは1949年(第25回大会)です。その後、優勝からは遠ざかり、1974年(第50回大会)の出場を最後に、10年間の箱根駅伝不出場という苦難の時期を迎えました。その後、1984年(第60回大会)に復帰を果たし、本大会出場とシード権獲得を目指して挑戦を続けました。
1992年(第68回大会)から再び低迷期に入り、本戦に出場できない期間が長く続きましたが、2005年(第81回大会)に14年ぶりの本戦出場を果たし、2011年(第87回大会)から2015年(第91回大会)まで安定的にシード権を獲得。しかし近年では2020年(第96回大会)の6位入賞が最高成績で、その後は徐々に順位を落とし、2025年(第101回大会)では本戦出場を逃すという悔しい結果となりました。
近年の箱根駅伝は、各大学とも科学的トレーニング、高度な戦略、高地トレーニング、最新シューズ技術などを駆使し、超高速化が進んでいます。もはや学生スポーツの枠を超えた熾烈な戦いとなり、大学をあげた総力戦なしには勝利をつかむことが難しい時代となっています。
この現実を受け止め、明治大学は2025年1月、競走部への支援を大幅に強化することを決定。新たに「紫紺の襷プロジェクト~Mの輝きを再び~」を立ち上げ、駅伝界の頂点を目指します。2025年4月1日からは、大志田監督をはじめとする新スタッフ体制が始動し、1949年以来の総合優勝を目標に掲げます。
110年以上にわたる伝統を背負いながら、明治大学競走部は新たな時代へと挑みます。栄光の歴史を誇りに、そして未来への希望を胸に、紫紺の襷をつなぎ続けます。
練習拠点となる明治大学八幡山グラウンドは京王線八幡山駅から徒歩12分ほどの場所にあります。本学の4つのキャンパス(駿河台・和泉・生田・中野)のいずれにもアクセスが良く、学業との両立がしやすい環境となっています。そのため、実験・実習授業が多い理工学部や農学部所属の部員も多く在籍しています。
同グラウンドには、全天候型400mトラックが整備されています。また、近隣の公園や多摩川河川敷等も主な練習場所となります。
2025年度からは、移動用のバスを導入し、近郊にある起伏に富んだコース等での練習を強化します。
八幡山グラウンドでは、本学卒業生の岡本直己選手(中国電力)や阿部弘輝選手(住友電工)等、世界を目指す日本のトップランナーも学生時代にトレーニングしてきました。
また、同グラウンドにはラグビー場やサッカー場等も併設されており、日本一、そして世界を目指す各運動部の選手たちが切磋琢磨するとともに、お互いの活躍が大きな刺激となっていることも、他にはない特徴です。
2023年に、八幡山グラウンドのすぐ横に新しい合宿所が竣工しました。居室には学習スペースもしっかりと確保されており、部員は学業との両立を図りながら、日々研鑽しています。また、合宿所にはトレーニングルームやミーティングルーム等も備わっています。食堂では管理栄養士(スポーツ栄養士)が監修したアスリート専用の食事が提供されます。
2025年度からは、食事やトレーニング機器の充実等、一層の強化を図ります。