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2017.07.19

【理工学研究科】矢崎成俊ゼミナール「数学を‟体感”する」

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ゼミ概要紹介

移動境界問題の数理解析や数理実験を専門としている矢崎成俊先生の指導のもと、さまざまな現象を数学的側面から探求、解析しています。身近にある「不思議」に対して、それを解明するための数学を学んでいます。

矢崎ゼミではこんなことを学んでいます!

何を学ぶかは、基本的には自由です。それぞれが興味を持った分野や現象に対して、本を読んだり実験をしたりすることによって、それぞれの目標に向かって学習を進めています。毎回のゼミでは、おのおのが学んだ内容を発表し、その内容について議論をしています。私自身は、砂鉄や磁性流体に磁石を近づけた際にできる模様や形に興味を持ったので、その解析を進めていくための数学的な考え方や、数値計算の技などを学んでいます。

kenkyu41_1 ゼミの様子

アピールポイント

数学の面白さをまさに「体感」できる研究室です。数学科としては珍しい、実験をすることが多い研究室で、実験を通じて、自分たちが学んできた数学が実際にどのような現象として現れているのかを体感することができます。また、学年に関係なく、皆の仲が良いこともこの研究室の良いところです。新しく配属になったや研究員の方が居れば、その都度歓迎会を催しています。先生の人柄もあり、他大学との交流も深いです。

kenkyu41_15 実験中の写真

ゼミの雰囲気

いつも和やかな雰囲気に包まれています。しかしその中でも、皆が自主的に、そして意欲的にそれぞれの学習を進めています。学年ごとに時間を決めてゼミを行っていますが、他学年の時間でも顔を出し、お互いの研究内容について議論を交わしています。自由な部分の多い研究室だからこそ、おのおのの自主性が育まれていく研究室です。

kenkyu41_2 ゼミの様子

先生の紹介

矢崎先生はとても優しく、ユーモアがあり、誰からも慕われる存在です。それでいてお茶目な一面もあり、学生とともにテニスをすることもあります。広い人脈を持っていて、私たちにもさまざまな方と関わる機会を与えてくれます。

kenkyu41_6 指導中の矢崎先生

私はこんな理由でゼミを選びました!

私はを目指していることもあり、「誰もが直観的に面白いと思える数学」を探し求めていました。それを学べる研究室だと感じたことが、この研究室を選んだ一番の理由です。学部1年の時に「ゼミナールA」というがあり、そこで初めてこの研究室のことを知りました。ねじ曲げた針金に張った石鹸膜はどのような形になるのか?氷の結晶はどのように成長していくのか?など、さまざまな自然現象を数学的に解明していくということに、衝撃を受けたのを今でも覚えています。

kenkyu41_11 紹介者の下地優作さん

矢崎ゼミあれこれ

男女比・人数

Bachelor 男性2人:女性2人=4人 Master 男性4人:女性0人=4人 Doctor 男性2人:女性0人=2人

OB・OGの主な進路先

進学、学校教員、コンサルタント、SE、

研究室の秘密道具・グッズ

浮沈子:実験対象の1つです。ボトルの広い面を押すと浮沈子が浮き、狭い面を押すと沈むという不思議な装置です。
コーヒーメーカー:OBからの先生への贈り物です。これで入れたコーヒーを先生はいつも飲んでいます。
その他小物:すべて何かしらの実験に用いる物たちです。

名物ゼミ生、OB・OG

飯島君:学部4年生の成績優秀者です。吹奏楽で全国大会レベルの実力の持ち主です。
上形さん:博士後期課程で研究を進めている方です。実家がお寺で、修行を終えて研究室に戻りました。

ゼミの情報を紹介してくれた方学研究科 数学専攻 博士前期課程1年 下地優作さん

kenkyu41_13 紹介者(写真右)と矢崎先生

私の研究テーマ
「磁場の影響により常磁性体が作る模様の解析」

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです
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