
明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は国際日本学部の金野さんが、藤本由香里ゼミナールを紹介してくれます!
ゼミ概要紹介
藤本ゼミでは、マンガ・アニメ・ゲームをはじめとしたサブカルチャーを主な研究対象としています。ゼミ生それぞれが自分の興味・関心に合わせて、発展の過程、市場の変化、表現の変遷、国際比較、ジェンダー批評など、さまざまな角度からサブカルチャーについて学びを深めていきます。
藤本ゼミではこんなことを学んでいます!
3年次の春学期は、藤本先生がゼミ生の興味・関心に沿って選んでくださった課題図書を読み、それに関連したテーマを各ゼミ生が決めて、調査・発表とディスカッションを行います。秋学期は、就職活動を見据えて、具体的な仕事とその国際性についてマンガやアニメなどのコンテンツをベースに調査・発表します。4年次は、卒業論文の準備と執筆が主な活動です。学年を問わず、活動の内容によっては修士・博士課程の院生に協力してもらうこともあります。

アピールポイント
私たちが普段の生活で楽しんでいるマンガ・アニメ・ゲーム・ドラマ・音楽といった、本当に身近なコンテンツについて真剣に研究できる面白さは大きな魅力です。また、藤本ゼミには留学生も多く、コンテンツの普及の状況やファン文化など、教科書や文献には載っていない最新カルチャーの国際比較が盛んに議論されている点においても、刺激的で豊かな環境だと感じています。ゼミの集大成として開催・制作している卒論発表会・卒論集は、毎年高い評価を得ています。

また、学外・学部外での活動も積極的に行っており、2024年度は大学受験情報誌『螢雪時代』2024年7月号(旺文社)への特集記事掲載や、情報コミュニケーション学部創設20周年記念イベント「性別の壁を越えて~『虎に翼』から女性活躍を考える」への登壇などがありました。
ゼミの雰囲気
和気あいあいとした明るい雰囲気の中で活動を行っており、ディスカッションも活発に行われています。自信を持って楽しいと言えるゼミですが、それはゼミ生一人ひとりが自分の興味や疑問と向き合って真剣に調査・発表を行う姿勢がその土台となっているので、日々の活動を通してしっかりと学びを深めることができます。

先生の紹介
藤本由香里先生
藤本先生は、マンガ研究やジェンダー批評の第一線でご活躍されている先生で、株式会社筑摩書房の編集者として多くの書籍を手掛けられたご経験をお持ちです。明朗快活でバイタリティーあふれる研究者であると同時に、私たちゼミ生に親身になって寄り添ってくださる優しい先生でもあります。
私はこんな理由でゼミを選びました!
高校生の頃、大学で学びたい複数のテーマ・分野の中で最も強く関心を寄せていたものが「大衆的なメディア・コンテンツに表出するジェンダー観について」でした。社会に浸透し日常的に遭遇するジェンダー観・ジェンダーギャップを身近なコンテンツから捉え、社会を生き抜くための知識と力を身に付けたいと考えていたため、国際日本学部を受験した最大の決め手は藤本ゼミであり、入学した時点で藤本ゼミを志望していました。
藤本ゼミあれこれ
人数
演習A:2人、4年次:7人
OB・OGの主な進路
東映アニメーション株式会社、株式会社バンダイ、株式会社バンダイナムコピクチャーズ、JICA(国際協力機構)、株式会社ハピネット、株式会社一迅社、株式会社タトル・モリ エイジェンシー、株式会社長谷工コーポレーション、清水建設株式会社、株式会社三井住友銀行、公務員、鶴岡八幡宮、四季株式会社(劇団四季)、楽天グループ株式会社、株式会社JALスカイなど
紹介者(写真右)と藤本先生
私の研究テーマ
「物語を駆動する『死』の表象とジェンダー観」(暫定)
Meiji NOWでは、Xアカウント(@meiji_now)で日々の更新情報をお知らせしています。Xをご利用の方は、以下のボタンからMeiji NOW公式アカウントをフォローして、情報収集にご活用ください。
※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです