
明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は農学部の長谷さんが、田畑亮研究室を紹介してくれます!
研究室概要紹介
植物は動物と違って自分で自由に動くことができません。動けない植物はどのようにして環境ストレスを乗り越えているのでしょうか。田畑研究室(植物環境制御研究室)では、植物ホルモンを介した根と葉の間の器官間コミュニケーションに着目して、植物の栄養獲得戦略や環境ストレス応答の仕組みを解明することを目指しています。特に、植物の持つ多様なホルモンの中で、ペプチド分子に焦点を当ててその多様な機能を理解し、応用することを目標としています。
田畑研究室ではこんなことを学んでいます!
田畑研究室では大きく分けて二つの研究を行っています。まず一つ目は、植物が土壌中に不均一に存在する栄養(特に「鉄」栄養)を、どのようにして効率良く獲得しているかに注目し、ペプチドホルモンを介した器官間コミュニケーションの仕組み解明を目指しています。二つ目は、植物が持つ多様な環状ペプチド群の植物体内における存在意義や、環境ストレス応答における機能について、解析しています。

アピールポイント
田畑研究室では、植物科学において新しい研究分野であるペプチドホルモンに関する領域の研究をすることができます。自分で新たな発見をするという貴重な体験を、先生方の手厚いサポートを受けながらすることができる点が魅力です。2024年度に設立されたばかりの研究室なので、実験室がとてもきれいです。また、企業や他大学との共同研究を活発に行っているため研究テーマが多くあり、自分が興味のある研究ができます。
研究室の雰囲気
和気あいあいとした雰囲気の研究室です!毎日のように研究室に寄って実験をしたり、居室を自習室のように使って課題や勉強をしたりしています。みんな仲が良く、イベントには全力で取り組み、休憩時にはお菓子を食べながらおしゃべりしています。また、実験は先生と相談しながら進めるので、分からないところがあればすぐに聞くことができます。先輩や先生とのコミュニケーションが取りやすい楽しい研究室です。

先生の紹介
田畑亮先生
研究室紹介でお話を聞いた際、コアタイムの長さなどから厳しい先生なのかと思っていましたが、配属後に接してみるととても優しい先生でした。ちなみに先生は、その時の説明では少し言いすぎたかなと感じておられるそうで、私たち学生の生活スタイルに合わせて臨機応変にやっていきたいとお考えだそうです。
私はこんな理由で研究室を選びました!
もともと植物ホルモンに興味があり、植物系の研究室に入りたいと考えていました。研究室紹介の際に聞いた植物の窒素欠乏に対する応答反応がとても面白いと感じ、この研究室に興味を持ちました。設立されたばかりの研究室で先生もどのような人か分からず入室前は不安もありましたが、実際に入ってみると先生は優しく、今やっている研究テーマも面白くて実験が楽しいので、この研究室を選んで良かったと思っています!

田畑研究室あれこれ
人数
3年次:8人、4年次:7人
研究室の秘密道具・グッズ
研究室の棚や仕切りの上にキャラクターのぬいぐるみやミニチュアフィギュアが並んでいます。みんなでかわいく見えるように並べたお気に入りたちです。
紹介者(写真中央)と田畑先生
私の研究テーマ
「植物の新規環状ペプチドシグナリングの探索、シクロチドの機能解析」
Meiji NOWでは、Xアカウント(@meiji_now)で日々の更新情報をお知らせしています。Xをご利用の方は、以下のボタンからMeiji NOW公式アカウントをフォローして、情報収集にご活用ください。
※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです